第21回 マレー男をも狂わせるタイ女、国境の町スンガイコーロクで【タイのいなかはおじさん天国】

今回の目的地ははるか南部、スンガイコーロクである。目の前はもう、マレーシア国境なんである。イミグレーションから少し離れた場所には大型のホテルがいくつもそびえ、その玄関口にはマレーシアからやってきた男どもがたむろしている。
どいつもこいつもギラついた目つきだ。野獣のようである。スンガイコーロクにはこのマレー男たちが一夜の夢に溺れ、我を忘れて遊ぶ歓楽街が広がっているのである。
街は下品なネオンで埋め尽くされている。カラオケ、ディスコ、パブ、置屋……どの店の軒先にもミニスカ姿のタイ娘がおり、手をひらひらさせてマレー男たちを誘惑しているのだ。
彼らの母国ではなかなか見ることの叶わぬ光景
マレーシアはイスラム教の国だ。売春は厳しく管理されている。その手の施設がないわけではないが、タイに比べると質・量ともにきわめて貧弱と言わざるをえない。そこでマレーシアの野郎どもは、性欲が煮えたぎってくると国境を越えるのだ。
スンガイコーロクの街外れには国境がある。ここからマレーシアに入国できるのだ
パスポート片手にイミグレーションをひょいと通過するだけで、そこはパラダイス・タイランド。休暇ごとに訪タイを繰り返している「ほぼ日刊ほいなめ新聞」の読者諸氏も、きっとマレー男たちの気持ちがわかるのではないだろうか。タイは自由と解放と桃色の楽園なのである。
タイの女はマレーシアの男たちをも狂わせる
ついでに言うとマレー男を相手にしているので、このあたりのタイ娘はかなり英語を解する。タイ語がわからなくても遊べる場所なのだ。
俺もマレー男たちに混じって、まずはパブが並ぶ一角を練り歩いてみる。ビカビカのネオンが心地よい。右も左もムチムチの太モモである。安い香水の香りに、早くも勃起してしまう。
こんな物件がスンガイコーロクの街のそこらじゅうに点在している
女たちからは「ニーハオ」との声もかかる。中華系マレー人の客も多いのだ。さっそうと軒先のスツールに腰かけて速攻でドリンクをおごり、「実は、日本人なんだよね」と言えば、
「キャーッ、なんでこんなところに日本人? 珍しい!」と抱きついてくるのであった。
商売前の化粧に余念がない淫売たち
スンガイコーロクでは、日本人はモテる
というのも、メイン客のマレー男たちが、あまりにも遊びなれていないからだ。母国は男女交際にも厳しく、風俗は制限され、悶々とみなぎる性欲のヤリどころに悩み苦しむ男も多い。高齢童貞も珍しくはない。女に対しての免疫がないのだ。
だから見よ、余裕でナオンの腰を抱いてスマートなセクハラに及ぶ俺の前には、しつこく女に迫って邪険にされているマレー男の姿があった。
それに彼らは、いとも簡単に酒に飲まれる。イスラム教はいちおうアルコールはご法度だ。しかし国境を越えてタイに来ればフリーダムである。思う存分、酒を飲むこともマレー男の楽しみのひとつなのだが、ふだん飲みなれていないためすぐに悪酔いする。ゲロを吐き、暴れ、酔いつぶれる男たちの姿もスンガイコーロクではよく見る。そこに紳士的(と勝手に思ってくれている)な日本人客が登場すると、一気にアドバンテージを握れるというわけなのだ。
タイの田舎の置屋の灯りは淫靡である。見ているだけで勃起してしまう
いくつかのバーで軽く飲んで3人の唇を奪った俺は、街外れの置屋地帯へとやってきた。
幻想的である。
舗装すらない荒れた道のところどころに、ピンクの灯りを撒き散らす置屋がいくつも点在する。バンコクではもう見られない光景であろう。通り過ぎるたびに、女たちから視線と笑顔とが送られる。一軒の店に入ってみた。とりわけ艶かしい女がいたのだ。名前を聞いてみれば、
「マイだよ。チェンライから来たの」
なんて言って唇をなめる。タイ最北端の県から、最南端のスンガイコーロクまでやってきたのだ。
「SPY飲みたい」
なんてかわゆいおねだりを聞いて、タイ娘が大好きなクソ甘いスパークリングワインをおごってやれば、はやくもしなだれかかってくる。白魚のような手をなでさする。タイのイナカの置屋では勝負を焦ることはない。こうして女を侍らせ、軽く飲んで気分を盛り上げることも重要である。
「えぇ~、なんでスンガイコーロク来たのかって、友達に誘われたからだよ」
とお定まりの言葉。軽い気持ちでタイを大縦断してマレーシア国境で春を売って生きるたくましさとテキトーさとが、タイの女の強さであろう。
とってもエッチだったマイちゃんに乾杯。酒もガンガン飲むノリの良いコであった
太モモの間に手を差し入れると、ひんやりと冷たい。柔らかな弾力が伝わってくる。スカートをたくしあげてやると、そこらの市場でロイガオガオ(199バーツ、約660円。安いことの代名詞である)だったろうと思われるダサい綿パンが現れた。その生活臭さに猛烈に興奮してしまう。パンツ越しからわかるほど、そこは熱くなっていた。
「ぴあっく・れーお(もう濡れちゃってるの)」
甘い囁き。堪えきれずに荒々しくキッスをすれば、差し込まれてくる舌、チンポを求める手。俺たちは場末の置屋の奥で、舌を絡めながらひととき性器をまさぐりあうのであった。
そこに、ほかの客もやってきた。3人組だが異様にガタイがよく、おそろいのネイビーカットである。マレー人ではなさそうだ。マイちゃんが耳元で言う。
「あの人たち常連さん。タイ人で、タハーン(軍)だよ」
タイ深南部は、どこに行っても大量のタイ軍を目にする。軍による検問や荷物検査、職質は日常茶飯事だ。
軍による検問は深南部の至るところで行われている
やまないテロの影響
タイからの分離・独立を求める組織がこの10数年、スンガイコーロクでも暴れている。独立なんぞはお題目で、軍や警察との麻薬利権の奪い合いが本質だともいわれる。スンガイコーロクでも街の各所で爆破されたホテルだの、炎上した商店だのがあちこちにあって廃墟をさらしている。日本の外務省からは渡航中止勧告が発出されている、けっこうな危険地帯なのである。
カーボム(自動車爆弾)の残骸。地元警察署に放置されていた
で、あるならば。なぜマイちゃんキミはこんなところで働いているのか。聞けばもう4年になるというではないか。
「怖いけど、もう慣れたもん。チェンライの山にいるより稼げるし」
と、やっぱり深く考えてはいない様子である。
「でも兵隊さん、もっとアブないでしょ。だからお店に来たときはね、たくさん甘えさせてあげちゃうの」
そんな言葉に軽い嫉妬を覚えてしまう。日本のおじさんにももっとサービスを、もっと唾液を飲ませておくれ。
「これ以上はァ、お部屋でね。おじさんのホテルでもいいよ」
汚い置屋のベッドよりは、泊まっているホテルのほうがいいだろう。俺はマイちゃんの手を取ってスンガイコーロクの闇夜を歩くことにした。
ホテルまでの道すがら、あっちでもこっちでも、同じようなカップルの姿を目にする。大半はマレー男とタイ娘だ。お手々つないでどこぞにシケこむのだろう。テロがどれだけ続いても、マレーシアから国境を越えて男たちはやってくる。万が一この街で爆死でもしようものなら遺族は大いに恥をかくことになるだろうが、それでもタイ娘とやりたい一心でスンガイコーロクを訪れるのだ。
今夜はマイちゃんの肉体を堪能し、偉大なるタイ娘のオメコに感謝を込めてクンニをしよう。俺はそう固く誓った。
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