初ゴーゴーバー【新羽七助のゴーゴーバージャーナリストへの軌跡 第3回】
ドンムアン国際空港で乗り込んだタクシーは、バンコク中心部のBTS(高架鉄道)プルンチット駅付近の高速道路料金所を降り、スクンビット通りソイ4に入り、強烈な売春臭をまき散らす3階建てコの字型の建物を通り過ぎ、サービスアパート「オムニタワー」に到着した。
オムニタワーはたかさんのおすすめで、現地の日系旅行代理店を通じ、1泊1300バーツ(現在のレートで約4500円)くらいで泊まることができた。
施設は今でこそ老朽化しているが、当時はまだきれいで、部屋もスイミングプールも広々。学生の私には文句の付けようがない。ロンドンやフランクフルトなどと比べると、バンコクの宿泊施設のコストパフォーマンスは圧倒的で、私のテンションは徐々に上がってきた。
スクンビット・ソイ11のとんかつ料理店「勝一」で夕食。私はとんかつという食べ物自体、そこまで好きではないのだが、たかさんの大好物だった。
食べてみると、衣はさっくり、中はジューシーで、「ここは日本ですか?」と問いたくなるほどうまい。ロンドンの日本料理店で出される油べちゃべちゃのとんかつとは、レベルが違う。私のテンションはさらに上がっていく。
落ち着け、焦るな!
腹が満たされたら、行くところはもう決まっている。たかさんが連れて来てくれたのは、先ほど通り過ぎた売春臭放出施設だった。たかさんは誇らしげに口を開いた。
「七助、これがナナプラザだ」
新羽七助撮影
ネオンが眩しすぎて朦朧としてくる。
「これがナナプラザなんですね。同じような店が並んでますけど、どの店が人気あるんですか?」
「レインボーグループが日本人好みのコをたくさんそろえていて、中でも一番新しくて大箱のレインボー4が今はダントツなんだ」
今となってはあり得ないことだが、当時の私は事前リサーチなどほとんどせず、たかさん任せで何も考えずに行動していた。
たかさんの後を追って1階からエスカレーターで2階に上がり、レインボー4の暖簾をくぐると、今まで見たこともない光景が目に飛び込んできた。爆音のダンスミュージックが鳴り響く中、数十人の若いタイ人女が左右2か所のステージに別れ、ビキニ姿で腰をくねらせている。
「七助、この中で買えない女はいないんだ」
「うおー!」
私は興奮を隠すことができず、柄にもなく叫んでしまったが、たかさんに窘められた。
「うるさいぞ七助、とりあえず落ち着け。まずはドリンクを注文して一服するんだ。嬢を呼んだり連れ出したりするのはそれからだ」
レインボー4の向かって左側のひな壇席に座り、ドリンクを注文。ビール小瓶が120バーツほどで、今よりもはるかに安かった。ゴーゴーでアルコールを投入すると、私のテンションはマックス。照明のせいか、大半の嬢がかわいく見える。
たかさんには「焦るな」と注意されたが、私はいても立ってもいられず、最も好みだった茶髪巻き髪の嬢を呼び付け、あいさつもそこそこにペイバー(連れ出し)を切り出した。
新羽七助撮影
店へのペイバー代は600バーツ。たかさんから「醍醐味はロング」と聞かされていたため、ショートは眼中にない。嬢へのチップの言い値は4000バーツだったが、少し交渉すると3500バーツに下がった。
知り合って1時間も経っていないタイ売春婦と手をつなぎ、宿に向かっている。「俺はバンコクまで来て何をやっているのか……」と微かな罪悪感を覚えたが、後には引けない。オムニタワーに徒歩で連れ帰った。
まず一発。「口がタバコ臭い」と言われてキスを拒まれ、サービスは微妙だった。明け方にもう一発し、女は家に帰っていった。
確かにドイツのFKKよりも割安だし、プライベート感もあるが、しょせんはこんなものか。楽しいけど、ドハマりすることはなさそうだな……。この時点ではそう考えていた。
レインボー2で出会う
翌日。フランクフルトなどでも同じだったが、健全観光にはまったく興味がない。バンコクの寺院巡りなどあり得ない話である。
たかさんと中心部の複合商業施設「エンポリアム」で昼飯を食べたり、オムニタワーのプールで泳いだりして過ごした。
タイは未成熟ではあるものの、インフラ開発が進展。エンポリアムなどの高級モールに行けば何でもそろうし、和食などおいしい料理も食べられる。
ゴーゴー嬢は期待していたほどではないが、もしかしたら住めるかもしれない。そんなことも考え始めていた。
夜はまたナナプラザである。昨夜はけっきょく、レインボー4しか行かなかったので、たかさんと1階の「レインボー2」に行ってみることにした。
当時のレインボーグループは4、2、1の順で人気があり、低空飛行の3はお荷物扱いを受けていた。
レインボー2に入店すると、待機中の嬢らが一斉にわれわれのテーブルに集まってきた。当時の私は若かったこともあり、よくもてた。集まってきた嬢の中から、最も積極的だった金髪ギャルを選出。名はプイという。歳は19。
昨夜の経験もあり、あまり期待していなかったが、プイはその後、私の予想を大きく裏切ることとなる。(続く)
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- 2017/12/30
- タイ風俗