第35回 ミャンマー風俗の象徴エンペラーに突入 【嵐よういち・海外裏ロード】
ホテルも料理も改善
ミャンマー最大都市ヤンゴンでは、中心部のチャイナタウンにホテルを取った。そこは1泊27米ドル(約3000円)で、かなりレベルの高い朝食が付く。部屋は一応何でもそろっているし、サービスも良い。
聞くところによると、数年前まではホテル数が観光客数に追いつかず、大したホテルでもないのに値段が高かったようだ。現在はホテルの数が増えて、やっとバランスが良くなったもよう。
ちなみに、俺は最高のタイミングで訪れていた。まず、ヤンゴンは気候的に非常に厳しい場所だ。1~3月は昼間の気温が40度くらいまで上昇して観光どころではない。6~9月は雨季で、スコールが1日3回くらいあり、最悪という。一方、10月初旬に雨季が終わると、雨が降らなくなり、最高気温も33度くらいにとどまり、観光客も意外と少なくベストだと思う。さらに、日本人観光客は今年10月1日から、査証(ビザ)も免除された。
20年前の初訪問時、ヤンゴンでおいしい料理を食べた記憶はなく、逆にわけの分からないアンモニア臭の料理に当たったりと良い思い出はない。ミャンマー料理は脂っこくておいしくないとたくさんの人に聞いていたが、今回は、食べる物全てがおいしかった。
チャイナタウンではおいしい食べ物が並ぶ。どれも最高
お茶の葉サラダ「ラペットゥ」。酒のつまみに最高
ホテルの朝食は毎日異なるバイキングで文句なし。ホテル近くの串焼きが並ぶ通りでは、どこで食べてもうまい。バスターミナル近くで食べた地元の安いレストランのミャンマー焼きそばもおいしく、ショッピングモールで食べたミャンマーの麺料理もタイと違って味が優しかった。
汚い川でとれた魚を食べたが、柔らかくておいしかった
チャーニーズレストランで、揚げ豆腐の麻婆豆腐に出会った。感動
果物は新鮮で、その時期、タイ首都バンコクで見られなかったマンゴスチンが10個210円くらいで売られていて、スイカやブドウなどもおいしかった。
一方、ミャンマー最大の寺院「シュエダゴン・パゴダ」を参拝したが、少し驚いた。なんで観光地にいるんだろうと思うような押し付けガイドは20年前から変わらない。勝手に英語や日本語でガイドを始め、後から金を請求してくるダメな連中だ。
20年ぶりの「シュエダゴン・パゴダ」。特に懐かしさはなし
そんなのが4人出てきたが、最初に目を合わす時に睨みつけ、完全に無視すると、諦めて行ってしまう。インド人のようにはしつこくない。あと、以前はパゴダに登るには階段だけだったような気がするが、エレベーターが設置されていた。
パゴダ付近には、場違いだと思うが、現金自動預払機(ATM)と両替所があった。久しぶりに訪問したが、特に何も感じなかったし、裸足なので足は熱い。この炎天下にパゴダを修復している人には感心してしまう。
エンペラーは性病の巣窟!?
本サイトを編集する新羽七助氏が言う。
「ヤンゴンに『エンペラー』という怪しい風俗施設があるので行ってみてください」
新羽さんやヤンゴン在住のキャメルに聞くと、店内は真っ暗だそうでショボそうだが、ネタ的に面白そうなので、キャメルに連れて行ってもらうことにした。ちなみに客は中国人が多く、女の値段は1晩7000円くらいらしい。
ヤンゴンらしい混沌としたアパート
ヤンゴン在住者御用達のコンビニ。隣に日本人オーナーが経営するバーがある
正直言って、俺はエンペラーに行くのが億劫だった。その日は部屋にこもって仕事し、ヤンゴンで遊びまくっていたので体も疲れていた。アテンドをしてくれているキャメルと最後の夜なのでゆっくりとおいしい料理に舌鼓を打ちながら酒を酌み交わしたい。
ヤンゴンの街を歩く俺(右)とキャメル
だが、新羽さんが「ぜひ行ってください」としつこいので、21時を過ぎたころ、エンペラーに向かった。店がある通りに入ると、黒服ならぬ、白Yシャツを着た「白服」の若い男らが10人くらい寄ってきた。
キャメルによると、彼らについて行くとエンペラーに連れていかれ、紹介料なるものを取られるそうなので無視。男らは日本語で「女はどうですか?」と話しかけてくるが、無視するとすぐに諦めてしまう。全然強引じゃないのがミャンマーらしくていい。
ミニスカートを履いている4人の女が前方を歩いていて、キャメルにそのことを尋ねると、彼女らはエンペラーに在籍する女とのこと。想像していたよりも若くてかわいいではないか。
店の前にくるとポン引きみたいな薄汚れた男と、たばこやコンドーム、バイアグラなどの精力剤を売る男らが声を掛けてくる。
店が入居するビルはボロボロである。エレベーターに乗るとボタンを押す係の男がいすに座っている。キャメルは不思議がるが、ブラジルのナイトクラブ、ボアッチではよく見かける光景なので、俺は慣れている。
エレベーターが開く。すると男が寄ってきて丁寧に「2人ですね。どうぞ」と招き入れてくれる。ミャンマーの良い点は英語が通じるところだが、エンペラーの女たちは英語も満足に話せないらしい。
入場料は8000チャット(約570円)で1ドリンク付いている。客は平日だからか少なく、女を買う客は中国人の金持ちが多いようだ。日本人ももちろんいるが、欧米人はいない。女とヤル場合は自分の泊まっているホテルに連れていかないとならないという。
ヤリ部屋もないし、提携するラブホテルもない。そのあたりはブラジルのボアッチと違う。店内は真っ暗と聞いていたが、想像していたよりも明るい。中級のボアッチと同じくらいの明るさで、雰囲気もそれに似ている。
俺らが入ると女たちの視線が集まる。すぐに帰りたかったのでカウンター席に座り、ジントニックを注文。つまみにピーナッツがでるが、これはうまい。座って、ショーを見学しようとしたら大変である。女たちが寄ってきたのだ。
そして稚拙な日本語で「アナタハンサム」「ワタシ、サービスイイ」「コンニチハ」。どいつもこいつもそうだ。それが4~5人だったらいいが、30人くらい集まってきた。気が付くと列をなしている。隣の中国人オヤジのところには誰もいないのに……。
とにかく落ち着かないし疲れる。キャメルからは、女たちの背中が臭いと聞かされていた。確率で25%の女の背中からワキガのような匂いがすると聞いていたので、それを想像するとおかしくなりそうだった。
ワキではなく背中が臭いのかよ!
ヤンゴンで働く日本人の中には、エンペラーの女に性病を移された人が多いらしく、キャメルもこの店の女に淋病を移されたことがある。確率では、25%の女が性感染症を発症しているもよう。
背中が臭くて性病持ちが多いのだ。なんだか複雑な気分になる。だが、ヤンゴンに住んだら遊ぶ店は基本的に、エンペラーともう1軒しかないのである。
俺らが女を買わないことを悟ったのか、女たちは消えた。良かった……。これからショーでも見よう。思ったよりも女たちはかわいくて若い。そんなことをキャメルと話していると、死肉に群がるハイエナのごとく20人くらいの女が部活のダッシュのように全力で走っている。
「なんじゃ、あれ?」と聞くと、キャメルが「新規の客が来たんですよ」と答える。
「それにしても、なんのために全力で走る必要があるんだ?」
「分かりません……」
すると、また俺らの前に、女が10人くらい集まってくる。
「コンニチハ」「ワタシ、サービスイイヨ」英語も話せないし、会話はこれ以上通じない。もしヤリたい客がいて、言葉が通じない場合、女とをつなぐパイプ役の男も店内にいるようだ。
女たちが俺らの前から去り、新たな客が個室に入った。すると民族大移動のように40人くらいの女たちがダッシュで個室の方に、われ先にと向かって行った。
ボロくて怪しい「エンペラー」の外観=新羽七助提供(今年5月撮影)
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