【JOJOの世界アングラ紀行】 第9回 アフリカ・ソマリランド潜入記(4)
売られているラクダたち

ラクダ1頭の値段は?

ソマリランドには、特にこれといって観光するところがない。

僕はそもそもこの国の成り立ちに興味があって来たわけで、観光にはまったく興味がなかった。ソマリランドにいる間、ほとんどの時間を道端で誰かと話をして過ごした。それだけで十分面白い。

観光らしい観光といえば、「ライブストックマーケット」に行ったくらい。

ライブストックマーケットとは、動物を売買する市場のこと。ラクダや牛、ヤギなどが売りに出されている。

売られているラクダたち

売られているラクダたち

ラクダのオーナーは、餌の草を使って自分のラクダがどこかに行ってしまわないようコントロールしている。

ところが、少し目を離すと他人が所有するラクダがやって来て、一緒に餌を食べてしまう。オーナーらは他人のラクダを追い払うのに大忙し。

効率が悪過ぎるその様子がなんとも面白い。

効率が悪過ぎるその様子がなんとも面白い。

ヤギの体に何か書いてある……。

ヤギの体に何か書いてある……。

電話番号だ! 「このヤギをほしかったらここに電話してね」ということ。なんとも斬新な売り方だ。

ライブストックマーケットでは、ラクダは男性、ヤギは女性がそれぞれ管理していた。男女で担当の仕事の住み分けがあるのだろう。

ヤギを管理するソマリ人女性

ヤギを管理するソマリ人女性

気になる動物の1頭当たりのお値段は下記の通り。

●ラクダ:500~900米ドル
●牛:300~700米ドル
●ヤギ:20~50米ドル
※1米ドル=約110円

1頭買いなんてしたことがない僕には、この値段が安いのか高いのか判断がつかない。

珍しい光景なのであちこちで撮影していたが、ソマリ人には写真を嫌がる人が多く、いきなりキレてくるため要注意だ。

まずソマリ語であいさつして、少し仲良くなったところで写真撮影の打診。

「ラクダの写真撮っていい?」

「ノープロブレム! 俺も一緒に撮れ」

このような展開だとスムーズにいく。

ラクダオーナーのおじさん

ラクダオーナーのおじさん

このマーケットで、日本語を知っているソマリ人に出会った。仕事で日本に行く弟に同行して、10年前に1か月間、日本に滞在したらしい。

「おはよう、さよなら、こんにちは、いち、に、さん、し、ご、ろく……」

10年経つにもかかわらず、かなり覚えていた。アフリカで、しかもこのソマリランドで日本語を知っている人に会うなんて思わなかった。

ラクダ肉を食らう!

マーケットをウロウロした後は、地元の人に聞いたお勧めのレストランに向かった。ラクダ専門のレストラン! けっしてラクダを見て食べたくなったわけではない。

塊肉が運ばれてきて、目の前でカットしてくれるサービス付き。

後は手づかみでコメと一緒に食す。

あとは手づかみでコメと一緒に食す。

食感は固めの牛肉のような感じ。

食感は固めの牛肉のような感じ。臭みはなく味は良い。初めてのラクダ肉をおいしくいただいた。

ソマリランドでフットサル

街角の喫茶店でソマリティー(ソマリのお茶。甘いミルクティー)を飲んでいると、2人の若者に話しかけられた。

2人とも流りょうな英語を話し、これまで出会ったソマリ人とは明らかに違う雰囲気だった。なんというか、不躾(ぶしつけ)な質問を遠慮なくぶつけてくる発展途上国特有の男らとは違った。

話を聞いてみると、1人はマレーシア、もう1人はクウェートで育ったらしい。なるほど、海外育ちだから雰囲気が違うのか。

ソマリティー

「これからサッカーするんだけど一緒に来る?」

ソマリランドでサッカーなんて楽しそう! こういうノリで動けるのが一人旅の醍醐味。二つ返事でついていくと、意外や意外。しっかりしたコートがあった。

ソマリランドでサッカー

日本のフットサルコートと遜色ないレベル。使用料は1時間当たり1人100~200円。この国では高いが、海外育ちの彼らにとってはなんてことない金額だろう。

さて、サッカーのレベルだが、黒人である彼らの身体能力はやはり半端じゃなかった。

ネットをよじ登り挟まったボールを楽々取るソマリ人

ネットをよじ登り挟まったボールを楽々取るソマリ人

サッカーが終わって連れて行かれたのは、とあるレストラン。明らかに高級そう……。

日を改めて撮影したレストラン

日を改めて撮影したレストラン

「あっちのテーブルを見てみろ! あれはモガディシオ(ソマリアの首都)から来てるトルコ大使だ」

ゲッ。そんなVIPがいらっしゃるなんて、このレストランやっぱりすごく高いんじゃ……と思ったら、メニューは大体10米ドルくらい。1~2米ドルで食堂飯が食べられるこの国ではかなり高級だが、払えないほどでもない。味も激ウマ。

魚のスープ5米ドル

魚のスープ5米ドル

会計は若者が電子マネーでさっと済ませてくれた。ソマリランドでは電子マネーが普及している。「Zaad」と「eDahab」という2つの会社があり、どんなに小さな店でも使用可能。スマートフォンでサクッと支払いできるハイテク機能だ。

電子マネーの実際の決済画面

電子マネーの実際の決済画面

繰り返しになるが、ソマリランドは「自称」独立国家。経済が壊滅的なこの国に、先進国よりも進んだ決済システムがあるのに驚きを隠せなかった。やっぱり面白い国だ。

店舗名
業種
エリア
電話番号
HP
  • オフィシャルHP
  • 動画ページへ
  • 体験レポートへ
店舗名
業種
エリア
電話番号
HP
  • オフィシャルHP
  • 動画ページへ
  • 体験レポートへ
店舗名
業種
エリア
電話番号
HP
  • オフィシャルHP
  • 動画ページへ
  • 体験レポートへ
店舗名
業種
エリア
電話番号
HP
  • オフィシャルHP
  • 動画ページへ
  • 体験レポートへ
店舗名
業種
エリア
電話番号
HP
  • オフィシャルHP
  • 動画ページへ
  • 体験レポートへ
名前
年齢
スリーサイズ
名前
年齢
スリーサイズ
名前
年齢
スリーサイズ
名前
年齢
スリーサイズ
名前
年齢
スリーサイズ

この記事の作者

JOJO
JOJO
「旅×エロ」をテーマに世界一周中の海外風俗ブロガー。激務のストレスで会社員生活から逃げ出し、2014年に世界一周の旅に出発。 旅を続けながら海外風俗ライター・ドイツの高級風俗FKKの案内などの活動もしている。まだ見ぬエロを求めて現在も世界を放浪中。
JOJOの記事一覧を見る

関連する記事

この記事の作者

JOJO
JOJO
「旅×エロ」をテーマに世界一周中の海外風俗ブロガー。激務のストレスで会社員生活から逃げ出し、2014年に世界一周の旅に出発。 旅を続けながら海外風俗ライター・ドイツの高級風俗FKKの案内などの活動もしている。まだ見ぬエロを求めて現在も世界を放浪中。
JOJOの記事一覧を見る

人気カテゴリー

アクセスランキング

ページTOPへ
ページTOPへ