第33回 和田虫象の中国・ネパールけち紀行 【嵐よういち・海外裏ロード】

本サイトで以前、5回にわたってフリーライター和田虫象のエピソードを書かせてもらった。反響はかなりのもので、虫象自身もしばらく会っていない知人らから「ネット記事を読んだか? 虫象のことが書かれているぞ」などと連絡があったようだ。
虫象は今年4月後半から2週間ほど中国雲南省とネパールを旅してきた。変人の旅人「カセイ君」という50歳近くになる男がネパール中部の観光地ポカラの近くにあるヒッピー村で過ごしているので、そこを訪ねるのが第1の目的という。ネパールの物価が安いのも虫象にとって魅力的だ。
まずは成田空港から上海に向かった。到着は夜遅かった。そこからが面倒だ。上海には空港が2か所あり、別の空港に移動しなければならない。なんで夜に到着するのにこんな面倒なフライトにしたかというと「安かった」からだ。
やつは地下鉄で移動するものの、アホなことに寝てしまい、乗り過ごしてしまう。もう最終も終わって電車はない。普通だったらタクシーを利用すると思うが、フライト時間が朝なので時間はたっぷりある。そういう理由で歩くことにした……。
空港までの距離は現在地から5キロメートルくらいあり、荷物もあるのでなかなか大変だ。いつの間にか自動車専用道路を逆走していたが、羽田空港の埋め立て地のような場所なので、幸いなことに車はほとんど通らない。そして空港に到着してベンチで寝たのだった。
自動車専用道を歩く=和田虫象提供(以下同じ)
ネパールのカジノに行くも……
翌日、雲南省の昆明(こんめい)を経由し、ネパールの首都カトマンズに入った。
直前までいた昆明の空港は巨大で近代的だったが、こちらは地方都市のように小さく、トラクターが走っている。とてものどかで昔からあまり変わっていないように思えた。
ネパールののどかな風景
虫象はカトマンズに来るのは2回目で、人の良さと物価の安さを気に入っている。査証(ビザ)を空港内で簡単に取り、カトマンズ市内には向かわずにポカラまでバスで移動することにした。カセイ君と約束した日は翌日だったが、とりあえずポカラに着いてからカセイ君を自力で探すことにした。
カセイ君は自由人なので携帯電話は持っておらず、インターネットも気が向いた時だけ街に数軒だけあるネットカフェでやる。虫象は聞き込みをしながら、やつなりに探したがやはり無理で、仕方なく安いゲストハウスに投宿。その時、カセイ君から連絡が入り再会を果たす。
虫象はゲストハウスに1泊分の料金を支払っていたが、カセイ君が住んでいるヒッピーらが暮らす村に移動して数日間過ごした。そこは世界中から人が集まっていて、毎晩地元のクソまずい酒を飲む。
ネパールのヒッピー小屋
街まで行く時はローカルバスが安くていいが、なぜがカセイ君はヒッチハイクを選んでそれで移動。
カセイ氏とヒッチハイクしながら歩く
その後、カトマンズに戻ってしばらく滞在。虫象は前回行ったカジノを再訪することにした。50円分を賭け、そこで打ち止めしてカジノのフリーフードを食べるという以前に成功した作戦を再び実行しようと思い立ったが、中に入って驚いた。最低1500円分を使わなければならないルールに変更されていたのだ。
おそらく“虫象系”の客に困った店側がそのような措置を取ったに違いない。正解であろう。虫象は仕方なく1500円分のチップを買い、1回負けて現金に再度両替しようと思ったが、負けただけでの両替は不可能と知る。例えば、勝って1万円分になり、その後1000円分に減った場合はOKだが、ケチ対策はしっかりしているもので、虫象がやろうとしていることは不可能なのだ。あっという間に1500円分を使い果たし、「元」を取るため、フリーフードを吐く寸前まで食いまくった……。
カトマンズのカジノ
カトマンズの格安風俗に突入!
カトマンズは現在、風俗をめぐる状況が厳しいようだ。虫象はタクシー運転手やポン引きに聞き込みを開始。虫象にとっては、どこの置屋も安くはない。格安店は全て閉まったようだ。
ルポライターのような真剣なまなざしで、安風俗情報を聞き込む虫象
大体の相場は1発25米ドル(約2800円)。もちろん100米ドルくらい出せば、楽しく遊べる場所はあるらしいが、やつには関係ない。いろいろ店をあたって約2000円の店を発見。店の前にいたやり手ババアと交渉を始める。
「マッサージとか余計なものは必要ないので安くしてくれ」
と約1000円で交渉成立。店内に入るものの女は1人しかいないし、それも40歳くらい。ぽっちゃり体型でインド系。虫象は「別に普通ですよ」と言っていたが、それに疑問をもった俺は写真を見せてもらうと、かなりひどかった……。
カトマンズのエロマッサージ店の部屋
昆明の安ホテルで筆談交渉
虫象は数日後、カトマンズから昆明に移動。この街には以前も滞在したことがあり、3日くらい日程に余裕があったので、列車で郊外の街に行くことにした。
世界一の人口を擁する中国、聞いたことのない郊外の街でも人口は50万人もいる。安いホテルを見つけて入ろうとするが、中国人民しか入れないホテルで、泊まるには中国のIDカードが必要。外国人向けのホテルは高い。どうにか泊まりたい虫象はスタッフに筆談などで交渉して粘る。
ホテル側が「警察の証明書を持ってきたらいいよ」というので警察署に行く。警察官は暇そうで虫象に付き合ってくれる。証明書をもらって再びホテルに行くが、なぜかダメで再び警察署に。すると警官が、泊まれそうな安いホテルまでついてきてくれて、一緒に交渉してくれた。
中国警察がホテルに宿泊交渉してくれた
それにしても、普通に外国人向けのホテルに泊まれば簡単だし、余った時間で観光もできる。どうしてわずかな金をケチるためにそんな労力を使うのかよく分からない。付き合ってくれた警官は疲れ、あきれたように「おまえ、いくらまでなら出せるんだ?」と聞いてきたので、その額で交渉し、最終的に1泊約1200円のホテルに落ち着いた……。
虫象、せっかく旅に行ったのに何をやっているんだ? と聞きたくなるが、きっと、これが虫象の昔からブレない本来の姿なのだろう。
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