帯広の風俗街は、北海道帯広市のJR帯広駅北口に広がる繁華街に存在する。
スナックなどの飲食店の他に、セクキャバ店、ピンサロ店などが数店営業している。

帯広と聞いて思い浮かべるもの

「帯広」と聞いてまず頭に思い浮かぶのは何でしょうか。

豚丼…、ばんえい競馬、広大な農地…

そして帯広の風俗街と言えば？と言うと、首を傾げられる方もいらっしゃるかも知れません。
そう、私の中でもそんな感じ。
「北の国から」に出てきた、富良野の町のスナックがあるような通りのイメージ。

でも…? 実は…?
と期待を持たせるのも何ですが、今回ご紹介したいのはそんな北の大地の風俗街。
皆さんよくご存知の札幌のススキノとは一味違うピンクゾーンの事を知ってください。

<場所>
北海道帯広市西２条南１丁目付近

<アクセス >
JR根室本線 帯広駅下車、徒歩圏内

帯広の街について

帯広市は北海道の中央部東寄りに位置する、人口約17万人の都市です。

■街の始まり
明治中期に開拓移民による入植があり、都市として発展のきっかけは明治36年の十勝監獄の建設によるものでした。

その設置理由は、本州で収監された囚人の労働力を北海道開拓に利用するためでした。そして、囚人達の労働による都市基盤の整備と、人々の往来が盛んになった事が、商業の発展呼びました。

■産業について
主要産業はご存知の通り農業と畜産業で、それら産物の加工産業も発展しており、十勝地方の中心都市となっています。

また、この街は実は道東随一の繁華街・歓楽街を有しています。周辺エリアを含めると道内第3位と言う経済規模がその辺を支えているのかもしれません。

帯広の繁華街？風俗街？

最初にお断りしておきますと、帯広の風俗街には箱ヘルがありません。ソープもありません。

あるのは、2店舗のピンサロと、3店舗のセクキャバ。(筆者調べ)

これらの陣容で風俗街と言っていいかは判断に悩むところですが…、市内に出張可能なデリヘルまで範囲を広げると、その数約60店舗。
人口20万足らずの都市にしてはなかなかですね。

そんな帯広の街で敢えて風俗街と呼べるのは、帯広駅の北口、改札を出て数分の距離にある飲屋街。
広々とした通りの左右にポツンポツンとある雑居ビル。その中にピンク系のお店が点在しているのであります。

まあ、無いよりはいいですよね…

■メモ(相場水準)
・デリヘル :60分12,000円前後
・ピンサロ :40分10,000円程度
・セクキャバ :40分4,000円程度

帯広にかつてあった遊廓のこと

最後にご紹介したいのは、かつてこの帯広の街にあった遊廓のことです。

漫画「親なるもの 断崖」を読んだことのある方ならイメージが沸くと思いますが、北海道開拓の陰には国内各地から連れてこられた多数の遊女の姿がありました。

ここ帯広の地でも同様で、開拓労働者の慰安と労働意欲の維持(つなぎとめ)のために遊廓の設置が認められたのが明治32年。

その遊廓は、地名の名をとって木賊原（とくさわら）遊廓と呼ばれ、最盛期には100人超の遊女を抱える道東でも有数の遊里として賑わったそうです。

ただ、その繁栄も戦前まで。
帯広駅周辺の歓楽街や、そこに現れた私娼に客を奪われて衰退、現在は住宅街へと変わったようです。