第30回 アフリカ・モロッコはウザかった(3)【嵐よういち・海外裏ロード】
「ブー・ジュルード門」周辺は観光客が多いエリア。少し安心できる

腹立たしいフェズを去る

アフリカ大陸北西部に位置するモロッコ北東部の都市フェズで翌日、有名な観光地でもある「ブー・ジュルード門」まで行って、そこから観光を始めることにした。

ブー・ジュルード門はメディナと呼ばれる旧市街の入口にあり、1923年に建設されたフェズ最大の門である。外面は青と緑のタイルによる幾何学模様の装飾が施されている。門の前には中国人団体客の観光バスが停まり、彼らが記念撮影をしている。

「ブー・ジュルード門」周辺は観光客が多いエリア。少し安心できる

「ブー・ジュルード門」周辺は観光客が多いエリア。少し安心できる

観光客が集まる門の近くはホテルやお土産屋、レストランが集まっていて、土産屋の前ではいきなりうさん臭い店主が日本語で「あれ、君、また会ったね!」とお決まりの言葉を投げかけてきたので睨むと、

「……あ、間違いだった」

と言いながら店に消えていった。

ブー・ジュルード門から少し奥まった場所に来ると、観光客の姿はほとんど見られず、地元民向けの屋台や店が連なっていて、とても活気がある。このあたりを歩いていると、現地人にもジロジロと見られる。自称ガイドが近づいてきたので完全無視。

それを振り切ると、前方に俺を見ている男たちがいた。2人は20代後半から30代前半、その横に12歳くらいの少年がいた。獲物を見るような目でこっちを品定めしている。これは過去、インドでやられたことがあるパターンで、「ガイド教育」をしているのだ。

どんなにウザい百戦錬磨の自称ガイドも、最初からそうだったわけではない。どんな売春婦も最初は処女だったわけで、彼らは目上の人から学んだり、実践を積んでいるうちに、ゴキブリのような生命力を持ち、しつこくウザい自称ガイドができ上がるのである。

思うに、12歳くらいなら、別の生きる道を選んだ方がいいのではないか。これは逆指導してやらないといけない。そう思っていると、少年が俺の前方から近づいてきた。

「ハロー、ミスター、何を探しているの? 」

無視……。

「日本人かい? フェズにきてどのくらいだ?」

俺は無視しながらUターンして別の道を歩く。少年は俺の後ろをぴたりとついてくる。こんなパターンでゆっくり歩いていたら相手の思うツボなので早歩き。

「ミスター、歩くの早いね! メディナを案内するよ」

ここで俺は初めて口を開いた。

「必要ないので、あっちに行け!」

それでも諦めないでついてきて、勝手に街の説明を始める。このパターンは勝手に独り言みたいにガイドをして、こっちが無視していようが、後からガイド料をしつこく請求してくるのだ。

粘っていると、ウンコにたかるハエように仲間に囲まれ、「子供がせっかくガイドしているんだから少しあげなよ」「外国人だから金を持っているだろ? こっちは貧乏なんだから少しあげなよ」などとなる。

俺はでかい声で「うるせー! 消えろ!」と言い放ち、完全に無視して歩くと、少年の足は止まった。振り返ると、教育係の男が少年に何か言い、少年は苦笑いしながら首をひねり、こっちを見ていた。

この少年が数年後、メディナの“最強”自称ガイドになっていないことを願うばかりだ。

少年につきまとわれたせいで、迷子になってしまった。一応、ところどころに道案内の標識があるが、再び来た道に戻ってしまう。狭い道を抜けようとすると、ガラの悪い2人組が待ち構えていた。

こいつらは待ち伏せしている悪質な連中であろう。こういうのが、脇の甘い旅行者をじゅうたん屋や土産屋に半強制的あるいは、だまして連れて行き「はい、50万円です」と、渋る旅行者にクレジットカードを切らせるのだ。

俺が歩くと生意気な態度で「おい、どこに行くんだ?」と聞いてきた。こういうのに反応してはダメだ。手で「ノー」のジェスチャーをして目も見ず無視。通り過ぎると後方から何か言ってくるが、足早に立ち去る。

俺は行きたい場所を目指していたのだが、あれ? 困ったことに再び同じ道に戻ってしまう。同じような建物が並び、迷路のようになっている場所で、なぜすぐに間違ったことに気が付いたのか? 先ほどの2人組がそこに立っていたのだ。おそらくやつらは、観光客が複雑な道で迷い、戻ってくることを熟知しているのだろう。最高のポジションで待っているのだ。

彼らを無視し、再びそれた道を歩いていると急な坂道になった。この街は、起伏が非常に激しく、かなり疲れる。足が悪い人は、長時間歩くのは大変であろう。すると、また道に迷ってしまう。人があちこちに座っていて、「どうしたんだ?」と聞いてくるが、無視するか、手でノーのジェスチャー。

これが健全な街だったら聞きまくっているが、それができないので、余計に変な道に迷い込んでしまう。長い坂道が見えた。感覚的に、そこまで直進すればメインストリートに出るだろうと悟った。すると、かなりガラの悪い20代後半の2人組が声を荒げるように「ハロー」と声を掛けてきた。

俺は疲れていて、なおかつ、かなりうさん臭いやつらなので完全に無視。大体、こんな場所で観光客に声を掛けてくるやつにろくなのはいない。もし、やつらに「ハロー」と答えるものなら、カモを見つけたと、執拗に迫ってくるだろう。

俺は自然と足早に歩くと、執拗に「ハロー」と声を掛けてくる。言い方がむかついて仕方がない。無視して進んで行くと、後ろから悪意のある大きな声でこう叫んできた。

「てめえ、この野郎! こっちがハローと言っているのに無視するとは何事だ。ふざけんじゃねえ!」

無視したらこれかよ……なんというレベルの低いやつらだ。俺は後ろを振り返り、手を上げて何度も、

「ハロー、ハロー、ハロー」

と叫んでやると、相手はバカにされたと感じたのか、立ち上がって何かを言ってきたが、俺はメインストリートに到達していた。

もうフェズを出たい……。

翌日、新市街にある駅まで行き、次の目的地であるナドールまでのチケットを購入。駅はかなり近代的で警察もいるし、治安も良好である。

フェズ駅構内

フェズ駅構内

ふと、駅に隣接するホテルが目が入った。次にもしフェズに来ることがあったら新市街に宿を取ろう。あるいは、俺と同じように、酒好きで、うっとうしいやつが大嫌いで、便利な街が好き――このような人がいたら「新市街に宿を取れ」とアドバイスするだろう。理由は下記。

(1)レストランが多い
(2)駅まで歩いていける
(3)うっとうしいやつが少ない
(4)酒が大型スーパーで売られているし、レストランでも飲めるところがある
(5)メディナまでも歩いて観光に行ける

大型スーパーまで行くと、マクドナルドもあるし、どこにでもある先進国の商品がそろっていた。

新市街の大型スーパー「カルフール」。酒が売られているのがうれしい

新市街の大型スーパー「カルフール」。酒が売られているのがうれしい

そこでモロッコ産ワイン(約500円)を購入したのだが、店のかわいい女はすごくフレンドリーで、俺が日本人と分かるといろいろな質問をしてきた。

これがフェズでの唯一の楽しい思い出だった……。

モロッコでは「シャウエン」という街がおすすめ

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この記事の作者

嵐 よういち
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旅行作家、旅行ジャーナリストをやっています。
代表作は、海外ブラックロード・シリーズ。
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