【嵐よういち・海外裏ロード】高山バカ女
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その女と初めて会ったのは、ペルーリマにある日系ペンションのサロンだった。
俺と後輩のオガミノ君はその日、イキトスというアマゾンの玄関口の街から戻ってきて、サロンで他の日本人旅行者4名程とアマゾンの話などをしていた。
俺の横にその女は座っていたのだが、アルマジロやナマケモノの肉を食べた俺の話を他の旅行者は楽しく聞いてくれているのに、その女だけは目をつむって耳を塞いでいる。俺の横でそれは失礼であろう。その行動自体、何だかオカしいのであるが、一応俺は
「ごめんね。気持ち悪かった? 」と気を使っていた。
この女の旅の日程はペルーに1週間だけである。リマに到着した翌日にクスコに移動して、それからマチュピチュに3日間いるそうである。マチュピチュみたいな小さな町にそんなに滞在するのも珍しい。

更に女は、俺がアマゾンでアリに刺された醜い跡を見せると、ウンコにたかるウジ虫を見るような目でその跡と、俺を交互に見始めた。なんと失礼で、常識を知らないというか、普通だったら「大変ですね」とか嘘でもいいから気を使っていろんなことを言ってくるだろう。
この女の顔は、お嬢様風で、黙っていればカワイイ。残念美人って奴だ。勝手に『高山バカ女』と名付けよう。
この翌朝、俺はクスコに移動する為、朝7時5分にサロンでコーヒーを飲んでいた。予約してあるタクシーは7時30分に来てくれる。
7時10分に他の日本人男性2人がリュックを担いでやってきた。どうやら3人で空港まで移動するようだ。
すると2階の部屋から『高山バカ女』が出てきて
「ブエナス・ディアス{おはよう}」と声をかけてきた。
女もクスコに行く日だと知っていた俺は、彼女が違う時間にタクシーを予約しているものと思っていた。
女は下に降りてきて歯を磨き始めた。俺が
「何時のタクシーで空港に行くの?」と尋ねると、驚いたことに
「7時30分です」と応える。
時計を見ると7時14分である。俺を含めて3人はもう準備万端であるが、間に合うのかよ。
他の2人の日本人も「大丈夫か、この女?」みたいな顔をしている。女は寝坊したわけでもなさそうだし、急いでもいない。
7時30分少し前に宿の女主人Hさんが
「もうそろそろタクシーに乗り込んで下さい」と言うので3人は乗り込むが、『高山バカ女』はやってこない。俺は8時まで空港に用事があって行かなくてはならないので迷惑だ。
5分遅れて女がやってきた。
「うん?!!」
女の持ち物が妙だった。

1・小さいリュック
2・肩からかける小さなカバン
3・ボストンバッグ{小さめ}
4・コンビニの大きめなビニール袋

この4つを持っているのだ。俺はかつてこんなにカバン等を持ち歩いている旅行者を見たことがない。
他の日本人も「荷物を一つにまとめればいいじゃない」と俺に言ってくる。
『高山バカ女』は俺らに遅れたことを謝りもせず、タクシーに乗り込んだ。
車は走りだし、俺は女とこれから行くクスコの話などをしていた時だ。
「クスコに到着した後、ハードみたいだけど、高山病に気をつけてね」と言うと、女は
「ハーハーハー、たくさん空気を吸うから大丈夫です。ハーハーハー」と深呼吸を始めた。
絶対に友達になれないタイプである。

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クスコに到着した俺は一人でホテルにチェックインした。俺はそこで新太郎という仲間と合流した。
その晩、ガイドブックにも載っているレストランに行った。新太郎には『高山バカ女』の話はしてあった。食事を済ませ、会計を終えて俺らは立ち上がった。うん? 『高山バカ女』が窓側の席に一人で座っているではないか。この女は明らかに俺のことを意識しながら反対に視線を向けている。それにしても不思議な女だ。普通だったら向こうから「また会いましたね」とか話しかけてきて情報交換などをするものだ。
このまま俺が無視するのもオカしいので
「あれ、また会ったね」と声をかけると、女は笑顔で
「あー気が付いてくれました、良かった」なんて言っている。
新太郎が女を見た第一印象は「カワイイ」だった。俺は女に
「いつ日本に帰国するの?」と尋ねた。
普通であれば具体的に日にちを言うなり、曜日を言うと思うが、この女はいきなり指を折りながら数え始め、薬指を示しながら「ココです」と言った。

〇観光の日

マチュピチュ観光の日がきた。オガミノ君も一日遅れでクスコ到着して、新太郎と3人で日帰り観光に行くことにしたのだ。
朝5時半、まだ暗いうちにホテルを出た3人は、タクシーでオリャンタイタンボ行きのバス停まで行った。そこから二時間後、オリャンタイタンボ駅に到着した。ここからマチュピチュ駅まで列車で行くのだ。
駅は観光客で一杯であった。1時間ぐらいそこでコーヒーなどを飲んで時間を潰していると、俺らが乗る列車がホームにやってきた。
そろそろ乗るかなと思っていると、新太郎が
「嵐さん、あの女ですよ」と言ってくる。見ると、荷物を4つ持ち、スッピン姿の『高山バカ女』が俺達3人を避けるように列に並んでいた。普通の人だったら手を振るなり、何かアクションをとるはずだが、この女は他の乗客に隠れるようにして俺達を意識しながら姿を見せないようにしている。時おり、人影から俺らを伺う。プレリードッグかよ。

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俺たちはマチュピチュ観光を終え、バスに乗ってマチュピチュ駅に降りた。そこで1時間ぐらい帰りの電車を待つために暇を潰さないといけないので、レストランに入り、外のテーブルに陣取ってコーヒーを飲んだ。
このレストランは川沿いにあり、雨が降っている為、川はとんでもなく速い流れで少し恐くなる。ここからはマチュピチュ観光から戻ってくるバスが見える。
俺らは何気にバス停に目をやると、『高山バカ女』がバスから降りてきて、線路沿いを歩き始めた。驚いたのはカバンを4つ全部持ったまま観光していたようなのだ。
彼女がこっちに振り向きそうになったので、俺たちは慌てて隠れた。

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嵐 よういち
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旅行作家、旅行ジャーナリストをやっています。
代表作は、海外ブラックロード・シリーズ。
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