パッポン嬢と浮気【新羽七助のゴーゴーバージャーナリストへの軌跡 第12回】
バンコク中心部

ナナプラザの人気ゴーゴーバー「レインボー1」に所属する彼女、ミントとの関係はそれなりに順調だったが、ミント一筋というわけでもなかった。

ミントは娼婦のため、普通のカップル間の浮気とは状況が異なるものの、チャンスができると“一種の浮気”を繰り返していた。とは言っても、レインボーグループ内あるいはナナプラザ内で浮気をすれば、情報が回り回って彼女にすぐにバレてしまう。
ムラムラしてきた時はあえて、ソイ・カウボーイやパッポン通りに行くようにしていた。

当時のソイ・カウボーイは「バカラ」や「シャーク」を中心に安定飛行。一方、パッポンは、私が初訪タイした2006年以前が最盛期で、既にその勢いを失っていた。

レインボーグループは在籍嬢に対し、稼ぎ時である金曜日と土曜日の出勤を義務付けているため、嬢は病気や生理などよっぽどの事情がない限り出勤することになっている。土曜は私にとって休日でもあり、浮気する最大のチャンスだった。

アパートの最寄り駅であるホイクワン駅から地下鉄に乗り、シーロム通りで下車。そこから徒歩でタニヤ通りを過ぎ、もう少し歩くとパッポンに入る。

バンコク中心部

新羽七助撮影=バンコク中心部

偽ブランド品などを売りさばく無数の屋台、ゴーゴーバー、飲食店などが同居する、世界でも類を見ないめちゃくちゃな通りである。

パッポンの歴史は、ベトナム戦争が激化した1960年代に遡る。ベトナムから休暇で訪れる米兵向けのゴーゴーバーが続々とオープンし、発展した経緯がある。ベトナムで戦った米兵らはパッポンのゴーゴーで酒を飲み、女を抱き、束の間の休暇を楽しんでまた戦地に戻っていったのだ。
当時を知る人物によると、米兵客を中心とする喧嘩騒ぎなど日常茶飯事で、銃声が鳴り響くこともあり、今では考えられないほど治安が悪かったという。

キングス1でペイバー

私はそのパッポンで、「キングスキャッスル1」(KC1)にちょくちょく顔を出していた。既に衰退していたが、元バンコク・ナンバーワン店だけあり、レインボーでも1軍に入れそうな嬢が数人いた。

KC1でひとり飲んでいると、スタイルはけっして良くないものの、明らかに日本人好みの顔をした嬢がステージから手を振ってきたので、思い切って呼んでみることにした。現在の芸能界で例えるならば、顔は西内まりやに少し似ているが、肌ははるかに黒い。

彼女の名前はクン(タイ語でエビの意味)。ミントと同じ東北部(イサーン)ウボンラチャタニー県の出身で、歳は25という。英語も日本語も上手で、ゴーゴー嬢としてはトップレベルの語学力を誇る。業界経験も長く、まさに百戦錬磨という感じだ。

「私に“クレイジー”になっている日本人と香港人の客が1人ずついる。彼らは私のお願いならなんでも聞いてくれるの」

際立った容姿ではないものの、彼女は自分をアピールするのが上手だった。毎晩のようにペイバーされているほか、日中は常連客の観光ガイドを請け負ったり、貿易ビジネスを手伝ったりして、副収入を得ていた。並のゴーゴー嬢とは一線を画する商才があり、飲みながら話しているだけでも頭の良さが伝わってきた。
私はそんな彼女に興味を覚えた。

「ペイバー(連れ出し)してみたいんだけど、ロングはいくらなの?」

「4000バーツ(現在のレートで約1万3600円)。私は人気があるから、特に一見客にはディスカウントしないの」

彼女の意志は底堅く、プライドも非常に高く、値引きは望めそうにない。私にもレインボー1軍とタダマンしているプライドがあったが、ここで決裂するとせっかくのサタデーナイトが振り出しに戻ってしまうため、言い値を渋々受け入れることにした。

「分かったよ。4000バーツ払うけど、その分サービスは期待してるからな」

「私のサービスは、お客さんみんなが良いって言うから任せといて」

秀逸のテクニック

クンはペイバー後、ディスコにもレストランにも行こうとせず、「あなたの部屋に帰ろう」という。
サービスが良いどころか、サービス精神の欠片も感じられず、「こりゃ失敗したかな……」と後悔しかけたが、彼女が本領を発揮したのはベッドの上だった。

幾多の常連客に鍛えられてきたのだろう。テクニックが秀逸だった。
乳首舐めに始まり、全身リップ、フェラチオ、騎乗位、座位、正常位、バックと流れるようなセックスを展開。「あなたのオチンチン大きい」などとプレイ中のお世辞も得意で、興奮した私はあっという間に果てた。

翌朝、私がもう一発ヤリたがると、彼女は「ロングでも1回しか応じないの」と高飛車な返答をしながらも、おもむろにフェラチオを開始。私が我慢できずに口内射精すると、最後の一滴まで搾り取ってくれた。

なるほど、常連客が多いわけだな……。クンのことを気に入ったものの、毎回4000バーツを支払うのは無理なので、これが最初で最後になるかと思ったが、今度は彼女の態度が急激に変わり始める。(続く)

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新羽七助 (しんは・ななすけ)
新羽七助 (しんは・ななすけ)
バンコク居住歴約11年の編集記者。唯一無二のゴーゴーバージャーナリストとして長年活動。
ナナプラザのレインボーグループを中心に、ゴーゴー突入回数は2000回超。パタヤも訪問。東南アジア諸国連合(ASEAN)10か国制覇。アフリカにも進出。
野球はベイスターズファン。

ブログ「新虹日報」      http://shinhananasuke.blog.fc2.com/

Twitter     https://twitter.com/gbanalyst

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ナナプラザのレインボーグループを中心に、ゴーゴー突入回数は2000回超。パタヤも訪問。東南アジア諸国連合(ASEAN)10か国制覇。アフリカにも進出。
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