日本の風俗, 巣鴨』は、東京都豊島区にある繁華街。老人の集まる、とげ抜き地蔵尊で有名だが駅周辺には昔ながらの飲食街、盛り場が残る。
<場所>
東京都豊島区巣鴨２丁目付近

<アクセス >
JR山手線 巣鴨駅下車、徒歩5分以内

巣鴨ってエロい街？

巣鴨は、言わずと知れた老人の街。
毎月4日の縁日のみならず、平日でさえも、巣鴨地蔵通りには沢山のご老人達が溢れています。

そんな巣鴨の街がエロい？
かく言う私も、この街がエロくて有名だと知ったのは東京に出てしばらくしてから。

でも本当はピンサロ通りがある粋な街。
日本の風俗街をご紹介するこのシリーズ、今回は東京都豊島区の巣鴨を取り上げます。

巣鴨、その知られざる歴史を分かるところまで

■江戸〜昭和戦前
まず、現在の巣鴨はJR巣鴨駅を中心とした東西1キロ、南北2キロほどの地域を指しますが、以前「巣鴨村」と呼ばれていた頃は東は駒込、西は現在の池袋駅の辺りまでを指す広大なものでした。

そしてその地域を南北に貫くのが、中山道。

つまり、江戸時代の巣鴨は日本橋を起点とした街道の最初の宿場町、板橋宿の手前の休憩場所(これを立て場と言います)として開けた土地でした。

ちなみに、地蔵通り商店街のある道筋は、この中仙道と一致します。ただ、その地蔵のある高岩寺は、明治24年に湯島ー下谷屏風坂ー巣鴨へと移転して来たもの。
よって、その賑わいはそれほど古いものではないとの事らしいです。

■昭和戦後
1945年4月に東京を襲った空襲により、巣鴨を含めた東京中心部は焼け野原になります。

(この辺りの経緯は定かでは無いですが..)
巣鴨界隈は、闇市などが建ち並んで人が集まり、また戦後しばらくの間は無線やラジオ部品扱う店舗が集まったりと、少し前の秋葉原的な怪しげな街であったようです。

■まとめ(個人的推測)
以上から、江戸時代〜戦前にかけては中山道沿いの休憩所や寺の門前町として、何らかの風俗業が提供されていたのでは無いかと言う事。
(色々調べましたが、立て場に遊女が居た、という話は未発見)

そしてその下地があった上で戦後、闇市を由来とする市場の片隅で抜きサービスが産まれ、現在のピンサロ通りにつながった..と推測します。

巣鴨の抜きドコロ

現在、巣鴨の街にある店舗型風俗店は以下の通りです。(筆者調べ)

ソープ店 :1店舗
ピンサロ店 :8店舗

この中で、オススメは何と言ってもピンサロ！
巣鴨駅を中心とした南北の昭和風の盛り場には、5〜6千円程度で楽しめる店が揃っています。

ちなみに、かつて巣鴨を代表するピンサロ店と言えば、回転系サービスを売り物にしていた「御三家」と呼ばれる以下の店舗でした。

・マドンナ
・ビックワン
・安全地帯 (恋するヴィーナスに改称)

この内、現在ではマドンナとビックワンが営業中。ある人が言うには「日本を代表するピンサロ」と言っても過言では無いそうです。

その他)
今回ご紹介した、ピンサロ御三家のウリでありました回転系サービス。
ちょっと調べてみたところ、以下の記載がありました。

花びら回転 – 女性器を花びらに見立て、時間内に数人の女性が入れ替わるサービス。元祖は五反田のピンクサロンであると伝えられている

出典Wikipedia より

女性器を花びら？
口でご奉仕する現在のピンサロとは少し違うような気がしますが、昔は本番ありきだったから、ということでしょうか…