タイの大手ビールメーカー、シンハー・コーポレーションが、白ビールの新商品「ＳＮＯＷＹ　ＷＥＩＺＥＮ」を投入した。自身のペンネームを「しんは」と名乗っている以上、今度タイを訪れた時は、この白ビールもぜひ試してみたい。ただ、次いつ行けるかはまったく未定だが……。

さて、ビールの銘柄が豊富なタイでは、どれが一番うまいかという議論がよく起こる。日系大手ビールメーカーのタイ駐在員と会食する機会があり、この質問をぶつけてみたところ、「ビールは鮮度が命であり、その国で最も売れているビールが最もおいしい」との答えだった。要するに、売れているビールほど、出荷されてから消費者の手に渡るまでの日数が短くなるため、新鮮なうちに飲めるのだ。

では、タイで最も売れているビールは何かというと、シンハーが製造、販売する大衆向けの「リオ」である。同駐在員によると、タイのビール市場で、リオのシェアは約７割に及んでいると推計される。

リオは確かにうまい。が、自分にとっては、同棲していたゴーゴー嬢やタイ人の元妻とけんかした際、気分を落ち着かせるために飲みまくっていたのがリオであり、苦いビールでもある。（新羽）