第20回 地方風俗攻略10か条(後編)【タイのいなかはおじさん天国】
タイのいなかはおじさん天国

タイの首都バンコクを離れ、地方都市へ。どんな街だってわれわれの求めるエロ施設が存在する。それがタイランドである。しかしビギナーでは、いなかまで旅をして夜遊びするという行為は、なかなかハードルが高いのかもしれない。

そこで前回今回と、地方風俗を満喫するための一助となるべく、攻略法を伝授したい。前回記事も合わせて読んでいただけたら幸いだ。

第6条、地方のエロ施設を把握

バンコクでは「日本語が通じる」「日本人経営」「日本人専門」といった店がめちゃくちゃに多いが、地方ではほぼ存在しない。工業団地の城下町である東部シーラチャーと中部アユタヤのほかは、東部パタヤと北部チェンマイにわずかながら日系カラオケがあるのみ。大多数の街では、タイのローカル世界に潜りこんでいくことになる。

北部パヤオのカラオケギャルら。田植えで鍛えられた太ももが頼もしい

北部パヤオのカラオケギャルら。田植えで鍛えられた太ももが頼もしい

圧倒的に多く、またどんな街でもあるのはカラオケの類だろう。バラックのようなおんぼろなところも目立つ。ピンクや紫の電飾に彩られて畑の脇なんかに佇む様子は幻想的だ。どいなかでは、これが唯一のナイトスポットになるだろう。女はもちろんお持ち帰りできるし、奥の方にヤリ部屋がある場合も。

エロ按摩も定番だ。ただ、健全マッサージとの境界線は極めて曖昧(あいまい)である。嬢の気分次第、懐次第で股間に手が伸びてくることもあれば、こちらから誘っても断られたりする。いかにもな見た目の店なら確実に抜いてくれるだろう。

中部トラートの街角。料理は地方の方が食材が新鮮だからか、バンコクよりおいしいように思う

中部トラートの街角。料理は地方の方が食材が新鮮だからか、バンコクよりおいしいように思う

俺が好きなのはカフェーだ。断じて「カフェ」ではない。ステージ上で、スケベな格好をした歌手らが歌う様子を眺めながら喫食するタイ独特のスタイル。これぞタイの地方といった情緒がたっぷりなのである。基本的に歌手のお持ち帰りはできないが、チップ次第で同席してくれて、軽いセクハラも許容される。

置屋もまたどこにでもあるが、違法なところもかなりあって、摘発と再開を繰り返していたりする。そして、地方の置屋では容姿レベルを期待してはいけない。

マッサージパーラーはある程度大きな街に限られる。チェンマイのほか、南部のプーケットやハジャイ、東北部(イサーン)のコラートやウボンラチャタニー、コンケンなど。老朽化している物件も多く、中部チャンタブリーで入った店は、給湯設備が壊れており、嬢と二人、震えながら水風呂に入ったこともあった。

最近はちょっとおしゃれなパブも増えていて、女子大生がアルバイトしていたりする。飲み代もそこそこするので、地元富裕層の遊び場になっているようだ。こちらは初見では連れ出せないように思う。

それとファラン(欧米人)の多いシーサイドではバービアが密集している。どこもノリが良く入りやすい。写真もばんばん撮れる。ここなら少なくとも英語は通じるだろう。

なおゴーゴーバーはほとんどない。北部のチェンマイやチェンライ、南部のサムイやプーケットにわずかにあるだけだ。

島に行くといきなり象に出会うこともあるのがタイなのだ

島に行くといきなり象に出会うこともあるのがタイなのだ

いずれにせよ、前回記事の第5条でも解説したように、現地のバイクタクシーやトゥクトゥク(3輪タクシー)に頼んで連れていってもらおう。

トラートのレーム・ンゴブ桟橋の船会社でチケットの発券をしているメコとネコ

トラートのレーム・ンゴブ桟橋の船会社でチケットを発券するメコとネコ

第7条、コミュニケーションの基本は笑顔

いざ入店する。店員も嬢も、はっとしてきみを見るだろう。が、外国人だ。常連だらけの飲み屋に飛び込んでしまったような疎外感を覚えるかもしれないが、安心してほしい。レアキャラである外国人だからこそ、タイの人々は歓迎してくれるのだ。

日本では風俗施設でも「外国人お断り」なんて店が山のようにあるが、そんなケツの穴の小さい国とは違うのである。

だがコミュニケーションは慣れないと苦労するだろう。タイ語が分かればいいが、そうでないならなおさら。地方では英語も通じにくい。それでも店員がどこぞからカタコト英語の分かる人を連れてきてくれたりして、料金やらシステムの解説をしてくれることもあるだろう。

こちらも負けじと、あの手この手でコミュニケーションしよう。翻訳アプリや指差し会話帳、身振り手振り……。タイのガイドブックを見せるだけでも話題になる。これまで旅してきたところの写真や日本の写真を見せてもいい。会話のきっかけはベタなところだと出身県、前はどんな仕事をやっていたのか、日本人客は来るか、家族のこと……あたりだろうか。

チェンライのカラオケ置屋。この妖艶な雰囲気がたまらない

チェンライのカラオケ置屋。この妖艶な雰囲気がたまらない

大切なのは笑顔だ。こちらは見知らぬ外国人なのである。嬢だって緊張する。心を開かせるには笑顔になって、嬢と一緒に楽しもうという態度が大事である。仏頂面で座り込んでいたら、向こうが気を使ってくれるという世界ではないのだ。

だから嬢選びはなるべく快活そうなタイプをお勧めする。容姿は二の次。こちらのたどたどしい会話に付き合ってくれそうな、好奇心旺盛な女子。その方がきっと楽しい時間を過ごせるだろう。

ウボンラチャタニー県パーテムのリア充ら。高台からは国境のメコン川と対岸のラオスが見える

ウボンラチャタニー県パーテムのリア充ら。高台からは国境のメコン川と対岸のラオスが見える

第8条、地元民に敬意を払う

店の数がわずかないなかだと、集まって来るのはどうしたって常連ばかりになる。そこに異邦人がふらりと現れる。時には嬢らが珍しがって、ほかの客を無視して群がってきたりもする。うれしくなって、ついつい調子こいてはしゃいでしまうかもしれない。だがよく店内を見渡せば、ほかの男たちは面白くなさそうだ……。そんなことが起きたりもする。

ここはあくまでタイ人の遊び場なのである。おじゃまさせてもらっているという気持ちは忘れないようにしたい。金にものを言わせて嬢をはべらせて独占したりすれば、地元の常連客からすれば面白かろうはずもない。節度を持って遊ぶべし。

中部サンクラブリーあたりは少数民族も多い。モン族のギャルを盗撮

中部サンクラブリーあたりは少数民族も多い。モン族のギャルを盗撮

第9条、遊び代は割安も油断禁物

地方の方がやはり安く遊べる。カラオケやバービアで飲んでいるだけなら、嬢に何杯かおごってセクハラを満喫しても1000バーツ(約3400円)もいかないだろう。連れ出した場合は嬢にもよるが、プレイ代1000~2000バーツ。

カフェーも飲むだけなら安い。ただカフェーは料理がおいしいので、せっかくだからあれこれ食べたい。加えて嬢に同席してもらうために花輪(タイ語で「プアン・マーライ」という)をかけるのだが、これが最低額200バーツ。上限はない。

風呂屋は1500~3000バーツといったところだろうか。バンコクよりやや安いくらい。置屋は600バーツなんて激安のところもある。だいたい1000バーツ前後だろうが、一発やるだけのちょんの間だ。エロ按摩は基本のマッサージ代に加えて、手で500バーツ~、本番1000バーツ~。

おしゃれ系のパブやカラオケは高い。調子に乗っておごっていると飲み代だけで2000バーツを超えたりもする。でもこういう店はホントかわいいメコが多いんだよなあ……。

第10条、治安やボッタクリの危険も考慮

言葉も分からない地方では不安もあるが、俺は少なくとも犯罪の被害に遭ったことは一度もないし、ボッたくられたこともない。そりゃバイクタクシーのアニキがいくらか料金を上乗せしてんなーと感じることはあるが、その程度のものだ。外国人がいないので、外国人からムシるという文化もまたないのである。

中部スパンブリーで見つけた心洗われる光景。これぞタイのいなかの正しき姿

中部スパンブリーで見つけた心洗われる光景。これぞタイのいなかの正しき姿

治安も問題ないだろう。「大金持ってるアピール」なんかしていれば別だが、普通に遊んでいる分には強盗などに遭うことはまずない。ただ、世界のどこでも同様だが、レストランなどで荷物を置いたままトイレに立つとか、スマートフォンや財布を尻ポケットにさすなどの行為は犯罪を誘発するので要注意。

いなかのカラオケなんかだと地元のワルのたまり場になっていて、対立するグループ同士がけんかを始めるケースがまれにある。そうなると銃を持ち出す連中もいる。まあ、めったに遭遇するものではない。

……とまあこんな感じで地方風俗の入門編としたい。いずれ機会を見て上級編も寄稿しよう。

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メンダー大久保
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団塊ジュニア・氷河期世代の負け組底辺。
わずかな稼ぎは年3、4回のタイ旅行に全て消える。重度のキッスフェチであり、唇を重ねる時は必ず歯グキまで舐め回す。AVはベロチュー手コキものしか鑑賞しない。
弾ける若さのショートカットが好物だったが、最近はしっとりとしたおばさんに惹かれるようになった。アル中
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