【JOJOの世界アングラ紀行】第10回 アフリカ・ソマリランド潜入記(5)
左端に見切れているおばちゃんがキレた

高級レストランの食材買い出し

若者2人と知り合って一緒にサッカーして首都ハルゲイサの高級レストランで食事した翌日。僕はエチオピアに戻るつもりでいた。

だが昨夜、レストランで知り合ったスウェーデン育ちのソマリ人のおじさんから「明日一緒に市場に行こう」と誘われた。地元の人からのこのような誘いにはできるだけ乗るようにしている。面白いことが待っている可能性があるから。

僕は予定を変更してもう少しソマリランドにいることにした。こうやって気軽に予定を変更できるのが一人旅の醍醐味。

朝待ち合わせをして、ホテルまで車で迎えに来てくれたおじさん。一緒にレストランの食材の買い出しに出かけた。

着いたのはどローカルなマーケット。おしゃれなレストランもそのへんの安食堂も食材の出所は同じらしい。

買い出しに行ったマーケット

買い出しに行ったマーケット

アジア人を見慣れていない人が多いのか、マーケットを歩くとやたらと絡まれる。

勝手に写真撮ってくるやつはこっちも遠慮なく撮影

勝手に写真撮ってくるやつはこっちも遠慮なく撮影

暑い中常温で放置されている肉。発展途上国ならではの光景だ。

常温で保管されているマーケットの肉

常温で保管されているマーケットの肉

店の人に「写真いい?」とジェスチャーで確認して撮影していると、隣にいたおばちゃんが急に僕に向かって怒鳴り始めた。

左端に見切れているおばちゃんがキレた

左端に見切れているおばちゃんがキレた

ギャーギャーわめき散らしながら詰め寄ってくるおばちゃん。彼女の手が、僕の貴重品が入った小さなカバンに伸びてきた。勝手に開けようとしている。

「写真撮ったんだから金払えやー!」と言ってるらしい。

いやいやいや。店の人に許可取ってますから。

と説明しても英語が伝わるわけもなく……。一緒にいたレストランのおじさんがすぐに仲裁に入って収まった。地元の人といるとこういう時に安心。

ソマリ人の性格、瞬間湯沸かし器(すぐキレる)は今日も健在。

マーケットでは肉や魚、野菜、果物と一通り買い出しして、営業前の高級レストランに運んだ。荷物を片付けるおじさんを手伝って、僕はテラスで一人休憩。

やっぱりおしゃれ。ソマリランドクオリティーではない

やっぱりおしゃれ。ソマリランドクオリティーではない

ゆっくりしながらソマリランド旅を思い出す。

国境

衝撃を受けたロープを張っただけの国境。

たくさん飲んだソマリティー。

ソマリティー

道端で札束を積んでいる両替商。

両替商

ソマリ庶民の嗜好品チャット(覚醒植物)。

嗜好品チャット

ラクダのマーケット

ラクダのマーケット。

英字新聞

なんとなく買ってみた英字新聞。

おいしいソマリ飯。

ソマリ飯

ソマリ飯

飯がクソまずいエチオピアの直後だったため、ことさらうまく感じた。それでもソマリのご飯はアフリカの中ではおいしい方だと思う。

初めて手づかみで食べたパスタとサラダ。

手づかみで食べたパスタとサラダ

驚異の身体能力

驚異の身体能力。

食材の整理を終えたおじさんが戻ってきたので、僕が話しかけた。

「ソマリランドにはなんで外国資本が入ってこないの?」

「この国に投資してくれるのは、(アラブ首長国連邦=UAEの)ドバイと中国だけだな。ほかの国は何もしてくれないよ。メリットがないんだろう」

「本で読んだけど、やっぱりソマリランドの経済は厳しいんだね。海外に住んでるソマリランダーが送金するお金で生活が成り立ってるって本当?」

「本当だ。内戦が終わって海外から戻ってきた人がビジネスを始めることもある。でもまだ送金に頼ってる人も多いよ」

「ソマリランドが今必要としてる物は?」

「人材だ。金だけじゃ何も変わらない。国連や欧米の支援は無駄だよ。金がいろんなところを経由しているうちに、間で役人たちが抜いていく。実際に使われるころにはほとんど残らない。汚職がなくなることが一番だ」

「未承認国家のソマリランドが国として認められたら少しは変わるのかな? この国が国際的に認められるためには何が必要なの?」

「旧宗主国の英国が認めれば独立できる。でも、英国に聞いても、アフリカ連合やアラブ、ペルシャ湾岸諸国が認めれば独立してもいいと言われる。彼らはけっして認めることはない。アフリカには西側諸国が引いた国境線を変えてはいけないというルールがある。もし前例を作ってしまうと、ほかの地域でも独立運動が必ず起こる。彼らはそれが嫌なんだ」

それまで饒舌(じょうぜつ)にしゃべっていたおじさんは少し静かになった。

未承認国家ソマリランド。本当に来て良かった。ここまで変わった国はなかなかない。

おじさんにホテルまで送ってもらったところで、ふと急に旅を進めたくなった。ソマリランドはもう十分楽しんだ。おじさんとの会話でそう感じたのだろう。

急いで荷物をまとめてチェックアウトし、エチオピア国境行きのぎゅうぎゅう詰めの乗り合いバンに乗り込んだ。もう二度と来ることはない。でも強く印象に残った国だった。(ソマリランド編終わり)

店舗名
業種
エリア
電話番号
HP
  • オフィシャルHP
  • 動画ページへ
  • 体験レポートへ
店舗名
業種
エリア
電話番号
HP
  • オフィシャルHP
  • 動画ページへ
  • 体験レポートへ
店舗名
業種
エリア
電話番号
HP
  • オフィシャルHP
  • 動画ページへ
  • 体験レポートへ
店舗名
業種
エリア
電話番号
HP
  • オフィシャルHP
  • 動画ページへ
  • 体験レポートへ
店舗名
業種
エリア
電話番号
HP
  • オフィシャルHP
  • 動画ページへ
  • 体験レポートへ
名前
年齢
スリーサイズ
名前
年齢
スリーサイズ
名前
年齢
スリーサイズ
名前
年齢
スリーサイズ
名前
年齢
スリーサイズ

この記事の作者

JOJO
JOJO
「旅×エロ」をテーマに世界一周中の海外風俗ブロガー。激務のストレスで会社員生活から逃げ出し、2014年に世界一周の旅に出発。 旅を続けながら海外風俗ライター・ドイツの高級風俗FKKの案内などの活動もしている。まだ見ぬエロを求めて現在も世界を放浪中。
JOJOの記事一覧を見る

関連する記事

この記事の作者

JOJO
JOJO
「旅×エロ」をテーマに世界一周中の海外風俗ブロガー。激務のストレスで会社員生活から逃げ出し、2014年に世界一周の旅に出発。 旅を続けながら海外風俗ライター・ドイツの高級風俗FKKの案内などの活動もしている。まだ見ぬエロを求めて現在も世界を放浪中。
JOJOの記事一覧を見る

人気カテゴリー

アクセスランキング

ページTOPへ
ページTOPへ