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タイに来たら外せない食材は鶏肉とエビだと俺は思っている。鶏肉はタイもブロイラーがほとんどではあるけれども、流通経路が短いからか、新鮮でおいしい肉が屋台でも食べられる。しかも安価だ。 それからエビも忘れてはならない。タイは…

タイのシーフードは常に進化している。料理の種類が増えているというのではなく、流通経路が年々発達してきているという印象だ。海鮮に関してはやはり日本が世界でもトップクラスで管理力が高いと思う。 それと比較すればタイはまだまだ…

和食店の雰囲気で売り出しているものの、日本料理でもないし、かといってタイ料理なのかどうかもわからない店がタイには結構ある。 その代表格が鍋物のチェーン店「シャブシ」だ。しゃぶしゃぶと寿司を組み合わせた造語で、タイ国内各地…

2018年11月の日本滞在時に、東京・人形町のジビエ料理を売りにした居酒屋に行ってきた。なんだかんだでジビエを食べたことがないので、試してみたかったのだ。ご存知のようにジビエ料理は野生動物の肉を使った料理で、主にイノシシ…

タイは地方ごとに大きな特徴はあるものの、各県ごとには案外違いがないことが多い。タイ政府は地方活性化を目指して一村一品運動「OTOP(オートップ)」を実施して、各地にアンテナショップなどを持たせているものの、必ずしもその地…

イサーン料理店などでよく見かける淡水魚。海の魚よりもクセが強く、好まない人には徹底的に苦手意識を持たれてしまうジャンルだろう。 特に「プラードゥック」――つまりナマズは決しておいしいものではない。屋台でよく見かける炭火の…

タイ料理の屋台はいろいろあるが、なんとなく炭火で焼く料理と、中華鍋のようなフライパンで揚げものをしている店が多いような気がする。朝はたとえば中華風の揚げパンである「パートンコー」を見かけるし、タイ式から揚げの「ガイ・トー…

15年くらい前まで、タイになかったもの、入手困難だったもの。それはパンとコーヒー、牛肉だ。ベトナム、ラオス、カンボジアはフランスの統治下にあったことから、今でも日常的にバゲットを使ったサンドイッチが食べられている。また、…

各国料理は多種多様だが、これのない国があるのだろうかというもののひとつが「カオパット」、すなわちチャーハンだ。米を主食とする国には絶対にあるので、少なくともアジアでチャーハンがない国はないであろう。 アジアではチャーハン…

「ほぼ日刊ほいなめ新聞」を読んでいただいている方には、パタヤ好きも多いのではないだろうか。今回はパタヤでおすすめの、シーフードを安く、かつおいしく食べる方法を紹介したい。 これまで当コラムではタイ料理の品目についての話を…

世の中には理解しがたい食べものがあるものだ。しかし、この世に無意味な食物はなく、それを必要とする人にはおいしいと感じる。例えば、日本の「くさや」や「なれ寿司」、欧米では発酵臭の強いチーズなどがそれに当たる。 タイでも魚を…

「ローティー」あるいはロティ、ロッティーと呼ばれる、インドなどが発祥とされる料理が東南アジアならどこでも食べられ、タイにも多くある。 ローティーは不思議な料理で、主食にもデザートにもなるし、中に総菜を入れておやつ的に食す…

俺は酒も飲むし、甘いものはむしろ好物で、日本の喫茶店やファミリーレストランにあるチョコレート・パフェなんかはあれば注文したくてウズウズする。しかし、大の大人が注文するのは恥ずかしいという思いがあって、なかなか頼めない。 …

小学校中高学年のころにRCカーにハマった時期があり、秋葉原のラジコンショップによくパーツを買いに行った。そのときによく立ち寄ったのが、万世橋にある「肉の万世」本店だ。ここに万世直営のラーメン店があり、ここの「排骨拉麺(も…

タイ料理はすべてが辛い料理ではないが、和食よりも辛いものの種類が多いのは事実だ。そして、辛い料理は実にアルコールに合うものである。タイ料理は食事のメインとしてもちろんのこと、酒のつまみとしても素晴らしい。 そんな中で俺自…

タイは鶏肉がおいしい。1998年の初訪タイの際、首都バンコクの安宿街カオサンの屋台で、小さなもも肉の焼き鳥を買った。当時で5バーツ(約17円)とか10バーツくらい。これが柔らかくてジューシーで、初めて食べた瞬間から虜にな…

日本で育つと「国境」を言葉としては理解できても、生活に密着したものとして認識しにくい。タイに18年近く住んでいる今も、首都バンコクでハッと国境を感じさせられることがある。 島国の日本でさえ、中国や韓国と文化的に似たものが…

タイ料理というのは必ずしも辛いわけではないし、全てに「パクチー」が入っているわけでもない。しかし、日本人にその2つの要素が注目されるのは、やはりそれがタイ料理の魅力の1つだからだ。 料理は文化である。だからこそ、その地で…

どの国にも臭い食材がある。日本なら「くさや」などだ。しかし、その魅力に一度取りつかれると、その臭いさえもおいしさの一部になる。 そもそもそういった臭い食べ物は大体、発酵食品であり、長く保存させたり、体内に取り込むために必…

人は危険に魅入るものだ。 例えば東南アジアの性風俗産業はけっして安全なものではなく、病気の心配もあれば、治安も良くない。経営者もけっしてクリーンではないので、トラブルなどもつきもの。前回紹介した生肉料理も最悪は死に至る危…

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