「松浜町(まつはまちょう)」は福山市（ふくやまし）に存在する歓楽街。市内随一の繁華街である住吉町界隈の西隣に位置し、赤線時代の名残を残す風情( ! )があることで知られている。

広島風じゃない街、福山

福山市。
この街は広島県内第2位の都市であるものの、広島市文化圏に染まっていない街として知られています。
(お好み焼きについても関西風のものが存在したりする)

そんな理由は、福山市は旧備後の国の中心都市であったにも関わらず、安芸の国主体の広島県に編入された経緯があったとか。

けれども、福山の面白さはそう言ったローカル色にあります。
すなわち、ご当地流風俗がまかり通る？街。

日本の風俗街をご紹介するこのシリーズ。今回はそんな街、広島県福山市の松浜町をご紹介いたします。

<場所>
広島県福山市松浜町

<アクセス >
JR山陽線福山駅下車、南口からタクシーで約8分

松浜町の歴史をご紹介します

今回ご紹介する松浜町は、中国地方屈指の歓楽街、福山市の住吉町界隈の東の外れにあります。

そしてこの街については、過去に近隣に存在した遊廓「新町遊廓 / 福山新地」が下地となっているとされています。

この遊里は、明治18年に設置されたもので、最盛期には置屋50軒超、遊女150人以上を抱えた大きなものだった模様。

当時の主な客は市内の住民のみならず、福山に駐屯した日本陸軍の連隊の軍人(調べましたが編成数は不明。多分2,000人程度)であり、大いに賑わうのですが、空襲によりほぼ焼失。
戦後の復興の過程での区画整理により消滅したとか。

その後、新地があった場所の近くに出来たのが赤線地帯。現在の住吉町〜松浜町の辺りになります。

当時、この辺りには「月世界」と言う市内随一の巨大キャバレーが存在。
その周囲には多数のソレ系の店舗や旅館が営業しており、連れ出しやポン引きなんかも盛んに行われていたそうです。

一発屋…..の噂を追え!

では、前述の松浜町の名をある意味で有名にしているご当地流サービスの噂についてご紹介します。

そのサービスとは….すなわち「一発屋」と呼ばれるもの。
別名「発屋(ぱつや)」とも呼ばれ、ハッスル(セクキャバ)や、尺屋(ピンサロ)などと共に、福山独特の風俗名称と言えます。

この「一発屋」。
何をさせてくれるサービスかの詳しい言及は避けますが、恐らくご想像の通り。
短絡的で、直球で分かりやすいネーミングですね。

内容はゴムフェ○、ゴム○○、金額は12,000円程度との事です。
利用方法はと言うと、ラブホの近くなんかにいるお兄さんに声を掛けられて、そのままヤリ部屋に移動、という流れらしいです。
最近では取締りが厳しくなったようで、往時の栄えぶりは無いようですが、まだまだ健在…との噂です。

その他)
ざっと調べてみただけですが、「福山」に該当する風俗店は箱ヘル1件、デリヘル20件程度でした。

福山市を中心とする備後都市圏は人口60万超なんですが、こんなに少ないとはやはり、ご当地流風俗の影響を考えざるを得ません。

他に本サロなんかも前はあったようですが..