第18回 フリーライター和田虫象の正体に迫る(5)【嵐よういち・海外裏ロード】
和田虫象提供
誰でも抱ける男
ある日、虫象の妻子が実家に帰ったので、俺は酒を持ってやつの家に遊びに行った。かなり飲みまくって酔っ払い、いつのまにか深夜帯に入り、テレビではテレビ朝日系列の「朝まで生テレビ!」が流れていた。そこには政治家が大勢出演していて、ババア議員が5人くらい並んで座っており、俺が冗談で「おまえ、この連中とはエッチできないだろ?」と聞くと、
「何を言うんですか? 僕にできない女なんていませんよ。ここに並んでいる女、全員抱けますよ」
確かにやつは月刊誌「裏モノJAPAN」で「テレクラ格付け委員会」という連載を持っており、テレクラに突入してどうしようもない女たちに会ってレポートしてくるというのが主旨である。
現在、テレクラに電話してくるのは、ほぼ全員が援助交際。基本は、ホテル代別で女には1万円を払う。虫象は女たちを取材しているわけで、まして、電話なんてしてくるのはアル中やシャブ中、頭が悪すぎる女、デブ、ブスが基本なので、エッチはしなくてもよい。だが虫象はどうせタダなんだからと、しっかりとヤッてしまうのである。
「なんで、よりによってそんなのとできるんだ? よくたつな」と聞くと、「別にヤラなくてもいいから気が楽で、プレッシャーもないし、なにかヤラないともったいないものでね」と返してくる。
和田虫象提供
やつは1年前、インドとタンザニアに旅に行き、インドで売春宿に入った。そこは貧民街で、個室で待っていると、女が一人一人、顔を見せにくる。部屋にはシャワーなどない。女は日本円に換算すると約1500円だった。全然楽しくないが、とりあえずヤル。
タンザニア最大都市ダルエスサラーム郊外にある激安の売春宿に行くと、そこの部屋は洞窟のようで電気やシャワーはなし。言葉も通じないが、女は最安値の約150円だった。いいコだったので、虫象もさすがにチップをあげた。わずか25円だが……。そこの女には気に入られて電話番号も教えてもらったようだ。基本的に虫象は1500円以上、女遊びで金を払う気はない。
沖縄のアグー豚事件
那覇の首里城
虫象が仕事と遊びで沖縄の那覇に行った時のことだ。そこには俺たちの仲間のカン順という男がいた。せっかく虫象が遊びにきたのだからと、カン順は出会い系で「ぽっちゃり系」をゲット。相手はお金を払ってくれれば3PもOKだと言うではないか。だが、二人が待ち合わせ場所に行くと、待っていたのはぽっちゃり系をはるかに超えた「アグー豚」だった。
だが、一般男性の感覚とかけ離れている二人はそのままホテルに女を連れて行く。虫象は女にくわえさせ、カン順はバックからアグー豚を襲う。というか、そんなことして楽しいのかよ……。
その翌日、二人はゲストハウスに遊びに行った。そこには東南アジアや日本各地から旅行者が来るのだが、頭が少し弱そうな地蔵のような女が動かずに座っていた。二人は旅行者と適当に話をしていたのだが、虫象は突然、「地蔵」と彼女の部屋に行き30分くらい戻ってこなかった。
カン順には信じられないことだった。まさか「地蔵」とできるやつがいるとは……。虫象に何をしていたか確認すると「ヤッてました」と。ある意味すごい男である。
沖縄を走っていたらこんな看板が……
ホーチミンのオカマ事件
虫象はベトナム南部のホーチミンにいた。
屋台で食べたベトナム料理
ベトナムでは昔から、「ホンダガール」と呼ばれる娼婦がいた。ホンダ製のスクーターに乗った女がどこからか現れ、「今晩どう?」と聞いてくるのだ。安全に遊べればいいのだが、そこはベトナム。美人つぼねにあったり、警察が来て「おまえ、こんなことしていいのか? 牢屋に入れるぞ」と脅してきて金を巻き上げられる事件が後を絶たなかった。同国では買春は違法なので、泣き寝入りせざるを得ない。
虫象は夜、バーで酒を飲みまくり、その勢いで人けのない道を歩いていると、ガチムチのオカマに声をかけられた。どうやらポン引きらしい。「部屋代込み、40米ドル(約4400円)でどうだ? あなたをホテルに連れて行くし、そこで待っていれば女がやってくる」
高いので10米ドルにディスカウントさせたが、それにしても女と部屋代で10米ドルは安すぎる。そんなオイシイ話があるものかと少し疑うが、その男についてホテルに入る。しばらく部屋で待っていると若い女がやってきた。
ベトナムの連れ込み宿は心配なので、一緒にシャワーを浴びる時も扉を開けていた。浴びている間に第三者に部屋に侵入されるおそれがあるからだ。ウエストポーチの中に財布を2つとスマートフォンを入れていたので、警戒はしていた。女とベッドに入り、行為を開始するとノックの音がした。開けると、さきほどの「ガチムチオカマ」がいた。そして言う。
「女に用があるので呼んでくれ」
嫌な予感がし、話が終わると女が「熱があるから帰る」と言ってきた。暗雲漂う展開になり、ガチムチオカマが「代わりに私でいいか」となった。なんだかめちゃくちゃである。虫象は仕方なくガチムチオカマと遊ぶことに……。
虫象はしばらくすると異変に気が付いた。ウエストポーチが開いているのである。調べてみると旅券(パスポート)がない。「てめえ、パスポートをとっただろ?」と問い詰める。
「とってないよ。調べてみろ」
身体検査をするがない。虫象はふと、パスポートをホテルに預けてあったことを思い出し、自分が間違っていることに気が付いて帰ることにしたが、帰路、スマホがないことに気が付いた。いつの間にか盗まれていたのだ。どこでやられたかは未だに分からないという。送迎やホテル、遊び代込みで10米ドルは安すぎる。最初から虫象のスマホが目当てだったのかもしれない。
「ガハハハ、仕方ねえな」
俺はその話を聞いて笑ってしまった。スマホをやられたのは災難だったが、そんな場所に持って行ったのが間違いだ。
「よりによってガチムチオカマと遊ぶことはないだろ。それにしても最初の女と最後までできなくて残念だったな」
そう言うと、虫象が口を開いた。
「え~と、実はその女もオカマでした」
どうしようもねえやつだな……。(和田虫象編終わり)
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