第100回全国高校野球選手権大会を兵庫県西宮市の甲子園球場で観戦するため、同尼崎市のホテルに宿泊。夜は尼崎市内の歓楽街「かんなみ新地」に足を運んだ。

「お兄さん、この子ほんまかわいいやろ、１万円や」

ボロい長屋に灯る怪しいピンク色のネオン。ニヤつく客に声を掛けるヤリ手ババアと、作り笑顔でこびを売る娼婦。女のレベルは意外にも高い。昔の遊郭をほうふつとさせる懐古的な雰囲気も上々だが、15～20分で１万円を高いと感じるか、安いと感じるかは人それぞれだろう。タイを中心とするインドシナの歓楽街で鍛えた自分には、やはり高い。何よりも今の能力では、20分で済ますことはほぼ不可能である。

閑話休題。甲子園まで行って声援を送った埼玉県代表の花咲徳栄（はなさきとくはる）高校は横浜高校に負けてしまったが、その横浜に勝った秋田県代表の金足農業高校は決勝まで駒を進めた。東北勢の悲願である初の優勝旗白河越えが実現するのか。期待が高まる。（新羽）