第17回 フリーライター和田虫象の正体に迫る(4) 【嵐よういち・海外裏ロード】
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LCC機内でオナニー

飛行機に乗っている時に急に欲情したことはないだろうか? 若いキャビンアテンダントの制服にムラムラしたことがある人は相当数いるはずだ。だが、普通の人はたとえたまっていたとしても、そう思うだけで、理性が働いて我慢する。だが、和田虫象という男は違う。

東南アジアを旅行中、某格安航空会社(LCC)に乗った時のことだ。そのLCCの制服はミニスカートでセクシーだったらしく、それを見た虫象はムラムラしてきた。移動時間帯は夜中で機内は暗く、二人席の隣が空いていたので横になって寝ていた。やつは我慢できなくなり、ミニスカートの制服を想像しつつ、下半身を隠しながらオナニーしてしまった。もちろんティッシュでそれを拭いた。

酒を飲みながらその話を聞いていた俺は笑い転げ、尋ねた。

「それで、その使用済みのティッシュはちゃんと捨てたんだろうな? そのまま置きっぱなしなんて最低だぞ」

「乗務員がゴミを集めに来るじゃないですか。その時かわいい女性に手渡しましたよ」

「……」

サンフランシスコ事件

一年を通して温暖な気候の米国サンフランシスコは年間晴天日数が平均300日で、雨がほとんど降らないという。また、昔から同性愛者が多いことでも有名で、「カストロ」という地名のゲイタウンもあり、多様な価値観を受け入れる街なのである。

サンフランシスコは元々、1848年ごろのゴールドラッシュの時に栄えた街で、そんな場所に集まる人たちはならず者や、当時の固定観念に従わない人が多く、単身男性も多くて女性が極端に少ない環境だった。

また、太平洋戦争時に最重要拠点であったサンフランシスコには若い兵士がたくさん集まった。女性が少ないのでその時に目覚めた人も多く、街の風土とマッチしてゲイ人口が増加したとみられる。そのような「ゲイの歴史」があることを、虫象が旅立つ前に俺が教えると、やつは知らなかったらしく驚いていた。

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和田虫象提供

俺は「おまえのことだから、何か面白いことをしてくれると思っているけど、どんな街か、それに、いかがわしい店があったらチェックしてきてくれよ」と軽い気持ちで伝えた。その後、そんなことを言ったのもすっかり忘れていたが、帰国後の虫象からの報告は衝撃的なものだった。

サンフランシスコに着いた虫象はまず、カストロに行き、素っ裸の男たちが街を闊歩し、カフェでくつろいでいるのに驚愕した(※)。「やはり噂通りの街だ」と納得し、宿に戻って夜遊びスポットをチェック。暗くなってからゲイの集まるバーに入った。

そこには客が数人いて、酒を飲んでいた。オヤジ数人に話かけられたが、特に面白い展開に発展することもなく、店を後にした。普通だったら、このような形態の店を観察できたわけだし、もう行かないはずだ。虫象はゲイではなく、取材をしに来ているわけでもない。

だが、帰国したら面白い報告を俺にしないと気が済まなくなっていた虫象は、かなり負けず嫌いな一面もあるのだ。このままでは引き下がれないと思った彼は、宿に戻ってインターネットで店を調べまくった。すると、男同士のハッテン場になっている店を見つけた。

虫象は店に入った。店内にはサウナがあるらしく、服を脱いで大きめのタオルを巻き、ロッカーに貴重品を預けた。

まずサウナに入ると、いきなり60歳くらいの男が、若い男のチンポをしゃぶっているのに遭遇。やはりすごい場所に来てしまったと思い、部屋を見るとコンドームがたくさん置かれ、ゴム着用を義務付ける張り紙が貼られている。そして筋肉隆々の男がかわいい男をバックから突きまくり、ヤラれている男は「キャーキャー」と喘いでいる。他の男たちはそれを見てセンズリ。

その隣では、俳優マコーレー・カルキンの少年時代みたいな男が、腰にヒモを付けて上から吊り下がっていて、ブランコ状態になっている。別の男がその態勢のカルキンを後ろから突いているという。まるで地獄絵図だ。

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和田虫象提供

すごい場所に来てしまったと思った虫象は、しばらく見学してから帰ろうと思っていた。するとベトナム系米国人のヤンという男が話しかけてきた。ヤンは言う。

「ちょっと、触らせてよ」

虫象が嫌がらずに上半身を触らせると、今度は「マッサージをしてあげるから上の部屋(ヤリ部屋)に行こう」と誘ってきた。ヤリ部屋に行き、話していると、いつの間にか虫象はタオルを取られていた。二人は素っ裸である。手の届くところにゴムやローション、ゴム手袋がある。ヤンは虫象を愛撫しまくる。そしてゴム手袋を付け、ローションを塗り、虫象のアナルに指を入れ、激しくピストン運動をしてきた。

虫象は「なんでこんなことをやられているんだ」と考えたものの、抵抗することもなく、いつの間にかヤンのチンポが虫象の顔に来て、そのままシックスナイン……。

「ワッハッハッハ、腹がいてー!」

それを聞いた俺は笑い転げた。

「マジかよ。おまえはゲイでもないし、なんでそんなことをしたんだよ。何もそこまでしてこいとは言わなかったぞ」

「いや~、嵐さんが面白いレポートを聞きたいかなと思ったもので」

「いくらなんでもひどすぎるだろ!」

その後、サンフランシスコを後にした虫象に対し、ヤンからメール攻撃がきた。

「またこっちに来ないの? 会いたい」

虫象はもちろん二度と会いたくないので無視したという。俺は呆れながら、やつの話を聞いていた。

「嵐さんは、そんな行為には興味ないので知らないと思いますけど、あ、やっぱり止めときます」

「なんだよ? 気になるな。教えてくれよ」

すると、こんなことを呟いた。

「知っていますか? 僕も初めて分かったのですが、あのですね……我慢汁の味って、苦くてしょっぱいんですよ」

「……」

※2014年2月以降、法律が制定されて裸で街を歩くのは禁止になった。

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この記事の作者

嵐 よういち
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旅行作家、旅行ジャーナリストをやっています。
代表作は、海外ブラックロード・シリーズ。
海外ブラックロードpodcastをクレイジー・ジャーニーで話題の丸山ゴンザレスと二人で週に1回配信しております。
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