【安近短で行ける、アジアで遊ぼう!】第57回 驚愕の中国大陸新築住宅事情!
毎週日曜日に更新の「誰でも無料で聴ける」ポッドキャスト(いわゆるインターネットラジオ)番組「スタジオスモーキー」を主宰しているカルロスです。
未だ不動産バブルが続く中国
前回では、地元中国東北部長春市に戻った馴染みのチャイエス(=中華式メンズエステ)嬢、E譲とのやり取りに関してお話しをしました。
日本(東京)で一生懸命に働きお金を貯めて、故郷のご両親の為に家を購入してあげる、なんて中々泣かせる話ではあります。
ここ10数年における中国の経済発展は凄まじいものがあり、GDPでは既に日本を追い抜いている訳ですが、依然日本で身体を張って稼いで故郷の両親に家を買う、と言う古典的なパターンが現存すると言う証明をE嬢がしているとも言えます。
そして、中国大陸における不動産バブルの様相は、一時と比べると落ち着きつつあるとは言え、未だ健在であります。
上海の「億ション」
僕の古くからの友人で上海に住んでいる中国人夫婦が居ます。
旦那は医療機器のメーカー、奥様は日系金融機関の現地法人勤務、要するに、中国の中でも収入の高い層に属して居ます。
レストランにて。最近の上海ではエンタメ系レストランが大流行。接客など、数年前を考えると隔世の感が有る
年代的には30代後半、いわゆる「80年代」生まれの典型みたいな二人で、揃って日本での留学経験があり、かなり正確な日本語(と英語)を話します。
彼らの両親も揃って社会的な地位がある人たちで、片方は夫婦そろって人民軍、片方は揃って学校の教師、と言う環境下で育って来た二人です。
そんな彼らが、今から約4年前に上海の浦東(プードン)地区の新築マンションを購入しました。浦東地区とは、上海の経済的発展に伴い開発された地域で、国際空港や国際展示場などを有しているエリアでもあります。
東京で言えば、正にベイエリアの江東区辺りをイメージすると分かりやすいかも知れません。
浦東地区は、あまりにも開発のスピードが速すぎて、2000年代の前半は、そのエリアの地図が「真っ白」だったこともあります。つまり、地図を完成させても直ぐに街の様子が変化していくので、最早地図の意味を為さない事から「真っ白」で、となった訳です。
その当時の体感では、3か月も離れていると全く違う街になる、と言うくらいのスピード感で開発が行われていた様に思います。
そんな街に、彼らは自宅を購入しました。
広さは概ね100平米くらい、値段は当時の価格で日本円に直すと約9千万くらいだった様に記憶して居ます。
ただし、この値段に含まれていない内容があります。
それは「内装」が全くなされていない状態であり、購入後に施主が自ら改めて内装を手配しなくてはならないのが中国流だからなのです。
実際に上海に訪れた際に、彼らが購入したと言うマンションを見せて貰いましたが、その時は内装が全く為されていない状態で、コンクリートがむき出しのガランとした状態でした。
この状態から、内装業者(自分たちで仕上げをしない場合)と打ち合わせを行い、部屋を作って行きますが、これがかなり時間を要します。資材の選定に1か月から2か月、工事を開始して仕上がるまで3か月から4か月、そして内装に使われた接着剤が完全に乾くまで1か月程度となるので、少なくとも建物が完成しても半年間は入居が出来ません。
実際には、ここから家具や家電の調達になるので、現在の自宅をキープしながら新しい家を作りこんでいく間の住居費用は2倍になる訳です。
これはなかなか大変な負担ですよね。
結局、この彼らが新居に払った(払う)費用は総額で約1億1千万~2千万程度、100平米ほどですから、最早価格は日本の都心、それも23区の西よりとほぼ同じくらいになっているのには驚かされます。
もちろん、上海だから、ではありますが……
計画段階で買い、着工が始まると売る
この僕の長年の友人である、上海在住の中国人夫婦ですが投資意欲は満々です。その夫婦と食事を摂りに出かけた近くのショッピングモールの催事スペースで、新築マンションの「即売会」をやっており、僕も興味が有るので、食後のデザート代わりに見に行きました。
文中に有る新規住宅即売会の様子。群がる人民達
そこに書いてあったのは
・新設(予定)される地下鉄新駅が開発される街の中心になる
・緑豊かで、環境が良い(様に街を造る予定)、垂涎の的になるのは間違い無い街並み
・今から約2年後(!)に完成する(あくまでも予定として)
という具合での説明文でした。(住居のスペックは除きます)
そして気になる価格は日本円換算で8千万から1億円程度の戸建て住宅でした。
その完成予想とする街並みの造形物を見ていた奥さんの方が、10分ほど経った時に近くの係員を呼んでいきなり色々と真剣な顔で話しだしたかと思うと、こちらを見て一言、
「ここ買います!」
と言うではありませんか!
1億円もする物件で、しかも未だ土地の整備も済んでおらず、ましてや自分たちの新居も未完成の状態なのに! と日本人感覚の僕では到底理解出来ませんでした。
しかしながら、そんな呆気に取られたかのような僕の顔を見て、奥さんの方が一言。
「一年後に売却すれば2千万くらいの利益が出そうなの!」
などと言います。
住む事はおろか、土地の整備が終わった段階で売り抜けて値上がり分を頂戴しようと言う魂胆。更には、1年で2割もの上昇を見込んでいるとなれば、これをバブル健在と言わずして何と言うべきなのでしょうか。相変わらず凄まじい勢いを見せる上海、古より「魔都」などと称されてるだけあります。笑
同、街の完成予想ジオラマ
そんな中国に隣接して、ロケーション的には日本と中国に挟まれているお隣の国、韓国。
次回は、そんな韓国でのお話しをしたいと思います。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました!
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