第17回 山岳民族とキッス、チェンマイのバービアで 【タイのいなかはおじさん天国】
北の都、かつてラーンナー王国の首都として栄えたタイ北部チェンマイにやって来た。乾いた空気、高い空は、ねっとり暑い首都バンコクとはだいぶ違う。爽やかである。
チェンマイ市南部のウアラーイ通りにある定宿に腰を落ち着けると、すぐに近所でバイクを借りて流してみる。旧市街を囲む堀をめぐって走っていると、チェンマイに来たのだと実感する。
チェンマイに来たらまず参拝したい「ワット・プラタート・ドイステープ」。標高1080メートルの山頂に建つ
路肩でぱっつんぱっつんのエロ制服に身を包んだ地元チェンマイ大学のJDを発見し、思わず股間を熱くしてしまう。国立の名門チェンマイ大学は美人が多いことで知られているのだ。日照量の少ない北部では色白娘をよく見ることも関係していよう。
古い城壁をバックにさっそうと歩くカオダム(白黒。タイのJD制服は下が黒いタイトスカートで、上がボタンのすき間からジャーブラが見えるほどのぴっちりした白いブラウスのため、こう俗称される)は、まさにチェンマイの象徴であると思っている。
旧市街をめぐるお堀がチェンマイの街に涼を与えている
しかし、チェンマイもずいぶんと観光客が増えた。そのほとんどはファラン(欧米人)と中国人だろうが、近郊へのトレッキングだとかエレファントサファリ、市内のナイトバザールは今や外国人だらけである。旧市街に点在する古刹(こさつ)は主に13~14世紀にかけてつくられたもので、その荘厳なたたずまいをバックに自撮りを決めるのも人気だ。
俺はこの街に来たらまずは飯を堪能する。タイ北部は独特の食文化がある。中心部ターペー門のそばにはチェンマイ料理を出す気軽な食堂というか居酒屋があって、ここでまず昼ビールとしゃれこむのである。
レモングラスやコブミカンの葉などハーブをたっぷり練りこんだチェンマイソーセージ「サイウア」に意地汚く食いつき、カオニャオ(もち米)で追いかけてわしわしと咀嚼(そしゃく)したところにビアチャーンを流し込む。たまんねえ。続けて大好きな「ゲーンハンレー」と呼ばれるカレーをスプーンでかっこむ。これは豚肉をたっぷりのショウガやニンニクなどで煮込んだもので、やはり北部特産。
北タイ大勝利セット、サイウア+ゲーンハンレー+カオニャオ&ビール
この店は近くに沈没系ダメファランが住んでいるので、昼から飲んでいるやつが多い。しかし料理はうまいし、ゴミ外人にも優しいので、チェンマイ滞在中はよく訪れるのだ。
日本人好きのリス族
さあ、勝負の夜である。北部最大の都市だけあって、チェンマイのアクティビティーは豊富だ。風呂やゴーゴーバー、按摩、カラオケ、置屋……日本人向けの店もわずかにある。近郊には日系企業も入居する工業団地があるほか、リタイア組のじいさんたちも暮らしているからだ。
ターペー門は街歩きの基点。滞在中には何度も訪れることになるだろう
迷ったのだが、今夜はバービアを強襲することにした。ターペー門の東側、ロイクロー通りに密集しており、気軽に一杯飲んでセクハラを満喫することができる。
チェンマイにもやはりピンク施設が並ぶ。特に多いのがバービアだ
通りを練り歩けば、飛び交う嬌声、桃色の風。店は山ほどあるのだが、俺は見世物のムエタイリングを囲むように広がっているバーの1軒に入った。軒先で手招きしている女たちの顔立ちに、そそるものがあったからだ。山里の香りとでもいおうか。
「チョンゲーオ(乾杯)!」
元気いっぱいのフトモモを4本侍らせて、さっそく事情聴取を開始してみれば、やはり彼女たち2人はタイ人ではなかった。いや、国籍こそタイであるのだが、少数民族リス族とモン族という。
「あたしは(チェンマイ県内の)チェンダオ出身で、この子はチェンライだよ」
とリス娘。しかしその若々しい肌の色ツヤと手触りとは、タイ人も少数民族も変わりはない。会って3分でフトモモをなでさすってやるが、この押し返してくるようなハリはもしかしたらティーンかもしれない。ロリッたアヒル口で、
「オジサンどこの人? 日本人? あたし日本人とかぁ、台湾人とかぁ、ああいう顔立ち好きなの」
なんて甘えて腕を絡めてくるのである。トイメンのモン娘が見守る中、早くもキッスを決めて前歯の裏まで舐めてやる。
搾取され続ける少数民族
このあたりは少数民族のメッカでもある。タイからラオス、ミャンマー、そして中国雲南省にかけての一帯は、さまざまな山岳民が住まう。リスやモン、シャン、アカ、ヤオ、カレン……今でもそれぞれの言語や文化をかろうじて保ってはいるが、各国への同化が進む。
チェンマイ郊外には傘の名産地もある。美女によるショーをやっていた
目立った産業はケシの栽培(現在は下火)と焼き畑農業くらいのもので、あとは細々とした観光業に頼るしかない。もう祭りの時くらいしか着ない民族衣装をまとい、村を訪れる観光客に土産物を売りつける。
そうでなければ、街に降りるしかない。
チェンマイをはじめ北部各地で働いているのは、外国人からは見分けがつかないが、かなりの部分が少数民族だ。タイ人がやりたがらない底辺労働に従事している。建設や土木、飲食、そして風俗……。このバービア街には、そんな少数民族の娘たちがいるのだ。
「ほらほら、もっと飲んで」
なんてリス娘は言いつつ、テーブルを拭いたり、グラスにティッシュを巻きつけて濡れないようにしたりとかいがいしい。モン娘も焼きイカとかピーナッツとかを取り分けてくる。思わずテキーラなんかおごってやれば「やーんっ!」と抱きついてくる。ついチチを揉んでしまう。
大人気のナイトマーケット。オメコばかりしてないで観光も楽しもう
インドシナ少数民族はまた、日本人と共通の文化を持っている。八百万の神々は彼らの精霊信仰につながるし、歌垣や納豆、麹(こうじ)の利用、鵜飼(うかい)、大豆の多用……このあたりは「日本人のルーツ」があるとも言われているのだ。
だから女子たちからも、細やかな気遣いだとか、遠慮、謙譲の心といったどこか日本人ぽさを感じるのである。
そこにハマるオヤジどもが、実はけっこういる。俺もその一人だ。だから北部に遊びに来た時はたいてい、少数民族を狙って遊ぶのだ。特にリス族は日本人好みの色白ロリ系が多いとされている。中にはブローカーに大金を払って、リス娘と結婚してしまうジジイもいるくらいだ。
そして向こうもまた、まんざらではないという。古今東西、少数民族は搾取、弾圧される存在だ。タイでもやはり弱者なのである。以前はタイ人による差別、タイ語がうまくないことでの就職の壁、時にはレイプや暴力も横行したという。
だからタイ人に背を向けている娘が多いのだ。かといって同郷の少数民族はやはり経済的にも厳しい立場にある。それなら、どことなく親近感のある日本人……という発想だ。
俺もリスの娘でももらって、どこぞの山里で茶店でも開きたいな……と夢想している。
名前は失念したが無邪気な笑顔とパンパンのフトモモが印象的だったリス娘
なーんて珍しくシリアスな話を書いてしまったが、実は前回からこっそり連載タイトルが変わっている。今後はシーサイドに限定せず、タイの地方風俗について語っていきたい。
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