「嬉野(うれしの)」は、佐賀藩を代表する温泉地、嬉野温泉にある風俗街。
県内最大のソープランド街として知られ、観光客や他県からの利用者でも賑わう。
<場所>
佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿付近

<アクセス >
鉄道、JR佐世保線武雄温泉駅下車、バスで約30分。又はJR長崎本線肥前鹿島駅からバスで約30分。
自動車 、長崎自動車道 嬉野インターからすぐ。

温泉地のピンクゾーン、再び

以前、同じ佐賀県にある温泉地のピンクゾーン「武雄温泉」をご紹介いたしました。

今回ご紹介する嬉野温泉も、武雄温泉と実によく似た感じの歓楽街です。
江戸時代には博多ー長崎間を結ぶ長崎街道の宿場町として発展し、湯宿として人を集め、遊郭が設置されたところ。

日本の風俗街をご紹介するこのシリーズ、今回は佐賀県の嬉野温泉を取り上げます。

嬉野温泉について

最初はまじめなお話から。
嬉野温泉の歴史、その色街の成り立ちをご紹介します。

嬉野温泉は、武雄温泉と並んで佐賀県を代表する温泉地です。
泉質はナトリウム 、炭酸水素塩・塩化物泉で、入浴後に肌がつるつるとなる事から三代美肌の湯の一つ、とされています。

その歴史は神話時代に遡り、名前の由来自体が神功皇后の西征の際に、傷ついた鶴が温泉で身体を癒し、飛び立つ様を見て「うれしや」と言ったことによるものとか。
(諸説あるらしいです)

そして前述の通り、街道沿いの宿場町として栄え、江戸時代には藩営の浴場が設けられ、庶民から藩主に至るまで利用し賑わいを見せました。

それは昭和、平成に入っても同じ。
旅館街が形成され、街の中央を流れる嬉野川の両岸に約50軒の旅館が建ち並んでいるのであります。

嬉野温泉のピンクゾーン今昔

では、気になるその抜きどころですが、過去と現在と比べてみたいと思います。

■江戸時代〜戦後(売春防止法施行まで)
嬉野温泉の遊里の状況について、古い温泉地だからよく分かるのかと思いきや…意外とその情報は少なく、詳細は不明です。

江戸時代に長崎街道の宿場町の外れに遊廓が存在した、という話も有りますが裏付けは出来ず。
確かなのは戦前には既に「新湯」と「中川町」の２つの地区に色を売る店(遊廓と言うよりも女郎屋？)が存在していたという事です。

その後、遊廓は赤線に移行。
一説には、置屋8軒、遊女40名超の規模だったらしいです。

■昭和〜平成
現在、嬉野の街のピンクゾーンの本命はソープランド。
県内にソープが無い長崎県などからわざわざ遊びに来るような男性もいるらしく、単なる温泉観光地によくある風俗、というだけじゃ有りません。

その実力はと言いますと…..筆者調べでなんと9店舗！

ううむ..、なかなかのものですね。
その中でも個人的に気になったお店はコレ。

『秘書Style』

嬉野初の秘書・ＯＬ系コスプレソープらしいです。
メガネを掛けさせたり、ワイシャツを着せたり出来るらしくって、イイ感じなんです。

その他、嬉野には連れ出しスナックなんかもある模様。(あくまでも噂ですが…)
店に入り、並み居る女性を選んでホテルに行く、という形式らしいんですが、真相はいかがでしょうか。

（その他)
嬉野温泉 ピンクコンパニオン で検索してみますと、出るわ出るわ妖しい文字列。

「裸の宴会」
「ハーレムパック」
「ランジェリーコンパニオン」
「トップレスコンパニオン」

そしてじゃ○んで見つけた、魅力的な宣伝文句。

「メインのコンパニオンは九州美人の女の子が揃っており、宴会は最高に盛り上がります！」

うーん..じつにけしからん、いや楽しそうです。
相場感は、1泊2食付き、ピンクコンパニオン派遣セットで18,000円前後でした。
当たり前ですが、女の子が付くのは一次会までで、その後の自由恋愛(お遊び)には追加でお金が必要ですが…