初めに

「JK(ジェーケー)」。
この単なる2文字のアルファベットに過ぎない単語は特別な意味を持って捉えられている。
元々は「XXXだよ ジェーケー」のような、「常識的に考えて」と言う事を表すネットスラングとして用いられていたが、近年、日本語で言うところの”女子校生”、ローマ字でのJyoshi Kouseiの頭文字を取った言葉としてよく知られるようになった。

本稿では何回かに渡って、そんな「JK」という単語がつくモノ・ことばの意味とその背景を追っていきます。単純に「否定」も「肯定」もいたしません。
ただただ、知ってほしい….「JK(ジェーケー)」のことを。

用語説明　：JKリフレとは？
「JK」すなわち女子高生、又は女子高生の格好をした女性従業員が男性客に対して「リフレ」と呼ばれる簡易マッサージを行うもの。2008年頃にその原型となるサービスが始まったと言われる。

「JKリフレ」についてご紹介します

最近は何かと否定的な意味で用いられる事の多い「JK」。
第1回目はその否定的な意味での普及のキッカケとなったサービス「JKリフレ」についてご紹介します。

まずJKリフレの「リフレ」についてですが、これは“リフレクソロジー”の略で、元々は指圧で体のツボを刺激するという健康法。
本来、”マッサージ”を行うにはきちんとした資格を持っていないといけないんですが、「リフレ」は本格的なものでは無いという事で無資格による営業です。まあ、この辺は町にたくさんあるマッサージ店と同じですね。

ただ、普通のマッサージ店と違うのは、従業員が「JK」である事。

若さあふれる彼女達の華奢な手指で身体を揉みほぐされる….
まあ、こう言うストレスフルな時代ですから繁盛するのも分かりマスよね？

そして気になる「JKリフレ」の利用料金。場所によって幅はあるんですが、
大体は30分で3,000円から5,000円くらい。
まあ、「ても◯ん」でも、30分で3,000円くらいかかりますから、妥当と言えば妥当ですよね。でも…..(それは後ほど)

「JKリフレ」知られざる？秘密に迫る

男性諸氏の皆さん。
「JKリフレ」の利用客が、単なる密着マッサージだけを目的に足繁く通っていると思いますか？

いやいや、「JKリフレ」がここまで普及したのには訳があります。次に、男性の心を掴んで放さないその秘密を2つばかりご紹介しちゃいます。

①実はリフレが主目的じゃない?
そう、常連達は「JKリフレ」を単にマッサージされる場所としては捉えていません。
彼らは密室においてJK達と密着してお話する、という事が主目的。だからJKとの時間を占有できれば、リフレ行為など実は二の次三の次だったりします。

②様々なオプションの数々！
「JKリフレ」には、様々なオプションが存在し、それが(恐らく)人気の秘密。
以下はその一例です。
(オプション例)
添い寝・腕枕、逆リフレ、びんた、キック、ハグ、お姫様抱っこ、言葉ささやき、馬乗り、ラップ越しチュー
また、奇抜なものとしては、罵りやプロレス技の「首４の字固め」なんかもあります。

無料なものもありますが、ほとんど有料。
まあ、基本料金が安いから…ですね。

<「JKリフレ」を取り巻く環境>

爆発的な流行となった「JKリフレ」。
風俗店には当たらないこの形態は、当初は風営法上での規制、18歳未満の雇用禁止の対象外でした。
ただそのサービスの特質から、性犯罪や児童買春の温床となり易いとして18歳未満の従業員に対して補導の対象とする事や、労働基準法や児童福祉法で摘発されるケースが相次ぎます。そして今。

「JKリフレ」への規制を経て、「JK」の名を冠したサービスは業態やコンセプトを超えて、様々に広がり、転化を見せています。
ますます、多様性を持つように成った「JK」。昔、買春防止法の適用で赤線が廃止され、「ソープランド」が誕生した時のように「JKリフレ」も今変わろうとしているのでしょうか…