第3回 ホアヒンに咲くコンケン嬢の笑顔【タイのビーチはおじさん天国】
ガイトート(揚げ鶏)を買う淫売

ある日、バンコク・スクンビット通りソイ23の居酒屋「もりもり」で飲んでいると、本サイトでも有名なゴーゴーバージャーナリスト新羽七助氏は唐突に言い放ったのだ。

「タイって、小さいサイズのコンドームしかないじゃないですか。きつくて入らないんですよね」

悩ましげな表情であった。

「イギリスにいたころは、どこでも僕のチンポに合うビッグサイズが手に入ったんですが、タイでは(ショッピングモールの)エンポリアムにしか売ってないんですよ」

俺のチンコは特大である、欧米並みの国際規格である、との告白であった。自らのサイズを堂々語り自慢するやつは初めて見たので、少なからずたじろいだ。

俺もチンポは小さい方ではないと思う。しかしAVに出てくるデカチンなんぞは一般男子とは世界が違うだろうし、男同士でサオ比べをする趣味はないので、偏差値的にどのくらいに位置しているのかは分からない。マッサージパーラーの泡姫も古式按摩のおばさんたちも褒めてくれるが、自信はない。

しかし新羽氏は疑いなく巨根を主張するのだ。このくらいでないと、「ほぼ日刊ほいなめ新聞」のエースは務まらないのかもしれない。

前置きが長くなったが、そんな欧米サイズのチンポにブチ抜かれた娘ばかりが集まるビーチがある。中部に位置するホアヒンである。

ホアヒン南部のスワンソン・ビーチ

ホアヒン南部のスワンソン・ビーチ。大型リゾートや長期滞在者のコンドミニアムが立ち並ぶ

王室の別荘があることで知られ、海はたいしてきれいではないが、高級リゾートから格安ゲストハウスまでそろい、最近は真っ赤な装飾の駅舎が“インスタ映えスポット”としても人気だ。ちなみに「世界で最も下品なビーチ」パタヤとはフェリーで結ばれている。

鉄道駅

かわゆいデザインで人気の鉄道駅は、インスタ栄えを狙うなら外せない

馬に乗ってビーチを散歩

馬に乗ってビーチを散歩するのは20分300バーツ(約1000円)。おじさんだってOKだ

そんなホアヒンの裏町には無数のバービアが並び、夜になると毒ネオンを撒きちらす不健全なスポットとなっている。

タイの赤線地帯

タイの赤線地帯の風景は実に幻想的だと思う

ホアヒンではナイトマーケットも楽しい

ホアヒンではナイトマーケットも楽しい。シーフード&ビールを堪能してプリン体をため込もう

さあて、どの店のどのナオンに……と思って練り歩いてみるのだが、なぜだか声がかからない。目を合わせるとそむけるやつまでいる。しかし、ファラン(欧米人)の汚いジジイにはキャーキャー騒いで手を取って、ホッペにキッスまでしてやがるのである。

ビッチめ。

そう、ここはファラン好きの女どもが毛唐に媚を売る場所なのである。日本人や中国人は客とも思われず、塩対応をされるのだ。同じアジア人なのに、お前らナメとんのか!

ホアヒンの夜はファランの天下

ホアヒンの夜はファランの天下である。アジアなのにアジア人はまったくモテない

ホアヒンはまた、ロングステイしているファランのジジイが多い街でもある。連中は金を持っている上に暇を持て余しており、毎晩なじみのバービアで飲むくらいしかやることはない。当然、店の女と愛人契約を結ぶジジイもいる。それを狙う女が多いのだ。加えて白人コンプレックスがアジアの女を狂わせる。嘆かわしいことである。

ガイトート(揚げ鶏)を買う淫売

ホアヒンのバービア街でガイトート(揚げ鶏)を買う淫売。歓楽街に佇む屋台はなかなか風情がある

こんな時、新羽氏ならおもむろに路上でパンツを下ろしてそのビッグマグナムを見せつけ、どうだファランよりでかいだろうと野獣的アピールをカマすのだろうが、俺にそんな業物(わざもの)はない。仕方ない、今夜は飲むだけにしておくか……。

そこにウインクを送ってきたのは、三十路はゆうに越えていると思われるおばさんだった。しかし目鼻立ちはくっきり、スタイルはスレンダーで、なかなかマブいじゃねえか。

タイの女は30歳でも40歳でも、子供が大きくなっても大胆なホットパンツを履いたり乳の谷間をあらわにしたりと、けっこう色っぽいタイプが多い。いくつになっても女を捨てないのだ。しかもこの白人だらけのアウェーにあって、醜いイエロージャップにウインクである。俺は迷うことなく入店した。

近くで見ると目元や首筋に苦労が刻まれている東北部(イサーン)コンケン出身のプラーさんだが、花が咲くような大きな笑顔には安心させられた。

「誰か日本人が通らないかなって思ってたんだ。ファランはあまり好きじゃないの」

よくある話で同郷の親戚筋に誘われて、コンケンからはるか南に離れたホアヒンまで働きに出てきたが、ファランだらけで帰ろうかとも思っているのだという。やっぱりというかなんというか、聞いてみれば中学生になる息子がいるが父親は蒸発、子供の面倒は親が見て、家計を支えるのはプラーさんの身体一つ……という、典型的なイサーンの底辺家庭であった。豊かになったタイでも夜の世界の女たちからは、まだまだこんな話ばかり聞かされる。

それでもなにか楽しみを見つけてけっこうサバイサバイ(気楽)に過ごしているのがタイ人で、ホアヒンビーチ名物の馬に乗った写真なんか見せてきて、肩を寄せてくる。カウンターにしっぽり並び、俺の手を取ってぎゅっと恋人つなぎをしてくる。乳を揉むよりオメコを鑑賞するよりも、中年の心をはるかに揺さぶる恋人つなぎ。もちろんしっかり酒をおごって売り上げに貢献しているからこそのサービスである。

「ファランはなにか、どこかマイ・ムアン(違う)なの。でも日本人は同じアジア人でしょ。カオチャイ・ガン(分かり合う)だと思うの」

それじゃあベッドの中でもカオチャイ・ガン。あまり飲み過ぎるといかなくなるので1杯で切り上げ、俺はプラーさんをペイバー(連れ出し)した。チンポのサイズは新羽氏にもファランにも及ばないが、せめて今夜は心を込めてクンニしよう……そう誓ってバーを出た。

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メンダー大久保
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団塊ジュニア・氷河期世代の負け組底辺。
わずかな稼ぎは年3、4回のタイ旅行に全て消える。重度のキッスフェチであり、唇を重ねる時は必ず歯グキまで舐め回す。AVはベロチュー手コキものしか鑑賞しない。
弾ける若さのショートカットが好物だったが、最近はしっとりとしたおばさんに惹かれるようになった。アル中
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