レインボー1の新オキニ【新羽七助のゴーゴーバージャーナリストへの軌跡 第9回】

大晦日にバンコク8か所で爆弾事件が発生し、慌ただしく年が明けたものの、数日が経って通常業務に戻った。
自分が書いた記事は相変わらず先輩記者から直されまくっていたものの、仕事は順調だった。
ただ、企業や機関が用意した記者会見に行って記事を書くのは、誰でもできる当たり前の仕事。
テーマを自分で決めた上で、関係者に取材し、オリジナル記事に仕上げるのが本物の記者だということも徐々に学び始めていた。
日中は記者としてみっちり仕事する一方で、夜になると相変わらずナナプラザのレインボーなどに通っていた。
新羽七助撮影
2007年1月中旬、「レインボー1」に顔を出すと、前から気になっていた安めぐみ似のダンサーがステージで踊っていた。
同店には観光客のころから馴染みだった佐田真由美がいたが、タダマンには持ち込めず、関係が進展する見込みもなかった。ならば、思い切って安めぐみに乗り換え、軌道修正してみようという決断に至った。
安とは挨拶くらいは交わす仲になっていたので、アイコンタクトを図り、初めて席に呼んだ。安としては、私が佐田の客と知っていたので、少々驚いた様子だったが、すかさずレディースドリンクを発注し、事情聴取を始めた。
名前はミント。東北部(イサーン)ウボンラチャタニー県の出身で、歳は25という。
身長167センチのモデル体型だが、ウボン出身だけあって、肌の色はやはり黒い。優しそうなタレ目が印象的で、近くで見ても安めぐみにそっくりだった。
ミントは歯列矯正の真っ最中で、水色のカラフルな矯正器具を装着していた。タイでは大人になってから歯列矯正を始める人も多い。
主に結婚を控えた若い女性の間で需要が高いという。タイ人女子の矯正器具は苦手という日本人も多いが、私はあまり気にならなかった。
ミントは日本語をほとんど話せなかったが、英語ができたので、コミュニケーションには困らなかった。
今はなきバンコク中心部の高級マッサージパーラー「アムステルダム」で、入浴料2500バーツ(現在のレートで約8600円)のモデルクラスとして働いたこともあるという。
私は得意の英語で、バンコクで記者として働き始めたこと、ラチャダーピセーク通りのサービスアパートに住んでいること、1月30日の誕生日で27歳になることなどを説明。
会話が弾んできたところでペイバー(連れ出し)を切り出すと、ミントからは思いもよらぬ答えが返ってきた。
「ごめんなさい、今夜は他のお客さんがいるから、また今度ね……」
レインボーに行くたびにちやほやされ、1軍と呼ばれる人気嬢らから猛アピールされ、タダマンも経験してきたこの私が、ペイバーを断られたのは初めてである。失望しかけたが、よくよく話を聞いてみると、雲行きが変わってきた。
「彼女が本当にいないのなら、私があなたの誕生日を一緒に祝ってあげる。30日は休みを取るからまた連絡するね」
これといったオキニがいない状況の中、誕生日を祝ってくれるという提案は捨てがたかった。半信半疑ではあったものの、私はミントの言葉を信じ、誕生日まで待ってみることにした。
誕プレは熊のぬいぐるみ
「今夜9時ごろ、七助のアパートに行くから待っててね」
1月30日正午ごろ、ミントから私の携帯電話にメッセージが届いた。彼女を信じて待っていたかいがあった……。
私は天にも昇るような気持ちで残った仕事を片付け、午後8時ごろに帰宅。シャワーを浴びて私服に着替え、一服していると、ミントから電話が鳴った。
「1階のロビーに着いたから迎えに来て」
エレベーターで下に降りると、大きな熊のぬいぐるみを抱えたミントが、ロビーのソファーにちょこんと座っていた。
「ハッピーバースデー!」
「コップンクラップ」
覚えたてのタイ語で謝意を示した。熊のぬいぐるみには面食らったが、何よりも彼女が約束通り来てくれたこと、それにプレゼントまで用意してくれたことがうれしかった。
ぬいぐるみをいったん部屋に置いた後、タクシーでラチャダー・ソイ4のディスコに行き、誕生日を祝して乾杯。ソイ4のディスコはタイ人の若者に人気があり、平日でも盛況だった。
目つきの悪い不良らが入れ代わり立ち代わりミントをチラ見していたが、私も血気盛んな年ごろである。「俺の彼女に手を出すな」と言わんばかりに不良らを睨み付けて威嚇。幸いなことに揉め事にはならずに済んだ。
ディスコで飲み食いして酔っ払い、私のアパートに戻った。
ミントはシャワーを浴び、化粧を落として浴室から出てきたが、すっぴんもかわいかった。すらりと伸びた小麦色の脚もとても美しかった。
われわれはセックスした後も、裸で抱き合ったまま眠り、翌朝を迎えた。
その日も仕事だったので、ミントとは後ろ髪を引かれる思いで別れた。金銭のやり取りはもちろんない。
二日酔いのまま仕事をなんとかこなし、夜にアパートに戻ると、受け付けの女性スタッフから思いもよらぬ言葉をかけられた。
「昨夜連れてきた女性が今までで一番かわいかったです」
12月初めにアパートに入居して以降、複数のゴーゴー嬢を途切れることなく連れ込んでいた私は、ジャオチュー(タイ語で女ったらしの意味)とみなされ、スタッフらの間ですっかり有名になっていたのである。
なんとも気恥ずかしかったが、ミントに対する自信は確信に変わった。売春婦ではあるものの、容姿自体はどこに出しても恥ずかしくないレベルであると。
私はミントとの仲をさらに深めていこうと決意した。(続く)
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