新宿系美人女学生『まおにゃん』の“セックスと文学” 第4回 嵐よういち「アジア・ブラックロード」
【本の概要】
嵐よういちによる、トラベルエッセイ。旅行者のビギナーズラック、タイやバリから、誰も行ったことのない国、東ティモールまで、アジアの様々な国を 巡る。ガイド的な要素もあるが、記録やエッセイの側面が強い印象を受ける。
一般のトラベルエッセイよりも、その国のダークな部分も率直に映し出していることが、本書の特徴的な部分でもある。
【読書と旅の関係】
描き方は、あっさりとしていて、読書に慣れていない人でも読みやすい。ひとつひとつのタームが短く、簡潔にまとめられているので、気軽に読むことが出来る。
奥行きのある文章ではないかもしれないが、言葉それぞれには力強さがあり、その極力無駄をなくした余白のようなものが、逆に想像力を掻き立てられるフックになっているように感じた。比喩やまどろっこしい表現はしない性格なのかな、と文章から嵐氏の人となりが伝わってくるようだった。
個人的にトラベルエッセイはそうあって欲しいという気持ちもある。なぜなら、我々はそこには「居ない」から。行ったことのない、今いない場所を感じるためには、適度に想像をする。書いてありすぎても書いてなさすぎてもいけない、微かな温度感の文章が旅の本には良いように思う。その想像力を働かせる作業自体が、読書という「旅」なのではないだろうか。
また、本の構成全体が、エッセイ+記録というシンプルなものなので、全体を通して、彼自身の人間性を追っていく物語のような側面もある。その点において、読者も嵐氏と一緒に旅をしている気分に没頭できる。
【旅を通して見つけるもの】
以前に、私は『ASEAN JAPANESE』という、国外にいる日本人にインタビューをし、それをトラベルエッセイと共にまとめた本の記事を書いた。
その中で重要な役割を果たすのが、旅先で出会う人々である。どういう場所なのか、ということは、どういう人が居るところなのか、ということと同義であると思う。
嵐氏もこの旅を通じて様々な人々に出会い、それによって様々なことに導かれて(巻き込まれて)いくのだが、何故か、ろくでもない人やクセの強い人々が多い。始終マリファナ漬けのオランダ人、役に立たない現地ガイド、断っても断っても口説いてくるゲイ、目が死んでいる風俗嬢、商魂たくましいぼったくりのお土産屋、そして常に無茶振りの絶えない担当編集者……
そういった出会いや人々は、他では得ることの出来ない色彩を旅に残していく。そして、嵐氏自身も、彼らに負けないくらい強いキャラクター性の持ち主であり、ときに感情的に、そして優しさを持って彼らに接するが、基本的には遠慮はしない。
この本の中でしか出会えない、「アジア」がある。そして、それはどこかに実際に存在している「人々」であり、「国」のかたちなのである。
【まとめ】
さて、いかがでしたか、「アジアブラックロード」。
最近旅の本を読むことが多いのですが、私は一回も海外に行ったことはありません。行きたくないわけではないのですが。
でも私と同じように、世界の何処かで暮らしている人たちには興味があります。行ったことはないけど、遠くに知らない人達が沢山住んでいるのだと思うと、ちょっと不思議な気持ちになります。
この東京の片隅の小さい部屋の中にいる私と、アジアのどこかで暮らしている人とが、もしかしたらいつか会うのかもしれない、と思うと、ドキドキしたりもします。多分、私は東京の暮らしと、日本にいることが好きだからこそ、旅の本に強く惹かれ続けるのかもしれません。
まあ、でも、シンハービールは結構好きです。
まおにゃんのツイート
告知忘れてた!23時からしろくまいます!よろしく◎ pic.twitter.com/cPGHRFXORp
— まおにゃん (@MILKROSEXXX) 2017年10月21日
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