【JOJOの世界アングラ紀行】 第11回  マダガスカルの長距離移動、タクシーブルースは地獄!
タクシーブルースの簡易版でタイのソンテウのような乗り物。パンパンに詰め込まれ、悪路を3時間ほど移動

マダガスカルは日本よりデカい

アフリカの島国、マダガスカルは観光大国だ。日本から遠いため短期旅行ではなかなか行きにくいが、欧州からは多くの観光客がやって来る。

マダガスカルはデカい。国土は日本の1.6倍、世界で4番目に大きな島。想像していたよりずっと大きかった。

マダガスカル

マダガスカルに行く人の多くは、首都のアンタナナリボにまず降り立つことになる。アンタナナリボはマダガスカルのほぼ中心に位置するが、観光スポットは東西南北各地方に散っているため、観光するには長距離移動が必須。

今回はマダガスカル長距離移動のための庶民の足、タクシーブルースを紹介する。世界中旅してきた僕の中で、最も過酷な移動手段だ。

欠航当たり前の“たぶん航空”も勘弁

マダガスカルの長距離移動手段は3つに大別できる。

(1)飛行機
交通インフラが整っていないマダガスカルにおいて、唯一短時間で長距離移動できるのが飛行機だ。ただし、マダガスカルの国内線はフラッグキャリアであるマダガスカル航空の1社独占。片道2~3万円と値段が高く、遅延は当たり前。直前にフライトがキャンセルされることも多く、現地では“Air Maybe”(たぶん航空)と揶揄(やゆ)されている。

(2)チャーター車
団体ツアー客や欧米人の旅行者はよく車をチャーターしている。幹線道路ですら穴ぼこだらけのマダガスカル。そのため、チャーター車にはトヨタのランドクルーザーなど四駆の大型車が多い。チャーター料金は1日1万円ほどはかかるため、ある程度人数を集めない限り、料金は高くなる。

(3)タクシーブルース
マダガスカル人の庶民の乗り物がタクシーブルースだ。タクシーブルースの基本的な型はハイエースなどのバンを改造して大人数を乗れるようにしたもの。クオリティーはひどいが、とにかく安い。マダガスカルを旅するバックパッカーは基本的にタクシーブルースで移動している。
アンタナナリボのタクシーブルース乗り場。通りに見えているバンは全てタクシーブルース

アンタナナリボのタクシーブルース乗り場。通りに見えているバンは全てタクシーブルース

フロントガラスに行き先が書いてあるため、ドライバー(もしくはオフィス)と交渉してチケットを購入する

フロントガラスに行き先が書いてあるため、ドライバー(もしくはオフィス)と交渉してチケットを購入する

事故や強盗、ゲロも……

●時間通りに出発しない
タクシーブルースの多くは、定員の人数が集まるまで出発しない。朝一でタクシーブルースターミナルに行き「10時に出発する」と言われてチケットを買った結果、18時まで8時間も待たされたことがあった。タイムテーブルがあってないようなものなので、時間に余裕がない人にはまったくお勧めできない。

●詰め込みすぎ
3人席に4人、4人席に5人乗せるのが当たり前のタクシーブルース。さらに、車のシートを改造して3列を4列にしているため、前後の間隔もすこぶる狭い。足もロクに動かせず、お尻は常に隣の人とポジションの取り合い。辛い。

●10時間超のロングドライブ
前述の通り、マダガスカルは広い。パンパンに詰め込まれた状態でも短時間なら耐えられるが、長時間移動となると一気に辛さが増す。実際、アフリカの移動ではぎゅうぎゅうに詰め込まれる乗り合いタクシーやミニバンを何度も経験しているが、いずれもせいぜい5~6時間。耐えられないほどではなかった。一方、マダガスカルの移動は12時間超えは当たり前。辛すぎる。

タクシーブルースの簡易版でタイのソンテウのような乗り物。パンパンに詰め込まれ、悪路を3時間ほど移動

タクシーブルースの簡易版で、タイのソンテウのような乗り物。パンパンに詰め込まれ、悪路を3時間ほど移動

●事故が多発
夜行のタクシーブルースで移動すると、道端に横転している車を1~2回は見かける。人を詰め込みすぎな上に、車の上に大量の荷物を積むため、車のバランスが悪くなり、カーブを曲がりきれずにゴロン……。怖い。

●強盗も頻発
マダガスカル南部ではタクシーブルースを狙った強盗が出没する。そのため、同じルートを走る各社のタクシーブルースが時間をそろえてキャラバンを組んで出発するようになっている。「このルートでちょうど2週間前に強盗にあったよ。ハハハ」と言われて一切笑えなかったのを覚えている。まじ怖い。

●ゲロが飛んでくる
マダガスカルの道路はでこぼこでカーブも多いため、車酔いした現地人が嘔吐することもしばしば。特に小さな子どもの隣は要注意。ノーモーションでゲロが飛んでくる。

この記事を書くために思い出すだけで気分が悪くなってきた……。安い以外に良いところが一つもないのがタクシーブルースだ。

難民レベルの20時間移動

JOJOがマダガスカル滞在中、タクシーブルースに乗った時間は計100時間を超える。

経験した最長の移動は20時間。そのときのタクシーブルースは、悪路を進むためトラック型だった。

これだ。

未舗装の悪路を進むトラック型のタクシーブルース

未舗装の悪路を進むトラック型のタクシーブルース

もはや難民レベル。バスが停車するごとに山のような荷物の積み下ろし作業があり、まったく先に進まない。

この状態で20時間。あなたは耐えられるだろうか?

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マダガスカルにはまた行きたいが、タクシーブルースにはもう二度と乗りたくない。

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JOJO
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「旅×エロ」をテーマに世界一周中の海外風俗ブロガー。激務のストレスで会社員生活から逃げ出し、2014年に世界一周の旅に出発。 旅を続けながら海外風俗ライター・ドイツの高級風俗FKKの案内などの活動もしている。まだ見ぬエロを求めて現在も世界を放浪中。
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