年末企画、18年のベスト記事はこれだ!【ほいなめニュース】
本サイトでも何か年末らしい企画記事を出そうということになり、週間ライターを中心とする主要連載陣の「2018年のベスト記事」を選ぶことにした。ただ、ガチのベスト記事を選ぼうとすると、どうしても一部のライターに偏ってしまうので、各ライターのベスト記事をそれぞれ選んだ。
本サイトはタイを中心とするアジアの風俗記事がメインだが、ただ「タイに行ってきました、嬢と遊んできました」といった記事は、はっきり言って面白くない。その気になれば、誰でもある程度は書けてしまうからである。
現地の風俗嬢や素人女性らと交流するのはけっこうなことだが、交流するだけなら一般観光客と同じである。現場で好奇心旺盛に動き回り、質問を取材対象者に投げかけ、そうした成果を記事に反映させ、読者に貴重な情報を提供しようとするのが「ライターの仕事」である。
自分も未熟者なので偉そうなことを唱えるつもりはないが、上記の観点も踏まえ、各ライターの工夫が伝わってくる記事やオリジナリティーのある記事、ニュース性のある記事、ジャーナリスティックな視点を盛り込んだ記事などを重視した。
うんちくを垂れるのはこのくらいにして、さっそくいってみましょう。
高田氏、ガパオライス
髙田胤臣氏の「第1回 タイ料理はガパオで始まりガパオで終わる?」は、一記事としては文字数が圧倒的に多く、写真点数も十分で、プロライターの実力を存分に示している。タイ語をかじったことがある人なら誰もが感じる「ガパオライス」というネーミングの問題点も盛り込んだ。読者からは「今度はパット・ガパオ・クルック・カーウ(ガパオ炒飯)を食べてみたい」という感想も複数寄せられた。
カルロス氏、チャイエス嬢のスマホ
カルロス氏の「第48回 チャイエス嬢のスマホ事情」は、「チャイエス嬢のためにそんなことまでやっていたのか……」と感じずにはいられない、氏の親切で几帳面な性格がよく表れている記事。スマホ事情を通じ、在日外国人が苦労する問題点も浮き彫りにしている。現在は「不法滞在するアジア嬢の実態」に迫る記事を執筆中で、以前よりもジャーナリスティックなコラムになりつつある。
J助氏、レインボー2置屋問題
J助氏の「第20回 ナナプラザ・レインボー2は完全なる置屋」は、昨今の同店の問題点を具体的に指摘し、記事化にこぎつけた。「レインボーが置屋化してつまらなくなった」とツイートするのは簡単だが、きちんと記事にした上で「虹2には二度と行かない」と発信することに意義がある。「パタヤの広瀬アリス似ゴーゴー嬢」をめぐる記事も読者の関心を引き付けており、その顛末(てんまつ)は近く明らかになる見通し。
アハ~ンタイ氏、職場で号泣するバイト
アハ~ンタイ氏の「第22回 祖母を思い出して号泣する女子学生バイト」は、甘やかされて育ったタイ人お嬢様の未成熟な一面を切り取っており、「さもありなん」と苦笑いした。バイト中に故郷の祖母を思い出してふと寂しくなることはあるかもしれないが、いきなり号泣する日本人の大人はまずいないだろう。だが、タイ人なら大いにあり得る話なのだ。タイ人と一緒に働くのはそう簡単ではない。
タニゾー氏、LB・AV女優泉水らん
加藤タニゾー氏の「ノンケ親父が感激! 女性だから・NHだからじゃない、泉水らんだから好きなんだ」は、痴女レディーボーイ(LB)を取り上げた記事で、氏の連載記事の中でも反響が特に大きかった。全国のLB好きからは垂涎(すいぜん)の的になったことだろう。
ビアチャン芸人、ガイヤーンのつくり方
ビアチャン芸人氏の「第39回 俺流ガイヤーンのつくり方」は、調理師免許を持つ氏の実力を示した貴重な記事。コメにもちを混ぜてカオニャオ(もち米)に似た食感をつくるアイデアにはうならされた。パタヤのブランドコピー倉庫に潜入した記事は近く掲載する見通し。個人的には、編集に最も手をかけたライターでもあり、来年の成長に期待。
メンダー氏、変態マッサ嬢と対決
メンダー大久保氏の「第16回 サムイ島の変態マッサ嬢と対決」は、氏の突出した文章力が冴えわたる記事。質、量ともに高水準の写真も見逃せない。旅行先ではドタバタして、取材する余裕がなくなることもあるが、写真だけはきっちり撮っておかないとやり直しがきかない。ほいなめライター陣の手本にもなる連載コラムである。
嵐氏、ビザ免除でミャンマー訪問
嵐よういち氏の「第34回 ビザ免除開始のミャンマーを訪問」は、今年10月に日本人観光客に対する査証(ビザ)免除を開始したミャンマーに、いち早く入国した氏によるニュース性のある記事。続く「第35回 ミャンマー風俗の象徴エンペラーに突入」は、嬢とのやり取りこそないものの、独自の視点で現場雑感をつづれば、興味深い記事になることを示している。
JOJO氏、タクシーブルースは地獄
JOJO氏の「 第11回 マダガスカルの長距離移動、タクシーブルースは地獄!」は、楽しいだけが旅ではないということを実感させてくれる記事。楽しかったエピソードを記事にしがちだが、実は苦しかったエピソードや失敗談、ずっこけ話などの方が、読者には面白かったりする。タクシーブルースの過酷さは悪名高く、嵐氏も過去記事で指摘。個人的にもいつか挑戦してみたい。
新羽、売春婦とは二度と付き合わない
手前味噌になってしまうが、同棲相手のゴーゴー嬢に振られ、クライマックスを迎える「第32回 売春婦とは二度と付き合わない(第1部終了)」を挙げたい。タイ人素人女性と結婚するまでを「第2部」と位置付けていたが、長丁場になる上、電子マンガの制作も山場を迎え、後回しになってしまい、今に至る。第2部を執筆する意向は変わっていないので、気長に待っていてほしい。
それでは皆さん、世界各地で良い新年をお迎えください! (新羽七助)
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