【中国大陸で遊ぼう!】第52回   不法滞在するタイ嬢のお部屋訪問
中国大陸で遊ぼう!

毎週日曜日に更新の「誰でも無料で聴ける」ポッドキャスト(インターネットラジオ)番組「スタジオスモーキー」を主宰するカルロスです。

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前回は、東京都内23区山手線の某駅近くにあるマッサージ店で働くY嬢と知り合ってから、どのように2人の距離を詰めていったのかをお話しました。

そして、いよいよ勝負の時を迎えるべく、一晩をともに過ごそうとY嬢に伝えました。今日はその後の話をします。

意外にもあっさりと快諾

毎晩のように長電話をするのが、互いに習慣化したかのような日々を経て、さあそろそろとばかりに切り出した僕のセリフが「今度、そっちに泊まりに行ってもいい?」でした。

中華式メンズエステ、いわゆるチャイエス店と同じ業態のマッサージ店に住み込みで働いているY嬢。泊まりに行ってもいい? と言う申し出はすなわち、彼女が勤める店に泊まることを意味します。

「外泊に誘えば良いのでは?」という意見もあろうかと思いますが、前述の通り、この業態に住み込みで勤める彼女らには、そんな自由はなかなか望めません。

その上で、勤務する店の彼女の部屋に泊まってもいい? というお願いは、二重の意味でハードルが高いことになります。

「OK、マネジャーに(泊まっても良いかどうかを)確認するわ!」

と、Y嬢としては、案外あっさりとOKのようです。彼女が言うマネジャーとは、僕と既に面識があり、自分はビデオチャットを通じ、彼女と頻繁に会話を交わす相手でもあったので、淡い期待を持って、その夜のビデオチャットを待ちました。

深夜、仕事を終えたY嬢から着信が入りました。電話に出るとすぐに「泊まってもいいよ!」とのこと。なんだかあっさりと話が進み過ぎの感もありますが、うまくいく時はこんなものです。

善は急げとばかりに、今夜はどう? と尋ねてみると、これまたあっさりと「OK!」と快諾。ただ、お客さんが多いと早めに営業を終わることができないので、午後11時過ぎに電話を掛けて確認することにしました。

中途半端な友だち思い

約束通り、11時に電話を掛けてみましたが、Y嬢は出てくれません。きっと接客中だったのでしょう。約20分後、彼女からコールバックが入りました。

「今日はあまり忙しくないから、マネジャーも早めに店を閉めるって。だから、1時ごろに来てほしいの」

「オッケー、分かった」

「で、買い物をしたいので、『ドン・キホーテ』に連れて行ってくれる?」

「お安い御用だよ!」

深夜なので、自宅から車で向かえば、Y嬢が勤務する店がある山手線某駅までは30分程度で到着します。深夜0時30分に自宅を出て、愛車をY嬢が待つ某駅付近まで走らせます。

オンタイムで到着。Y嬢に電話を入れると、そのまま車の中で待機しろとのこと。

待つこと10分、Y嬢がやって来て助手席に乗り込んで来ます。まずは、ドン・キホーテに行け! ということのようです。

「ドン・キホーテで何を買いたいの?」

「友だち(タイ人の同僚)の息子が明後日、誕生日なの。それで今日から日本にだんなさんと一緒に来ているんだけど、その子の誕生日プレゼントを買いたいの」

「へ~、どんなものを買いたいの?」

「何か動くものがいいなあ」

「ラジコンとか?」

「それ、いくらくらいするの?」

「1万円もしないと思うよ」

「うーん、もう少し安いのがいいなあ」

「オッケー、じゃあいろいろドン・キホーテで見てみようよ!」

なんてことを話している間に、近くのドン・キホーテに到着。車を駐車場に停めて店内に入ります。

深夜ということもあり、店内はガラガラでゆっくりとプレゼントを物色できます。結局、購入したのはドローンもどきのラジコンヘリコプターで、中国の無名メーカー品ということもあり、2000円程度の安物でした。

その品物のパッケージを見ると「電池別売り」と書いてありました。それをY嬢に指摘し、「電池も一緒に買った方がいいいよ」と伝えると、「ううん、いいの。それは本人が自分で買えば」との返答……。

友だちの息子の誕生日プレゼントを買うくらいですから、親切なのは間違いないのでしょうが、別売りの電池は自分で買えというのは、友だち思いの水準もなんだか中途半端な感じもします……。

一応、誕生日プレゼントではあるので、Y嬢のリクエストもあり、ギフト用の包装を店員に頼み、その待ち時間に食品売り場に行き、マネジャーと友だちの分も含め飲み物とつまみを購入しました。

買い物が終わり、包装されたプレゼントを受け取った後、店に戻ると、時間は深夜2時前。店は既に営業を終えており、そのままY嬢の部屋でマネジャーと同僚を交えて飲み会が始まりました。

この中で片言の日本語が話せるのは、中華系のマネジャー(といっても、彼女自身も接客します)くらい。友だちはタイ語のみ、Y嬢はタイ語と英語に加え、中国語も堪能(マネジャーとは中国語でコミュニケーションを取ります)とあって、自然とY嬢を中心とした会話になります。

こんな不自由な会話も、それはそれで楽しいものです。とはいえ、あまり長い時間を費やすのはさすがに不本意。そんな僕の気持ちが表情に出ていたのか、30分ほどでマネジャーと友だちはそれぞれの部屋に戻って行きました。

さあ、ようやくY嬢と二人きりになれたのですが、問題は先に説明した通り、「部屋」と言っても、壁が天井まで届いていない、言わばインターネットカフェの個室のようなつくり。少々離れてはいるものの、マネジャーと友だちの部屋はすぐそばにあり、密室感はまったくありません。

なので、自然とできることは限られてしまうので、その範囲でいかに楽しめるかを考えなくてはなりません。

Y嬢が意外な行動を見せる……

2人がY嬢の部屋を出て行った後、間もなく「じゃあシャワーを浴びてくるね」とY嬢も部屋を出て行きました。

僕は、部屋に敷かれた布団に寝ころびながら、Y嬢の帰還を待つことにしました。

さあ、ここからどうしようかな? などと多少なりともワクワク感を抱きましたが、ほどなく戻って来たY嬢の行動には驚かされました……。

次回は、そのあたりの話をお届けします。今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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この記事の作者

キャプテン カルロス
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2013年12月より開始の旅と街歩き情報を中心にお送りするポッドキャスト番組「スタジオスモーキー」主宰。
毎週日曜日配信中、誰でも無料で聴けます。
巨乳には目がない。風間ゆみ命。

ポッドキャスト      http://studiosmoky.seesaa.net/

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