福富町とは

福富町（ふくとみちょう）は横浜駅の南西、約2.5キロの位置にある町名。
この街は桜木町駅と関内駅の間に流れる大岡川沿いに広がる風俗街であり、横浜有数のソープランド街である事で知られる。
また近年、コリアンタウンとして韓国系の店舗が増えつつある。
<場所>
神奈川県横浜市中区福富町西通４丁目付近

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<アクセス>
JR及び横浜市営地下鉄関内駅下車、約5分

福富町にソープ街が出来るまで

この「日本の風俗街」シリーズを担当する事になって気付いた事があります。
それは、風俗街の発生には幾つかのパターンがあること。

社会学部の学生なんかの卒論のテーマにされそうな感じですが、今回のテーマ「福富町」が風俗街になった理由はズバリ、「周りの地域からの流れ込み系」。
そんな街の歴史は以下の通りです。

戦前、もともとこの福富町のある辺りは大岡川沿いに町工場や商店なんかが広がるような地域でしたが、空襲で焼け野原に。
そこに建てられたのが進駐軍の兵舎。
アメリカの軍人なんかが住んだり、倉庫に使ったりとしていたようです。
その後、土地は返還される事になり、新たな街が建設されるかと思いきや…夜の街へと変わって行くことに。

理由は昭和40年頃、トルコ風呂店(現ソープランド)が多く存在していた近隣の弥生町、曙町、末吉町が営業禁止区域に指定された事。
恐らく、横浜市内の復興に伴ってそれらの地域に病院や、学校施設なんかの建設が求められた事によるものだと推測されます。

ただ、米軍施設であったこの福富町には住民は少なく、トルコ風呂営業禁止区域の除外扱いに！
そんな訳であれよあれよ、という内に周囲の街の業者が移転を行い、現在のソープ街が形作られたのでありました。
今となっては、行政の意向だったのか、思惑違いだったのか、よく分かりませんね…

福富町で遊ぶとしたら？

福富町と言えば、おすすめはやっぱりソープ。
その実力は如何なるものかと某サイトの情報を数えてみましたところ、福富町にあるソープ店の数は15店舗。
ちなみに横浜市内に存在するソープ店は25店舗ですので、約60%のソープ店がこの街にある事になります。

そして注目すべきはそのバリエーション。
総額60,000円以上の高級店はここ福富町だけに存在します(3店舗)。

そして高いだけか？と思えば総額10,000円以下(場合による)の格安店も3店舗ほど存在。
そんな福富町ソープ、行きたいのは高級店なんですが、格安系もなかなか。
あるお店では、9,950円をウリにして大々的集客。お店のホームページを覗いてみたら、なんと「1日10万アクセス」とか。

くーっ…「どれだけの男が本番したいんだ」

なーんて唸りたくなる気分になりました。

その他)
福富町、と言えば近年急速にディープさと妖しさが増したような気がします。
夜、22:00以降、大岡川沿辺りをふらっと歩くと、たまに見かける街角に立つ女性達。

彼女達(立ちんぼ)は、何も無い路上や駐車場の入り口付近にポツンと立っていて、その格好が原色系で、ミニスカート、ブーツと分かりやすいから一目瞭然。
目が合うと、「ドウデスカ？」と声を掛けられる。
そう言えば最近、福富町に行ってないけど、彼女達はまだいるんだろうか、と少し気にかかります。