第21回 レインボー彼女とガチ同棲、日常生活に密着【新羽七助のゴーゴーバージャーナリストへの軌跡】

2007年下半期、バンコク・ナナプラザのゴーゴーバー「レインボー3」に在籍する彼女、レックとラチャダーのアパート「シワラーマンション2」での同棲生活が始まった。
平日の二人の基本的な生活の流れはこうである。私は午前9時ごろに起き、10時までに出社。記事執筆や取材といった記者としてのルーティンワークをこなし、午後8時前後に退社。ナナプラザかソイ・カウボーイで軽く飲む。
レックから店に来てくれと頼まれた場合はレインボー3に行くが、通常はレインボー4や2、1に行く。レインボー1の元彼女、ミントをめぐる失恋(過去記事参照)の傷も癒え、同店にも再び顔を出すようになっていた。
毎晩レインボーはさすがに飽きるので、ソイ・カウボーイの人気店「バカラ」や「シャーク」にもちょくちょく足を運んでいた。両店ともに、レインボーグループに負けず劣らずのナーラック(かわいい)嬢が少なからずいるのだが、なぜかレインボー嬢のように深い仲になることはできなかった。これは相性の問題としかいいようがない。
ソイ・カウボーイも定期的に通っていたが、相性は良くなかった=新羽七助撮影
一方、レックは布団の中から私の出勤を見送り、昼過ぎにようやく起床。アパート内に各種タイ料理を出前してくれるサービスがあり、それを注文したり、近くのショッピングモール内のフードコートやファストフード店、食堂などで一人、あるいはお姉さんと昼食を取る。その後は友だちと電話したり、DVDを見たりして時間をつぶす。勉強したり、本を読んだり、趣味に時間を割いたりということはまずない。運動も基本的にしない。当時はスマートフォンもまだなく、ただひたすらダラダラと過ごしていた。
午後5時くらいになると、スッピンの状態でタクシーに乗り、ナナプラザに向かう。まだ若いが、既に売れっ子ゴーゴー嬢で十分な収入があるだけに、迷わずタクシーを利用。割安の地下鉄(MRT)や高架鉄道(BTS)といった公共交通機関は眼中にない。
ナナプラザに到着すると、まずは1階左手の美容室「ナナビューティーサロン」で髪型を整える。自分でブローするゴーゴー嬢も多いが、レックは金を持っている上に面倒くさがり屋でもあり、ほぼ毎晩、美容室に通っていた。ブロー中に化粧を始めると同時に、客のゴーゴー嬢らと情報交換を行う。
例えば、「●●というファラン(欧米人)客はキーニャオ(けち)でウザかった」「●●というイープン(日本人)客はイケメンでラッキーだった」「レインボー●の●●と●●が客の取り合いになり、髪の毛を引っ張り合って大喧嘩した」「レインボー●の●●がヤーバー(覚せい剤)で逮捕された」などなど、ゴーゴーバーをめぐるありとあらゆる情報を交換していた。
美容室を出ると、レインボー3でタイムカードを打刻し、勤務開始。レックはいわゆる“1軍”で人気があるため、午後9~11時のゴールデンタイムにほぼペイバー(連れ出し)される。同棲が始まった当初は“ラブラブ”だったので、ショートのみでロングは受けずに深夜0時過ぎに帰宅。私と軽く食事したりセ●クスしたりして、ベッドに滑り込むという流れだった。
ただ、レインボーの1軍嬢とはいっても、なかなかペイバーされない夜もある。そういう時は、私が連絡を受けた上でレインボー3に出向き、ペイバー代を払って連れ出してあげることもあった。キーニャオ的には、無駄な出費を避けたかったが、レックもその代わりに食事をおごってくれたり、プレゼントをくれたりするので、同棲している以上、多少はしょうがないと割り切るようにしていた。
ナナプラザの美容室で嬢チェック
他方、私の仕事がない週末の過ごし方はだいぶ変わってくる。昼前に一緒にゆっくりと起床し、アパート付近のショッピングモール「カルフール」(現在の「ビッグCエキストラ」)や「ロビンソン」(既に閉店)の飲食店で昼食を取る。
その後は彼女のショッピングに延々と付き合う。衣服や化粧品など似たような商品を次から次へと買い込む。違いがよく分からないし、そんなに必要ないだろうとも思うが、これはレックに限ったことではなく、大体の女子が同じような行動を取っているだろうと推測。
重要なのはこの後で、私は毎週末、レックに付き添い、ゴーゴーに飲みに行く前にナナビューティーサロンに顔を出していた。同店には多数のレインボー嬢が集結するため、人気嬢の素顔をチェックできる絶好の機会だった。すっぴんもナーラックな嬢もいれば、肌が荒れていて厚化粧でごまかしている嬢もいて、ただゴーゴーバーに飲みに行っているだけでは分からないような発見があった。
レックや、引っ越しを手伝ってくれた同店のオーナー(過去記事参照)らの要望を受け、「CanCam」(小学館)や「JJ」(光文社)といった日本の女性ファッション誌を差し入れたりもした。スマホがなかった当時、ゴーゴー嬢の間で、それらの雑誌は日本人客にウケる髪型の参考になると重宝されていたのである。
レックが特に気に入ったのは、ギャル系雑誌「小悪魔ageha」(当時はインフォレスト)だった。ageha独特のハデハデ感やキャピキャピ感が、彼女の方向性と一致していたのだ。レックのために、バンコク中心部の日系書店「東京堂書店」で、同誌をわざわざ取り寄せてあげたりもした。(つづく)
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- 2018/05/05
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