第44回 巷にあふれる海外・旅番組を評価してみた【嵐よういち・海外裏ロード】
たくさんある海外・旅番組
海外・旅番組が飽和状態だ。俺はテレビ関係者から相談を受けたりするが、やり尽くされたように思える。俺も旅番組などを観るのは好きだが、年末年始は更に輪をかけて特番などで番組数が増えてくるのでさすがに飽きてくる。
今回は俺が好きな海外モノ番組の過去放送をネットで観る機会があったのでそれについて語ってみる。
ぶっこみジャパニーズ
TBSの人気特番『ぶっこみジャパニーズ』は面白い。海外にはびこる怪しい日本レストランにその道のプロが潜入して、最初は店の実態に呆れ、数日の修行をえて、店を去った後にマスクマンとしてイベントに登場して、皆を驚かし、そしてマスクと脱いで正体をばらして、最後には技を伝授する。
あるいは、格闘家が偽柔道、空手などの道場に潜入。そして最後にはマスクをして皆を驚かして、正体をさらけだす。ウルトラマン的で少し気持ちが良い。ヤラセ疑惑も絶えないようだが、バラエティには多少の演出は仕方ないし、全てを信じないで娯楽として楽しめばいいのである。
さて、俺が見逃した過去放送のこの回、最初はメキシコの首都、メキシコ・シティー。この街には日本レストランがたくさん増えているのだとか。理由は、「儲かるから」。例えば、俺は昔から世界を放浪しているが、寿司バーを中心に日本レストランがかなり増えているのを感じる。レストランを開く時に、一番儲かりそうなものに飛びつくのは仕方のないことなのか。おそらく、ほとんどの日本人は一生行くことのない未承認国家のアブハジア共和国の首都・スフミにも寿司バーが目立っていた。
ダメそうな雰囲気
メキシコ・シティーでダメそうな日本レストランを発見したスタッフは、小川さんという寿司職人を派遣。彼は何度か番組に登場したことがあるが、優しい人柄で、正しい寿司の知識を世界に広める活動をしている。彼はいつものように、寿司職人であることを隠して店に潜入。
店は怪しい日本語などが壁に掲げられ、オーナーはスペイン系のハンサムな28歳。メキシコは貧富の差が激しく、この男のように金持ちの父親に金を出してもらい、「ただ儲かるだけ」という理由で店を出してしまう人もいる。貧富の差が極端にあるからマフィアが多く、治安も悪いのだろう。
お決まりのパターン
小川さんが店の説明を受けている時の呆れているリアクションが自然で良い。そしてアメリカのアトランタで9年間修業してきたという寿司シェフを紹介される。オーナーの父親がアメリカでヘッドハンティングをしてきたのだという。いきなり挨拶代わりに唐辛子たっぷりの2品のヒドイ料理を食べさせられた後、いよいよ修行に突入。
予想通りのマグロの目利きのいいかげんさと、刺身の切り方、寿司の握り、米の研ぎ方の間違いはいつもと同じだ。許せないのは醤油をほとんど使わずに激辛ソースを使っていること。なんだ、こりゃ。絵に描いたようなバカ息子オーナーと、甘やかす父親がいろんなことをやらかす。
寿司レストランは儲かり、彼らは億万長者になったらしいので、相当、儲かるのだろう。そしてビジネス的には彼らのやってきたことは間違いではなかったのだろう。だが、この番組は正しい寿司を伝授するというもの。知らない者、勘違いしているのなら教えないといけないではないか。彼らには悪気は全くない。
寿司サムライ登場
店内には店のスタッフやら富裕層の客が集まり、和太鼓で盛り上げ、ついに寿司サムライが登場した。凄い技を披露した後、正体をバラして皆、謝って、その後、技術指導。店のスタッフはちゃんと指導してくれる人に出会っていなかっただけで、皆、良い人だ。
次は国民食のラーメン。
俺が若いころは海外にラーメン屋は少なく、記憶にあるのはニューヨーク、ボストン、ロス、バンコク、パリぐらいにしかなかったと思うが、現在では世界中に2000軒もあるという。日本のチェーン店や、日本人がやっている店ならマトモだと思うが、日本で食べたことのないオーナーが「ただ儲かるだけ」という理由だけで始めてしまう。
確かに、現在は東南アジアに行けば食べられるところが多いし、ロシアの樺太(サハリン)やウラジオストックのショッピングセンターでもラーメンを食べた。
イギリスでラーメン
今、イギリスでは豚骨ラーメンのブームだという。日本酒と一緒に食べるのがお洒落だと。俺は28年前にイギリスに留学していたが、ラーメン屋など一軒もなかったものだ。舞台はイギリス・スコットランドのエディンバラ。そこで味オンチのイギリス人が不味いと酷評するラーメン屋が登場。
そこに72歳の上田さんという女性でラーメン界で有名な人が参戦。ダメラーメン屋の主人は意外なことに香港出身の東洋人。もちろん修行などはしたことがなく、儲かりそうだと始めたそうだ。ラーメン・シェフは長身のスコットランド人で24歳。修行経験ゼロで、ネットで知識を得たそうだ。
いきなりブレック・ファースト・ラーメンなるものを食べるが、かなり酷そう。ヤバい店のようだ。そこでも正体を現してハッピーエンド。とにかく最後は気持ちよく終わる。
柔道家
舞台は柔道の競技人口10万人のイタリア。そこの行くのがシドニー五輪・金メンダリストの瀧本誠さん。その道場はサーカス団のような場所だった。
よくも30年も経営していたものだ。可哀想なのは習っている子供たち。一番、基本を学ばないといけないのにこんなインチキ柔道では・・・。
そしてラストはお決まりのパターン。
エチオピア演歌
最後はエチオピアのインチキ演歌。北島三郎の『与作』、有名な歌詞「ヘイヘイホー」を「シェイシェイホー」と歌っているし、もはや言葉がないが、独自に演歌が発展してしまったようで、これはこれでいいのかも。この回は、過去にオンエアされたやつの、抜き打ちチェックだった。成敗された効果は絶大らしくてイイ方向に向かっているようだ。
この番組は面白いので観るのを勧めたいと思う。
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