世界を代表するSNSの先駆けとして登場したTwitter。その直後、実名制SNSとして人気を博したFacebookの事はみなさんご存知だと思います。現在使用している、という方も多いかもしれません。しかしながら、現代の女子高生はあまりFacebookを利用しない…つまり、普及率が低いのです。女子高生からFacebookの人気が高まらない理由を探ってみました。

SNSから匿名性を消した、”安全な”SNS

Facebookが一躍有名になり、全世界で人気を博したのは、匿名性に満ちているインターネット上のサービスでありながら、本名を登録し、匿名性を消したこと。名前を知っている友人だけが検索を掛け、友人申請を行うことができるということで、匿名性が大きかったSNS、そして危険が多かったインターネット上に於いて、安全なSNSなのではないか、といわれたことが大きいのです。確かに知り合いしか自分の情報を見ることができず、交流することができないというのは大きな前進だと思います。しかし、その欠点が現在女子高生からの支持が下がっていることに繋がっているのではないかと思います。

多感な時期に、学校の友達と情報をやり取りするか

まずフェイスブックというのは、名前を知っている人は誰でも検索することができますし、学校づきあいが合ったりすると知り合いというだけで一応友達申請を許可しておかなければ学校生活で支障が出てしまいます。しかしながら、休日に友人とどこかに遊びに行った写真、親しい人だけに見せたい写真をその付き合いだけで友人になっている人にも見せたいと思うでしょうか。写真を見せることでこの人はこの子と仲がいいんだな…なんてこともばれてしまいます。そのため、写真を載せることが出来なかったり、もしくは自分の言いたいことが言えなかったりしてしまうというのがフェイスブックでは多々起こってしまうというわけなのです。

結局インターネットには匿名性を求める

匿名性のない、安全なSNSとして人気を博したFacebookですが、やはり自分の意見を隠さずに言ったり、少し普段は言いづらいようなことを吐き出すためには、匿名性が高い方が書きこみやすいのではないかと思います。顔を知っているだけの人間に対して、そのような本音を書きたいと思うことはないのではないでしょうか。結果的に、IDを知っていないと本人だと特定できないようなSNS、もしくはラインのグループチャットといった連絡方法で自分の本心を言うことになっているのではないかと思います。

JKライター斎藤みさの結論！

結局自分の本心をさらけ出すためには匿名性というのは必要ということになるのではないでしょうか。ある程度の匿名性があるからこそ、自分の意見を主張できたり、リアルの自分と関連づかないからこそ好きだ、と公言できる趣味などもあるはずです。そのようになっているからこそ、女子高生のFacebook人気が下がって、匿名性の高いSNSが人気を博しているのではないかと思います。