【中国大陸で遊ぼう!】第48回 チャイエス嬢のスマホ事情

毎週日曜日に更新の「誰でも無料で聴ける」ポッドキャスト(インターネットラジオ)番組「スタジオスモーキー」を主宰するカルロスです。
前回は、中華式メンズエステ(チャイエス)で働く嬢らの住居に関する話をしました。
けっして恵まれた環境とは言えませんが、したたかに生き抜く彼女らを見ていると実にたくましく、振り返って己の弱さを感じることもしばしばあります。
現在では、一口にチャイエスと言っても、そこで働く嬢らの国籍は中国大陸のみとは限らない状況になっています。もちろん大陸勢が大半を占めるのは事実ですが。
そんな彼女らのささやかな楽しみの一つと言えば、やはりなんと言ってもスマートフォンを通じた家族や友人、知人とのコミュニケーション。日常生活において、もはや最優先事項と言っても過言ではないスマホ環境の整備ですが、嬢らが置かれた環境や背景次第ではうまくいかかないこともしばしばあります。
今回はそんな彼女らの日常の一部を切り取ってお話をしたいと思います。
国籍によって分かれる人気機種
日本人に圧倒的な人気を誇るのはアイフォン。メジャーキャリアの手厚い端末購入サポートのおかげで、実は他機種比較ではかなり高額にもかかわらず、日本人が持つスマホとしてはトップシェアを誇ります。
僕が見る限り、同じようにアイフォンが大好きなのはタイ人。自分が知るタイ人については、過半数以上、6~7割がアイフォンを使用しているように感じます。
韓国人はやはり、サムスンのギャラクシーが多いのは理解しやすいところですが、中でも「ファブレット」と呼ぶにふさわしい、かなり大きめサイズのスマホを好んで使用している人が多いように思います。
片や中国大陸勢――これはかなり分散しています。というか、所得水準に応じて使用する機種がはっきり分かれているように感じます。ざっくりと所得水準の高い人が使用している順に挙げると、アイフォン、ギャラクシー、ファーウェイ、シャオミとなるでしょうか。
チャイエス嬢においては、アイフォンとファーウェイの率が高いように思います。そんなスマホ事情ですが、来日してしばらく時間が経つと、ある一定の条件下で働く嬢らにとって困った現象が起こることがあるようです。
立ちふさがる契約問題
スマホは耐久消費財なので、いずれは買い替える必要があります。さらには、Wi-Fi環境下以外での使用を考えると、やはり通信機能がないと不便です。ここで嬢らにとってやっかいな問題が立ちふさがります。それは契約の問題です。実話を交えて解説しましょう。
知人の嬢がスマホの買い替え、もしくは使用するSIMカードの変更を余儀なくされる事態になりました。具体的に言うと、彼女は来日して数か月になります。
彼女は母国で使用していた「SIMロックフリー」のアイフォンを使うべく、来日後すぐにUQモバイルと契約して使用していました。これには裏があり、UQモバイルは銀行口座を保有していれば(なぜか、ゆうちょ銀行の口座を作る人が多いです)、それを引き落とし先として契約できます。
しかし、ほかのSIM提供会社(楽天モバイル除く)ならびに三大キャリアは「日本国内で発行されたクレジットカード」の使用が決済手段として求められており、それ以外では契約ができないようなのです。
以前ですと、楽天モバイルが比較的緩やかな契約基準だったらしく、来日直後はUQモバイルか楽天モバイルでの契約を選択する場合が多かったようですが、楽天モバイルでの契約において必要とされる在留資格が24か月を「1日でも」下回ると契約ができなくなるというルールに変更されたため、事実上同社との契約ができなくなりました。
もちろん、生計をともにする身内などがいれば話は別ですが、そんな存在など僕の知り合いの嬢にいるはずもありません。
ここでなぜ彼女がUQモバイルと契約して使用していたのに、スマホの買い替え、もしくは使用するSIMの変更を余儀なくされる事態になったのか? ですが、これには下記の事情がありました。
(1)米アップルのオペレーティングシステムiOSのアップデート
(2)これによりUQモバイルのSIMが使用できなくなった
(3)嬢が保有するSIMロックフリーのアイフォンは日本国内で購入したものではない
(4)UQモバイルのサポート対象は、日本国内で購入した機種のみ
(5)したがってUQモバイル側では、この場合どうすることもできない
特に使用するSIMがUQモバイルである必要はありません。なので、某量販店のSIM販売コーナーに行き、数社のSIMを嬢が保有するアイフォンで使用可能かどうか確認したところ、何社かのSIMは使用可能とのことでした。
が、ここで問題となるのが決済方法。来日間もない嬢は、日本国内で発行されたクレジットカードを保有していません。急いで、もっとも発行されやすいと言われる某百貨店系のクレジットカードの審査を受けましたが、日本国内での所得実績がない段階ではうまく通るはずもなく、あえなくクレジットカードの発行ができずに途方に暮れました。
次善策として、国内で販売された中古スマホを現金購入して、UQモバイルのSIMを使うことも検討しましたが、意外に高価でもあり、中古にその対価を払うのもためらわれるとの反応。さて、どうしたものか……。
自分が一肌脱いで対応
さすがにスマホなしの生活(Wi-Fi環境下のみ使用)を強いるのはしのびない。そこで浮かんだアイデアは、僕のスマホ、アイフォン7プラスをアップルの下取り見積もり価格で彼女に買い取らせ、僕自身は発売されたばかりのアイフォンXRに機種変更すること。
どの道、2年に1度の買い替え時期が迫ってきていることと、保有するアイフォン7プラスのコンディションが良いこと、さらには彼女にとって中古ショップで同機種を買い求めるよりはだいぶ格安で手に入ることから、これしかないと思いつきました。
結果的にはこのアイデア通りに進み、彼女は無事、変わらぬスマホ環境を取り戻し、僕にとっては想定していたよりも数か月早めの機種変更となりました。
在日外国人は不便が多い
今回の問題から、この国の仕組みの一端を垣間見たような気持ちになりました。スマホ一つをとってみても、仕組みが少々複雑であり、特に外国人にとって分かりにくいことが多いように思います。
国によってさまざまなルールや規制が存在することは仕方がありませんが、その意味や仕組みそのものを外国人に説明し難いことが多々あるのは事実です。もちろん僕の語学力の問題もありますが……。もう少し、シンプルな仕組みでも良いのではと思うことが少なくありません。
今回の彼女のケースはまだ恵まれている方と言えます。時間が経てば、国内でのクレジットカード発行が可能になるでしょうし、そうすると、さまざまな面で便利になることは間違いありません。
しかし、物理的にそんなことすら不可能な嬢も存在します。次回は、そんなお話をしたいと思います。今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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