【中国大陸で遊ぼう!】第50回 不法滞在する某アジア嬢の実態に迫る
毎週日曜日に更新の「誰でも無料で聴ける」ポッドキャスト(インターネットラジオ)番組「スタジオスモーキー」を主宰するカルロスです。
前回は、僕の知人で、現在いわゆる違法状態にもかかわらず、東京都内山手線23区内の中華式メンズエステ(チャイエス)店とほぼ同業態で働く女性の話をしました。
知り合って数か月になる彼女ですが、いろいろと接してみると、当然ではありますが、不法滞在は実に気苦労が絶えないと感じざるを得ません。
しかしその反面、ゴーゴーバージャーナリストの新羽七助氏が指摘するように「ああ、やはりここの国民は(良い意味で)アホなんだなあ」と思うこともありました。
今日はそんな彼女の日常などをお話します。
住み込みで働く日々
某国から日本に来たY嬢、現在は合法的な滞在期限が切れているこの嬢とは、まだ「Look Around機能」が有効だった時の出会い系アプリ「ビートーク」を通じ、知り合いました。
日本語がまったくダメというY嬢ですが、英語が堪能で少なくともテキストのやり取りに関しては、何の支障もなくスムーズな会話を楽しめました。
流れとしては、「メッセージのやり取り」「LINE通話でのやり取り」「実際に会う」と進んでいくわけですが、LINE通話で話すのがY嬢の勤務時間の関係でなかなか大変。
本コラムで以前お話した通り、チャイエス業態で働く嬢の中には、その店に住んでいる、要するに住み込みで働く嬢が少なくありません。
既に不法滞在となっているY嬢は、自分自身で部屋を借りられるはずもなく、ご多分に漏れず住み込みで働いています。
よって、電話で話すのはお客さんがいない時、もしくは開店前か営業時間終了後になります。基本的に同業態の店は、在籍する嬢の数がそこそこいれば24時間営業で、少なければおおむね午後1時から午前2~3時くらいまでを営業時間に当てることが多いようです。
Y嬢が働く店は在籍する嬢の数が多くなかったこともあり、営業時間は後者の方でした。となると、電話が掛かってくるのは営業時間外というか、ほぼ営業時間終了後の午前3時くらいが大半。
眠い目をこすりつつ、掛かってきた電話には極力出るようにしてコミュニケーションを図っていましたが、そのかいあって、ほどなく直接面談に臨むことができました。
見た目に関しては、写真判定は当然のこととして、LINE通話の段階で常にビデオチャットを使用していたので確認済み。某大物俳優の娘で、かつてはキー局のアナウンサー、現在はタレントとして活躍するM.T似とお伝えしておきましょう。
30分未満の遅刻は許容
日本語が不自由ということは、あまり遠出は嫌がるだろうと思いつつ、アポイントを固めていきます。そして、Y嬢が働く店の最寄り駅での待ち合わせとなり、時間も店の営業開始前ということで、とりあえずはランチでもとなりました。
なお、この段階では、彼女が不法滞在していることについて、僕はまだ知りません。
さて待ち合わせ当日、約束の11時30分が過ぎても見当たらないので、LINE電話を掛けてみました。すると、今から店を出るとのこと。
まあ、これくらいの遅刻は既に慣れたもの。なんとも思いません。そこから待つこと10分くらいが経過。しかしまだ来ません。
まあ、これも良くあること、俺のためにしっかりとメイクでもしてくれているから遅れているのだろうという、いつものポジティブシンキングをめぐらせながら引き続き待ちます。
さらに10分経過。まあ、これくらいは仕方ありませんが、一応、今度はメッセージを送って確認作業します。が、一向に「既読」マークになりません。
あらま、これはやられたかな? と思った矢先、駅で待つ僕の目に飛び込んで来たのはM.T似のY嬢でした。
外国人との待ち合わせで30分未満の遅刻は遅刻ではありませんので、それでは! と彼女の母国料理を出す店に向かいます。
店に着くと、幸いにも席が空いており、確保できたテーブルにあるメニューからオーダーを済ますと、さっそく会話を始めます。もちろん、その道中でも少し話してはいます。
すると、Y嬢が店のスタッフにWi-Fiを使いたいと頼み、パスワードなどを聞き出しました。「ふ~ん、いきなりだなあ」と思わないでもなかったのですが、そんな視線を感じたのでしょうか、Y嬢が「私のスマートフォンはネットワークにつながっていないから、Wi-Fiが使えないと何の役にも立たない」と言います。
そこからしばらくは日本でスマホを買うといくらくらいなのかとか,スマホ事情の話題になります。「良かったら、一緒に買いに行ってあげるよ」と伝えましたが(※1)、なんとなく「そこには触れてほしくない」というような感じになったので、話題を変えることに……。
主に彼女の出身地の話や、これまで行った外国の話、日本での生活の話などをとりとめなく話しつつ、食事を進めます。時間にして約1時間強、彼女の仕事開始時間に合わせてのランチとなり、なんとなく残尿感が残った初対面となりました。
※1 この時点では不法滞在と知らず、スマホの契約も可能だと思っていた。
オーバーステイを告白
う~ん、この分だと次はないかなあと思いつつ、その日の用事を済ませて、夜自室でくつろいでいると、Y嬢からLINEビデオの着信。時間にして0時過ぎです。
電話に出ると、同じ店の嬢と2人でビデオに出てきました。どうやら、今夜は店が暇なようです。ふと思いつき、「今夜暇なら、今からそっちに行っていい? 飯でも食おうよ!」というと、返事はOK。さすがにノリだけは良い国の人たちです。
それではと自宅から車を飛ばすこと数十分、到着した駅の近くのコインパーキングに車を預け、徒歩で事前に教えてもらっていた店まで行きます。
ほどなく店の前に到着、それを告げる電話を掛けると「そのまま店に入って来て!」とのこと。そのまま「お客さん」になるのは嫌だなあと思いつつ、店のドアを開けて中に入ると、すぐにY嬢が出て来て、いつもビデオチャットに映し出される、なじみのある自室へと通してくれました。
同じ店の嬢も加わり、少しおしゃべりした後、じゃあそろそろとなったのですが、ほかの嬢は気を利かせたのか、Y嬢と2人で出かけることに。既に深夜1時を過ぎていることもあり、開いている店も限られます。
焼鳥系の店に入り、僕は車なのでソフトドリンク、アルコールがあまり強くないというY嬢には果実酒系のドリンクを勧め、軽く飲み食いしながらいろいろと話し込みます。
昼間話せなかったけど……と前置きしながら、日本に来た経緯や、日本に来てから今までのこと、そもそもなぜ日本に「稼ぐため」に来なくてはならなかったのかを、軽く回ってきた酔いも手伝ってか、Y嬢はざっくばらんに語ってくれました。
と、そんな会話の途中で、いきなり声をひそめ、さらには周囲を見渡しつつフードを目深に被り直すと、「あなたを信用しているから言うけど……」と目を伏せた後に口にしたのは「実は既にオーバーステイで、見つかるといろいろとヤバいの……」と告げてきました。
まあ、そんなところなんだろうな、という感じではありましたが、会ったばかりの僕にそれを告げた勇気に、少しばかりのうれしさを感じてしまいました。
一番のギャップは、手の届く距離にきらびやかな世界があるのに、そこにどうすれば行けるのかが分からないこと。物理的な意味も含みます。
スターバックスで、母国と同じようにお気に入りのカスタムオーダーをしたいだけなのに、「言葉の壁」(※2)のせいでそれすらも果たせずに、慌てて店から逃げるように出てしまい、大変恥ずかしい思いをした話を、その代表的な事例として教えてくれました。
どちらかと言えばシャイな性格の彼女なので、そんなふうに感じたのかもしれませんが、意外と引っ込み思案な面もある僕には、外国での経験として理解できる内容ではあるので、少なからずの同情を禁じ得ませんでした。
そんな小さなことの積み重ねが、足を一歩踏み出すことをちゅうちょさせ、さらにその繰り返しが一種の疎外感に育ってしまうことは容易に理解できる話です。
さらには、不法滞在では何かと不便な思いをしていることは容易に想像でき、これも少なからずの同情を禁じ得ませんでした。
※2 自分は日本語ができず、店員は簡単な英語を理解できない場合もある。
Y嬢との距離を詰める
酔いも手伝ってか、いろいろと自分自身の話などをしてくれたY嬢。多少なりとも僕に気を許してくれたのでしょう。が、もちろん僕は気を許すわけにはいきません。なんと言っても、不法滞在であることは間違いないので、少なくともそこは注意して付き合わないとまずいですし、向こうの世界に関わるのも限界があります。
以降、そのへんのバランスを考えつつ、Y嬢との距離を詰めていくことになります。次回は、その具体的なお話をお届けします。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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