先の台風21号による数々の被害映像は、災害系の映画を見ているかのような感覚で、本当に日本で起きていることなのかと、信じがたいものだった。海外旅行が趣味でもあり、仕事でもある私にとって、最もショッキングだったのは、関西国際空港の浸水と連絡橋にタンカーが衝突した映像。空港に缶詰めになった旅行者はとても大変だっただろう。

成田国際空港を主に使用している私にとっても、台風の被害は他人ごとではない。日本にいればどこでも被害に遭う恐れがある。いざ自分のフライトに支障が出たら？　と、疑問に思ったので、搭乗予定の飛行機が欠航した場合の対処を調べてみた。

結論だけ言うと、日本航空（ＪＡＬ）や全日本航空（ＡＮＡ）といった、レガシーキャリアと呼ばれる従来の航空会社はもちろんのこと、エアアジアやジェットスター、セブパシフィックなどの格安航空会社（ＬＣＣ）でも振り替えなどの変更が可能。多くの航空会社で見られる対応は、手数料無料を前提に下記の内容だった。

（１）フライトの変更（短期指定）
（２）現金相応額のポイント化（長期指定）
（３）払い戻し

ＬＣＣにはもちろん、レガシーキャリアのような、欠航による交通費や宿泊費の補償はないが、しっかりと対応してくれていることが分かり、安心した。

海外旅行と関わる仕事をしておきながら、ＬＣＣの対応内容を知らず、「欠航したらチケットが台無しになる」と思っていたことは内緒にしておいてほしい。（ＮＩＴ）