【中国大陸で遊ぼう!】第36回 東北部長春編(2)
毎週日曜日に更新の「誰でも無料で聴ける」ポッドキャスト(インターネットラジオ)番組「スタジオスモーキー」を主宰するカルロスです。
前回は、中国東北部に位置する「長春市」を訪れた時のお話をしました。今回は同市にある観光スポットで、旧満州国を語る上で欠かせない人物、愛新覚羅溥儀(あいしんかくらふぎ)が居を構えていた「偽満皇宮博物院」を訪れた時のお話をします。
東北部の官公庁街
愛新覚羅溥儀邸は言わば「皇居」に当たるわけですから、その周辺には旧満州国の政府機関が集まっているのは自然なことです。驚くべきことに、旧満州国の政府機関用として使われていた建物が、今も有効利用されているのです。
このへんは現実主義というか、使えるものはちゅうちょなく利用する中国人の考え方を垣間見たような気になります。また、近くには国立大学もあり、まさに中国東北部における政治と文化の中心という雰囲気の街です。
保存状態は極めて良好
さあいよいよ、偽満皇宮博物院に入場です。入場料は80人民元(約1300円)、現地の感覚でみるとかなり高いです。まあまあの夕食を取ったくらいの費用と変わらないですから、日本の物価価値でいうと5000~6000円はくだらない感じでしょうか。
「偽満皇宮博物院」の入場券。80人民元は安くはないと思ったが……
しかし、この費用に見合った中身であることを入館してすぐに理解することができました。その敷地面積の広大さは、皇居であったことを考えると当然ですが、建物の保存状態が極めて良好なのです。
この場所がかつて皇居であったことを示す門
当然のことながら木造建築で、80年程度の築年数を考えると、かなり手を入れつつ(もちろん必要に応じて改修を重ねているとは思いますが)、往時の雰囲気を維持し続けていることには感服せざるを得ませんでした。
見事な状態を保つメインホールの外観
中庭。このような場所でも手入れは行き届いている
館内に足を踏み入れると、特に人がいない場所などでは往時にタイムスリップしたような感覚に陥ることもしばしばありましたが、それくらいの「空気感」が館内に充満しているのです。
メインホールの内部
家具調度品や衣類も一見の価値あり
建物のみならず、館内に展示されている、あるいは往時の様子がそのままに再現されている部屋(会議室など)に使用されるテーブル、椅子などの家具類、または外套(がいとう)ほか衣類の状態も素晴らしいものがあります。
会議室
溥儀の寝室
同博物院は言わば、中国人にとっては「屈辱の象徴」と言っても良い場所。しかし、いろいろな理由はあるにせよ、「それはそれ、これはこれ」とばかりに長年にわたりきちんとした手入れを施し、後世にこれら歴史的な建造物を残してくれているのは、一定の感服を覚えずにはいられません。
衣服の展示もある
溥儀の愛車
どこでも眠るし食事を取る中国人はたくましい
弾丸で訪れたハルビンと長春市の旅。短い日程ではありましたが、深い感慨と多くの発見がありました。次回はこの旅の総括をお送りしたいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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