こんにちは！　ほいなめ編集部のぽめこです。
昔から、若返りの方法として、若い子の血液を飲む、という方法がありました。
吸血鬼のモデルとなった人物・バートリ・エルジェーベト（1560年8月7日-1614年8月21日）は、「血の伯爵夫人」とも呼ばれ、650人以上の若い女性を殺し、その血を飲んだことで有名です。
若い子の血を飲んだって、若返りはしないでしょ……と思っていたぽめこですが、実際に「若い血を体内にいれると自然治癒力が向上する」という研究結果がでているようです。
今回のニュースは『若返り』について。
なんと、若者の血液を使ったビジネスが、ニューヨークで始まるそうなのです。

若者の血液を使った『若返りクリニック』を開設

若者の血液を使った新ビジネスに目を付けたのは、スタンフォード大学医学部で医学を学んでいたジェシー・カーマジン氏。
彼は、若いマウスの血液をもらった高齢のマウスが健康を取り戻したという実験結果に興味を持ち、「Aｍbrosia」というスタートアップを設立しました。この「Aｍbrosia」とは、ギリシア神話に登場する、不死を手に入れられる神々の食物「アムブロシアー」から名付けたそうです。

「人間の場合であっても、若者の健康な血を高齢者に輸血することで若返り効果が得られるのではないか」

カーマジン氏は、マウスの実験結果から、これは人間にも応用できるのではないかと考えたそう。
Ambrosiaでは、16歳から25歳までの若者から血液を採取し、35歳以上の被験者に2日をかけて1.5リットルの血漿(けっしょう)成分を輸血するとしています。輸血を受ける場合の価格は8000ドル(約90万円)と高額ですが、被験者は順調に集まっているそうです。

その後、Ambrosiaは2017年に、150人の参加者へ新鮮な輸血を実施。結果として、若い血液を注入された被験者は、集中力や記憶力といった分野で能力の向上が見られたほか、質の良い睡眠が取れるようになったと発表しています。
Ambrosiaは2018年末～2019年の初めにニューヨークでクリニックを開設するために準備中とのこと。
輸血してもらう側に立って考えると、若返られるなんてステキ！　ですが、輸血する側はこれ、いくらくらいもらって血液を提供するんだろう……？　とぽめこは思いました（庶民の疑問）。
お金をもらって血液を提供するわけですから、健康なのはもちろんのこと、かなり食事など制限されるのではないでしょうか。だって、毎食ピザ食ってるデブの血なんてもらいたくないですよね？？　え、私だけ……？？
年よりは若者の血液を買う。若者は年寄りに健康な血を提供するために食事や運動に気を付ける……。そんな世の中になったらウィンウィン……な世の中になるのかもしれません。