【風俗カメラマンの日常】「10分遅れます」は大概ウソ?スケジュール無視の50分押しでも「お願いしますよ」の無茶注文
なぜか風俗店の撮影は、月の後半に固まることが多いのです。なんか営業の絡みとかそういうものがあるらしいのですが、社会的経済的な知識に長けていない僕としてはその辺のことはヨクワカリマセン。アー。
そういうわけで、撮影に行くときは1日に2軒、3軒のお店を回ることが多いんですね。忙しい時は4軒以上あったりします。
そういうタイトなスケジュールの時に困るのが「遅刻」。
すいませんねー女の子10分ほど遅れるみたいなんで、などという男子店員の甘言に騙されてはいけません。店の人が「10分遅れる」と言ったらそれは「15~20分遅れる」ということなのです。
そのくらいだったらいいじゃん、とそうおっしゃる? 甘い。それはガムシロ直飲み的な甘い考えです。そういった女の子の大多数はお店に着いてからメイクを始めたりするのです! 遅刻してるのに。
これが10分程度で終わるならまだしも、中には20分ぐらいかけて念入りにメイクする女子もいたりして、その場合は遅刻20分+メイク20分で40分押しになってしまうんですね。
これがデリヘルで、撮影場所のホテルが遠かったりすると目も当てられません。50分押し。スケジュール的に撮影時間が1時間ちょっとしか取れない場合もあるので、もう完全にアウトです。
それでも、クライアントさんは「なんとかお願いしますよ~」と言ってくるので、15分くらいでエイヤッと撮影します。アドレナリンとかドーパミンとか冷や汗とかヘンな笑いとかが出まくりです。
終わったら即機材を撤収、20kgぐらいある荷物を担いで駅まで猛ダッシュ。階段を駆け上がるスピードに年齢を感じつつ、ギリギリで電車に滑り込む……。と、こういったことになるわけですね。本当に疲れます。まあ、女の子の前ではニコニコしてますけど(外面如菩薩内心如夜叉ってやつですが)。
ただ、たまーに殺意を感じるのは、遅刻しているくせにコンビニ袋を持って出勤してくる娘を見た時ですかね。なめんなよ……。
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(文:ハーバー南)
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- 2017/02/01
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