インターネット上に公開した画像や書き込みなどの情報は、一度拡散するとそう簡単には消せません。入れ墨のように後から消すのが難しいことから『デジタルタトゥー』と言われています。FacebookやTwitterなどのSNSに顔写真や日記などの個人情報をアップする人が増えていますが、デジタルタトゥーのリスクを意識している人はどれほどいるでしょうか？

デジタルタトゥーを招く事例

代表的な例
★未成年の飲酒・喫煙
★職場での不適切な行為
★飲酒運転などの違法行為
★卑猥な画像や動画

といった内容をSNSにアップロードすると、拡散される恐れがあります。
一度拡散してしまうとアカウントそのものを消したとしても、すでに画像が保存されていたり、スクリーンショットを撮られている可能性が高いです。
そうなると、アカウントが消えた後も拡散され続けることになります。

個人を特定されるケースも

匿名のアカウントであっても、あらゆる手を使って個人を特定しようとする人がいることを忘れてはいけません。あなたが誰であるのか特定された瞬間、本名や出身校、家族、住所などの個人情報が一気に拡散されます。

本当の地獄は『炎上後』

炎上中も生きた心地がしませんが、炎上後もあらゆる情報がインターネット上に残り続けます。デジタルタトゥーによって、「職場を解雇された」「結婚が破談になった」「内定が取り消しになった」「外を歩けなくなった」と嘆く人もいます。

勝手に晒される可能性

自ら炎上を招くような内容をインターネットにアップしていたのなら自業自得ですが、『リベンジポルノ』のように恋人やストーカーに晒される可能性もあります。友達と一緒に撮った写真やプリクラが友達によって拡散される恐れもゼロではありません。とはいっても、恋人や友達に「一緒に写真撮ろうよ！」と言われたら断りにくいものですよね…。

勝手に晒されるリスクを完全になくすのは難しいですが、デジタルタトゥーに悩まされないためにも自分で気をつけられることは沢山あるはずです。心当たりのある方はSNSとの付き合い方を見直してみてはいかがでしょうか。