【抱腹絶倒タイ人コック】 第9回 検便キットでトラブル
飲食店に勤めている人は知っていると思いますが、年1回、伝染病菌を体内に保持している人が店で働いていないかを調べるため、検便キットが保健所から送り付けられ、それを保健所に提出する必要があります。
当時、僕のいた会社にはタイ人やインド人、ブラジル人ら外国人コックが大勢いて、もれなく検便をさせるのですが、これがまた厄介なのです。
まず各店舗の店長に対し、検便キットの使用方法を外国人コックに説明するよう指示を出すのですが、「ダイジョウブ。カンタン」などと言って、全然真面目に聞かないバカコックがおり、店長を困らせるのです。
その年は、大卒で入社してきた宮城県石巻市出身の漁師の長男で、インドレストラン配属になったA君を「検便隊長」に任命。各店の検便を取りまとめて、保健所に持って行かせることにしました。
A君にはこう伝えました。
「検便容器はタイのヤードム(嗅ぎ薬)のように先端が尖っていて、肛門に思わずヌブッと入れたくなっちゃうやつがいるのよ。容器のキャップを取って、耳かきみたいなのに便をちょっとだけ付けて、容器に入れ直してキャップを閉めるよう、しっかり説明しろよ」
A君は「ヌブッてまさか~」と信じていません。
「そう思うでしょ? でも、うちには要注意人物のバカがいて、毎回痛い目にあってるんだよ。やつらには常識なんか通用しないってことがそのうち分かってくるよ。何事も経験、経験!」
僕はこう言って、A君を送り出しました。
数日後、保健所に検便結果を取りに行ったA君が「保健所のおばさんに半端なく怒られたんですけど。マジで発狂してましたよ!」と報告してきました。
彼によると、タイのティンさんとインドのジャグさんの2人がヌブッと入れてしまったとのこと。しかも容器全体に便を塗りたくっていたようで、おばさんは「なんなんですか、おたくの会社は。許されませんよ、こんなこと!」と激怒していたそうです。
「ぶははは、だから言っただろ。でも、悪気はないんだよ」
「来年は勘弁してください。保健所にはもう怖くて行けません」とうんざりするA君。ジャグさんに対し、「なんであんなに説明したのに、塗りたくっちゃったの?」と問い詰めたところ、「ワタシ、カンケイナイ」としらを切られたそうです……。
- オフィシャルHP
- 動画ページへ
- 体験レポートへ
- 店舗名
- 業種
- エリア
- 電話番号
- HP
- オフィシャルHP
- 動画ページへ
- 体験レポートへ
- 店舗名
- 業種
- エリア
- 電話番号
- HP
- オフィシャルHP
- 動画ページへ
- 体験レポートへ
- 店舗名
- 業種
- エリア
- 電話番号
- HP
- オフィシャルHP
- 動画ページへ
- 体験レポートへ
- 店舗名
- 業種
- エリア
- 電話番号
- HP
- オフィシャルHP
- 動画ページへ
- 体験レポートへ
- 店舗名
- 業種
- エリア
- 電話番号
- HP
- オフィシャルHP
- 動画ページへ
- 体験レポートへ
- 名前
- 年齢
- スリーサイズ
- 名前
- 年齢
- スリーサイズ
- 名前
- 年齢
- スリーサイズ
- 名前
- 年齢
- スリーサイズ
- 名前
- 年齢
- スリーサイズ