【嵐よういち・海外裏ロード】シュウさん、ニーハオマー事件
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ブラジル・サンパウロにある俺の常宿から歩いて5分の所にチャイニーズレストランがオープンした。

そこはいつも人が溢れていて、通るたびにガラの悪い中国人の男たちが外でプカプカとタバコを吸っている。ブラジルでは屋内で喫煙が出来ない。その規則を破ると、店側は一回目に警告をくらい、二回目で営業停止になってしまうらしい。
この店はどの時間帯でも店の前を通ると満員である。客は中国の労働者風で、ブラジルに来たばかりのような風貌が漂っている人達だ。それに、店の前で駐車場に誘導する二人の褐色の肌の男達がマフィアの用心棒のようなツラをしている。一人は元空手家のウイリー・ウイリアムスみたいにヒョロリと背の高い男で、もう一人はメキシコのレスラーのような『豆タンク』みたいな体つきの40歳位の男である。一体、この店はどうなっているのか凄く気になったので夕食を食べにいくことにした。
一緒に食べに行くメンバーは、オガミノ君、メキシコのカンクンに住んでいるカンクン氏、日系アメリカ人のジュン、俺を含めて4人である。
主役のシュウさんのことを簡単に説明しよう。彼は俺の兄貴分で、2003年にサンパウロで知り合った。俺の4つ年上で、元ダンサーでトレーダーをしながら世界を旅している、とても格好良く、リッチな人なのだが、頭が少し飛んでいる。リオデジャネイロの野外コンサートで強盗にカメラを奪われた時にはブチ切れて、力ずくで奪い返してしまうような狂った面をたくさんもっている、俺の読者にも有名な人だ。{シュウさんが収録されているのは、拙著・海外ブラックロードーーー最狂バックパッカー版、海外ブラックマップ、南米ブラックロード、海外ブラックロードーー南米地獄の指令編、ブラジル裏の歩き方}

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このシュウさんもチャイニーズレストランに誘ったのだが、「食べたくないから行かない」と断られる。
俺ら4人は満員に近い店内に入った。通された席は4人席なのだが、それにしてもどいつもこいつも大声で話していてうるさいったらありゃしない。店員の声も聞こえないし、仲間同士で会話もできない状態だ。一番大きな卓には20人位の中国人ファミリーがいて、これ以上は大声を出せないだろうという声で話しまくっているのだ。中国人以外の客はいないようだが、どの席もこんなに大声で話す必要性はあるのであろうか? もしもこのレストランに大好きな女を連れてきたら、二人の愛はそれ以上の発展は望めないだろう。
俺ら4人は少し後悔しながらも注文した。いつもこんなに混んでいる店なのだから、店内はうるさくても味は一流だろう。
一品目。大皿に麻婆豆腐。
食べてみた。
それはただ辛いだけで、豆板醤の味しかしない。俺が作った方が美味いのは確かだ。俺は世界中のチャイニーズレストランで麻婆豆腐を食べてきたが、間違いなくワーストだ。どうしてこんなクソ不味いものを出すレストランがいつも混んでいるんだろう?
客層をよく見ると、香港の路地裏で安いラーメンをススっていそうな人達で、女もアカ抜けていない感じだ。少なくとも最近移民してきた人達に違いない。
店主はレジにいて、35歳ぐらいの小太りで「中国の富裕層」のような体型をしている。目つきは悪く、「裏のニオイ」がプンプンする。この男は時おり外に出てタバコを吸いながらガラの悪い客と話し込んでいる。
二品目は豚肉と野菜炒め。
そんなに不味くはないが、なんだか素人が作っているような料理だ。俺らは料理が期待していたのと違うのと、店内のうるささにウンザリしていた。

〇シュウさん参上

俺らは後からきた料理もどうにか食べて、会計の為にレジに向かった。すると、入り口の方から一人の変な男が・・・・・・。
それはシュウさんであった。意味がわからないのだが、彼は中国の人民服を着て、ゴーグルのようなサングラスをしている。不気味なのは、俺が話しかけてもニヤッと笑いながら何も返事がないことだ。
俺らがレジで金を払い終えた時、いきなりシュウさんの口から大声で
「ニーハオマー・ニーハオマー」と絶叫がした。
一体なぜ突然絶叫するのであろうか。俺達4人は一緒と思われたくないから無視して店を出ようとした。だが、シュウさんの暴走は止まらない。いろんな方向に日本語訳で
「中国万歳!」「素晴らしき中国人達よ、友好を結びましょう」と大声で。
席に座っている中国人達を見ると、ゲラゲラ笑っているか、無視をしている。
俺達4人は外に出たが、狂ったシュウさんも俺らの後についてきた。
兄貴分とはいえ、さすがにこれは注意した方がいいと思った時に事件は起こる。

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〇乱闘

店を出て10歩ぐらい歩いた時だ。
小太りの店主が店から出てきてシュウさんに
「お前!何者だ!!いいかげんにしろ、コノヤロー、ちょっと来いよ」と怒鳴りまくっている。まあ、その位のことは俺も予想していた。シュウさんは逃げるなり、謝るなりすればその場を収めることが出来たと思うが、この人は普通の人とは違う。
「腐れマ〇コ野郎!俺は悪いことなんてしていない。引っ込みやがれ!」と言い返す。
シュウさん以外の俺ら4人は面倒なので足早に進む。すると店主は店の前にいた用心棒の『ウイリー・ウイリアムス』と『豆タンク』に何か叫んだ。その時だ。その用心棒2人と、どこから来たのか、もう一人、褐色の肌をした中肉中背の男の3人がシュウさんの所に走って行き、シュウさんを捕まえた。そして3人は大声で叫びながらシュウさんを持ち上げた。これは大変である。
シュウさんはブチ切れ
「お前ら、何しやがるんだ! 俺は何もしていない」と大声で叫ぶ。
『ウイリー・ウイリアムス』はジャガーのように獰猛な顔をさせながら
「静かにしろ。警察に連れて行くか、しかるべき所に連行する」と脅してくる。
これはヤバイ。警察にもし連行されたら、この状況ではとんでもなくやっかいなことになるだろう。それよりも、この連中は裏社会系だから、リンチもあるかもしれないじゃないか。シュウさんもそれがわかっているらしく「離せ!なに捕まえてんだ!!」と叫んでいる。野次馬が遠くから大勢見ている。俺はオガミノ君に
「宿の主人Rさんに助けを求めよう。急いで知らせに行ってくれ」と言うと、オガミノ君は走って行った。
カンクン氏とジュンは俺よりポルトガル語が達者だが、あまりの突然の出来事に、言葉が出てこないようだ。
用心棒3人はシュウさんの手と体を押さえ、『豆タンク』が思いっきりシュウさんの足を踏んだ。シュウさんは新品の靴を踏まれ激怒し、「この野郎!俺の新品の靴を踏むんじゃない!」と、こんなことに激怒している。

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『ウイリー・ウイリアムス』がシュウさんの腕を力ずくで抑え込もうとしたらシュウさんは「暴力を振るうなよ。皆さん、この男は暴力を振るっていますよ」と、野次馬に聞こえるように怒鳴る。俺も
「暴力を振るうな。いいかげんに離せよ」と言うと、用心棒3人は初めて俺ら3人{俺、ジュン、カンクン氏}のことを見てきた。奴らは俺ら3人を単なる野次馬と思っていたらしい。『豆タンク』が言う。
「お前ら、この男の知り合いなのか? 」
他人ですよと言いたいところだが、この状況をどうにかしないといけない。
「同じ宿に泊まっているし、みんな友達だよ」
シュウさんはまだ抑えつけられている。『ウイリー・ウイリアムス』がどこかに電話をかけ始めた。だが、相手は出ないようだ。もしここでパトカーが通りかかったら間違いなくシュウさんは留置場だろうし、こいつらの仲間が増えたらもっとやっかいだ。どうにか説明しないと。
俺はリーダー格らしい、『ウイリー・ウイリアムス』に説明する。
「彼は俺の友達で、少し悪ふざけしただけだ。それなのにこんなことしてどうするつもりなんだ?」
すると奴は意外な顔をして言う。
「え、こいつは食い逃げしたんじゃないのか!? 」
「違うよ。俺らはちゃんと代金を払っているよ」
用心棒3人はわけがわからなくなっているようだ。どうやらボスである小太り店主が「そいつを捕まえろ」と言ったので、食い逃げだと思ってしまったらしい。『豆タンク』も、もう一人の褐色男も拍子抜けしたようだ。だが、まだ俺の言葉を完全に信じていないようだ。

〇店主が現れる

坂の下からゆっくりと店主が歩いてきた。『ウイリー・ウイリアムス』が店主に聞く。
「こいつらはちゃんと金を払っているんですか? 」
店主は
「この人達はちゃんと金を払ったよ。ただ、この変な男{シュウさん}は店で飲食していない」と説明した。店主は俺に
「この男とはアミーゴ{友達}なのか? 」と聞いてきた。俺は細かく関係を説明した。納得したのか、店主はシュウさんに近づいた。三人の用心棒は事情がわかったようで、シュウさんの手を離した。
「お前は人の店でなに考えてんだ! 営業妨害しやがって、ふざけるのもいいかげんにしろ」
こう店主に言われたが、まあ仕方ない。だがシュウさんは
「俺はジョークを飛ばしただけなのに、ここまですることはないだろう!」とケンカ腰だ。店主は
「何をコノヤロー、いいかげんにしろよ」
ちょっとこれは再びヤバイ展開だ。
シュウさんは
「まあ、同じ東洋人、俺は日本人だけど仲良くしようよ」なんて言っている。
「そんなの関係ねえだろ。お前は客に迷惑かけておいてとんでもない奴だ。ふざけんな」
そう店主に言われたシュウさんがキレてきているのが俺にはわかっていた。俺がここでどうにかしないと。
「シュウさん、マジでこの状況はヤバイですよ。よく考えてください。とにかくここから逃れる為にはシュウさんがちゃんと謝ればいいんです。謝って下さい。お願いします」
その言葉をシュウさんはわかってくれたらしく、店主に
「俺が調子に乗って悪かったです。ごめんなさい。反省しています」と謝罪した。
ブラジルでは弱い人や、ケンカしていた相手が謝ってきた場合、それらを攻撃するのは非常に恥ずかしいことなので、店主も
「わかった。今後気を付けてくれ」と言って握手をしてきた。店主の発音からすると二世か三世だと思うが、ブラジル人らしいやりとりだ。
シュウさんは無事に「解放」され、俺らは宿に帰ることにした。
最年長のカンクン氏がシュウさんに
「あのよ~まずいぜ、ありゃ。あの店じたいがヤバそうなんだから、あんなことしたらダメだよ」と言い、俺も
「今回は運が良かっただけで、下手すると警察に連行されるか、奴らの仲間にボコボコにされますよ。もうあんなことヤメテくださいね」
シュウさんは何でそんなこと言われないといけないんだという表情で言う。
「俺は中国万歳、こんにちは元気ですかとしか言っていないし、中国人に友好を求めて叫んだだけで悪いことはしていないよ」
だめだ、こりゃ~~。
すると、前方からオガミノ君が走ってきた。すっかり奴のことを忘れていた。息を切らせながら「ハッハッハッ、Rさん、もうすぐ来ます。大丈夫でしたか? 」
「ご苦労様」
と俺は声をかけた。

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この記事の作者

嵐 よういち
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旅行作家、旅行ジャーナリストをやっています。
代表作は、海外ブラックロード・シリーズ。
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