最近、ソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）や記事などで目に触れる機会が多くなった、「タイ旅行中の日本人のマナー低下」。温厚で行儀が良く、周りの人に合わせて他人に気を使えるのが一般的な日本人だとされ、自分もどこかそういう気質を持っていると思っていただけに非常に残念である。

格安航空会社（ＬＣＣ）の就航やアルファブロガー（影響力のあるブロガー）の台頭、ＳＮＳの普及による情報交流の活発化などを背景に、気楽に当地を旅行できる環境になった分、親日国であるタイの人々に「日本人のマナーが低下している」と思われるのは悲しい。

ただ、こういう情報が世に出るのはとても良いことだ。日本には良いことわざもある。

「人のふり見てわがふり直せ」

タイではキーニャオ（タイ語でケチの意味）スタイルで、身分相応に他人に迷惑をかけず、多くのお金を使わず、無理せずに満足できるよう遊んでいるつもりだが、自分の遊び方や立ち振る舞い方を見つめ直す良いきっかけになった。（ＮＩＴ）