第16回 レインボー1の彼女と突然の別れ【新羽七助のゴーゴーバージャーナリストへの軌跡】
風邪を引いた際、ナナプラザのゴーゴーバー「レインボー1」に在籍する彼女、ミントが見舞いに来てくれなかったことから、けんかに発展。一度会って仲直りしたものの、関係がぎくしゃくしたまま1~2週間が経過していた。だが、そのまま放置しておくわけにもいかないので、SMS(ショート・メッセージ・サービス)のやり取りは定期的に続けていた。
ナナプラザ2階の「レインボー3」=新羽七助撮影
当時はメンタルが非常に弱かったため、売春婦の彼女との仲が悪くなっただけでイライラし、日常生活にも支障が出始めていた。平日の夜、仕事を終えても自宅に直帰する気分にはなれず、ナナプラザの「レインボー3」などで痛飲。ミントが在籍しているせいで、レインボー1には行きにくくなっていた。ムシャクシャした気分で帰宅し、明日も早いのでそろそろ寝るか……と布団に入ると、彼女から電話がかかってきた。
「仕事が終わったところなの。今からなら会えるんだけど、もう寝てた?」
「いやいや、起きてたよ。待ってるからおいでよ」
「分かった。じゃあすぐ行くね」
既に深夜0時を過ぎている。これから会って話してセ●クスすると、就寝するのが2~3時になり、翌日の仕事が地獄と化すが、そんなことはもはやどうでも良かった。とにかくミントに会って、一刻も早く関係を修復したかった。
彼女が部屋に来たが、前回に引き続き冴えない表情を浮かべている。それでも機嫌を取ろうと、ベッドの上で向き合ってあれこれ話していると、彼女の電話が激しく鳴った。携帯電話の画面を見つめながら、ばつが悪そうな顔をしている。やましいことがなければ、私の目の前で電話を受ければ良いのだが、なぜかベランダに出ようとする。
「誰だか知らないけど、ここで話せよ」と促したが、ミントはベランダに出て扉をピシャリと閉め、タイ語で話し始めた。声はよく聞こえないし、そもそもタイ語をほとんど理解できないので、何を話しているのかは分からないが、見たこともないような真剣な表情で電話していることだけは確かだった。
電話を終えて部屋の中に戻ってきたが、明らかに動揺している。
「誰と話してたんだよ」
「誰でもいいでしょ」
「タイ人彼氏とかじゃないのかよ!」
「絶対に違う」
「もういい……この話は止めよう」
なんだか嫌な予感がしたので、それ以上は追及しなかった。その夜もセ●クスしたが、まったく盛り上がらなかった。もはや“セ●クスセンス”がどうのこうのと冗談を言っている場合ではなく、「これがミントとの最後のセ●クスになるだろう」と直感。彼女はことを終えると、私の部屋に泊まることもなく、そそくさと帰っていった。
衝撃的なSMSを受信
それ以降はミントと連絡はつくものの、会えない日々が続いた。彼女は単なる娼婦でしかないが、人気があるだけに客は多いし、小さい娘はいるしで、実際はかなり忙しくしていた。それでも、私の優先順位が高いうちは頻繁に部屋に来てくれたが、いったん順位が下がると、パタリと来てくれなくなった。
そうなると、こちらからの一方的な連絡が増えていく。毎日何度も電話したり、SMSを送ったりして、“プチストーカー”のようになっていった。連絡すればするほど、彼女はどんどん離れていく。「もうそろそろやばいな~」と思っていた矢先、ミントから衝撃的なSMSが届いた。
「別の日本人彼氏がいるから別れてほしい」
なんだか怪しいとは思っていたものの、寝耳に水の話だったのでうろたえた。二股をかけられていたのか!? 私は腹立たしいやら情けないやらで、自分をコントロールできなくなり、ミントに大量のSMSを送り付け、自分の思いを伝え、彼女の心情を確認しようとした。まだ好きなのでつなぎとめたかったが、電話に出てくれないので、そうするしかなかった。すると、ミントからさらに衝撃的なSMSが届いた。
「ミントの彼氏の●●●です。彼女が迷惑しているので、連絡を控えていただけませんか?」
彼氏が代理で打ったSMSを送り付けてきたのである。その文面が必要以上に丁寧だったこと、別の日本人彼氏がいることをまざまざと見せつけられたことで、急速に冷めてしまった。もう二度と連絡するのは止めようと決意したが、その数日後、今度はミントが改めて電話をかけてきた。
「こないだはあんなSMSを送ってしまってごめんなさい」
「もういいよ。その彼氏と幸せになってくれよ」
「最後にちゃんと話を聞いてほしいの」
「なんだよ、じゃあ話せよ……」
ミントによると、二股をかけていたわけではなく、お客さんだった日本人と真剣に付き合い始めた。理由は養ってくれることになったから。彼氏はタイ語ができて、お金も十分に持っている。今後は毎月、生活費もくれる。洋服の露店も持たせてくれるので、ゴーゴー嬢は引退する――という内容だった。
なんだ……結局はお金か。ミントをとられて悔しかったが、「自分も金持ちになって、良い女をゲットする」といった野心的な発想はまったく浮かんでこなかった。それどころか、「お金なんかチラつかせなくても、自分ならもっと高条件の女を手中に収められるはず」という根拠のない自信と信念は揺るがなかった。
まだ恋愛経験が少なかったこともあり、失恋のショックで数日間ふさぎ込んだが、回復するのも早かった。独り身になって気分一新。懲りることなく、ナナプラザに再び通い始めた。(つづく)
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- 2018/03/31
- タイ風俗