【エロ偉人伝】池田綱政~手当たり次第にセックスしまくり!?ボロクソ評価の二世藩主、じつは名君だった説
エロ偉人伝

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筆者だけじゃないと思うのですが、“校長”でググると関連ワードに“売春”が出てくるんですよね(2017年4月現在)。
2年前に世間を騒がせた『フィリピンで少女とのわいせつ行為を撮影して逮捕された校長』の一件が、今もまだ尾を引いています。全国の校長にとってはいい迷惑でしょう。
“レジェンド”とか“伝説”とかも出てきます。

この校長そのものはエロ偉人でも何でも無い、ただの犯罪者ですが、相手にした女性の数が衝撃的すぎました。
なんと約25年で1万2660人!

これ、彼がフィリピンに行ってた日数から計算すると、一日平均10人以上を相手にしないと到達できないとか。一回で10人。午前、午後、深夜の3回に分けて、一日で計30人。
そんなことも当たり前だったようです。報道では『少女との~』とありましたが、実際は10代から70代まで手当たり次第だったと、のちに某雑誌に掲載された告白記事で明かしています。なにを告白しているんだか……。

で、本題。

今回取り上げるのは、江戸時代の岡山第2代藩主・池田綱政。

彼もまた「女と見れば手当たり次第にセックスしていた」と云われているほどの女好きですが、こちらは立派なエロ偉人。父は江戸初期の名君として誉れ高い池田光政、母はあの千姫の娘。
いわゆる有名人の二世です。

池田綱政がどんな人物であったか? 当時の大名家や政治状況を解説した『土芥寇讎記(どかいこうしゅうき)』なる史書に、その記述があります。

「父親は立派だけど息子はダメ」
「生粋のバカで学がない」
「昼も夜も遊びまくり」
「異常なほどの女好き」

これでもかってくらいボロクソに書かれています。

特に「女好き」に関しては相当なもので、じつに70人以上の子供を作った性豪。しかも側室からお手伝いさんまで身分も家柄も関係なしに手を出したとか。
“藩主は子作りも仕事”という大義名分だけでは済まされないボーダーレスっぷり。
イイ女だからヤリたい。そんな男の欲望に、とっても素直だったのでしょう。

しかし、評価のボロクソっぷりとは裏腹に、残した実績は名君そのもの。
親の後を継いだ綱政は、新田開発を始めとする農業政策で岡山藩の財政再建を果たし、様々な事業を成功させています。また、日本三名園のひとつに数えられる『岡山後楽園』も綱政による造営。
セックス大好きかもしれないけど、仕事も出来る優秀なリーダーだったのです。

それなのになぜ散々な評価を受けてしまったのか?

これには様々な説が唱えられています。ひとつは父親の存在でしょう。

父の池田光政は硬派な武人。対して綱政は和歌や書道が得意な文化人。
家臣や領民の前で能を披露することもあったそうです。まだ戦国時代の名残が色濃かった当時、幅を利かせていたのはオラオラ系の武家。彼らにしてみれば「和歌? 書道? 軟弱だなあ。男なら剣術でしょ!」という感じで、インドア系(?)は嘲笑の対象だったのでは。
で、「父親は立派なのに息子は……」という評価になったのでは。

「学がない」という点も風評被害といわれています。
綱政は、当時の学問のメインストリームだった“儒教”に興味がなかっただけで、教養のある人物でした。
しかしお偉方にとっては儒教こそ学問。儒教を学ばないやつはバカだ……と。そんな背景を想像してしまいます。

こうなってくると「遊びまくり」も怪しいですね。
結局のところ確かなのは「いっぱいセックスしていっぱい子供を作った」だけじゃないでしょうか。

というわけで後年、綱政の評価は見直されました。紛うことなきエロ偉人です!

本日のエロ偉人
名前:池田綱政(1638年~1714年)
性別:男
国籍:日本
日課:誰とでもセックス

—————————
(文:喜助)

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