【JOJOの世界アングラ紀行】第5回 謎の独立国家ソマリランド
出所:ナショナルジオグラフィック日本版サイト

危険な国ソマリア

ソマリランドという国について知っているだろうか? コアな旅人でない限り、耳にしたことすらないだろう。僕自身、世界一周の旅に出てしばらく経ってからソマリランドの存在を知った。そして、一発で興味を持った。

ソマリアなら聞いたことくらいあるだろう。海賊で有名な国だ。ソマリアは崩壊国家として知られている。無数の武装勢力が対立していて、いまだに戦国時代さながらの様相。旅人界隈では「リアル北斗の拳」などと呼ばれ、恐れられている。

僕の知人にソマリアの首都モガディショに勤務した経験がある人がいる。彼からこんな話を聞いた。

「爆弾が飛んできたり車が襲撃されるのはモガディショでは日常茶飯事。初めて経験した時はすごく怖かった。銃声が鳴り止んだ時にソマリ人の護衛が一言、『ようこそソマリアへ』。彼らはゲラゲラ笑っていたが、全然笑えないジョークだった」

ソマリアは3つに大別

僕は普段、訪れる国について事前にエロ情報以外のことを調べることはほとんどない。国そのものに興味を持つことがないからだ。だが、ソマリランドについては念入りに調べた。90か国近い国を旅してきたが、これだけ興味をもった国は他にない。

ソマリアは下記3つのエリアに分かれている。

●南部ソマリア:イスラム原理主義組織、暫定政権、その他武装勢力が対立。国際社会の支援にもかかわらず、内戦が絶えない戦国時代さながらの国家

●プントランド:独立国家ではなく共和国内の独立政府。海賊多発地帯。初代大統領が海賊。海賊による誘拐事件の解決を政府が仲介することにより、外貨を稼いでいるとんでもない国家

●ソマリランド:唯一平和維持している。国際社会に認められていない「自称」独立国家

出所:ナショナルジオグラフィック日本版サイト

出所:ナショナルジオグラフィック日本版サイト(第1回 超速とカート宴会の国)

旅行者が気軽に行くことができるのは、平和維持しているソマリランドのみ。隣国のエチオピアで査証(ビザ)を取得できる。一方、プントランドや南部ソマリアでは、護衛を雇わない限りすぐに誘拐されてしまうだろう。

本記事のタイトル「謎の独立国家ソマリランド」は、ノンフィクション作家の高野秀行氏の著作から引用した。おそらく日本で一番ソマリアに詳しいのが高野氏だろう。氏の本を読むと、ソマリランドのことがよく分かる。

本を読み進めていくうちに、ソマリランドがいかにすごい国か分かってきた。

長老の話し合いで内戦解決

僕が一番驚いたのが「長老が話し合いで内戦を終わらせた」という話。嘘みたいな本当の話だ。

ソマリ人の間では「氏族(=親戚関係)」が重んじられていて、例えば自己紹介する時には「どの氏族か」聞くのが一般的。そのつながりは強い。それぞれの氏族には長老がいて、氏族ごとの争いごとは話し合いで解決する。

ソマリランドで内戦が起こった時にも長老が集められ、どの氏族の人間が何人殺されたのか検証した。

次に賠償金のやり取り。ソマリ人の賠償金はラクダで計算される。1人当たりラクダ100頭、女性の場合は50頭。ラクダで賠償金を支払って問題を解決していく。

南部ソマリアがいまだに内戦状態なのに、なぜソマリランドは治安維持できているのか。その理由は南部ソマリアが旧イタリア領、ソマリランドが旧英国領と宗主国が異なったからだ。

イタリアは大量の移民を送り込んでソマリ人の氏族制度を止めさせたのに対し、英国は間接統治の政策で氏族を維持した。

ソマリ人の文化には戦争法に匹敵するおきてがあり、「捕虜を虐待してはいけない」「女性や子供を殺してはいけない」などのルールがある。

ソマリランドではこのおきてが守られたため、内戦中であっても最低限の秩序は保たれ、結果として停戦することに成功。一方、氏族制度が機能しなくなってしまった南部ソマリアではいまだに内戦が絶えない。

●国際社会の無視にもかかわらず、話し合いで内戦を終えたソマリランド
●国際社会の支援にもかかわらず、いまだに内戦中の南部ソマリア

とても興味深い……。

僕は実際にソマリランドを訪れた。次回はJOJOのソマリランド潜入記をお届けする。

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JOJO
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「旅×エロ」をテーマに世界一周中の海外風俗ブロガー。激務のストレスで会社員生活から逃げ出し、2014年に世界一周の旅に出発。 旅を続けながら海外風俗ライター・ドイツの高級風俗FKKの案内などの活動もしている。まだ見ぬエロを求めて現在も世界を放浪中。
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