第7回 リンゴ娘とテキーラ、タオ島バービアで【タイのビーチはおじさん天国】

俺はこう見えても、シュノーケラーなのである。タイの美しい海に飛び込み、カラフルな熱帯魚の踊りを見ていると、けっこう心安らぐのだ。サンゴの海は透明度も高く、はるか眼下の海底まで見通せるエメラルドグリーンの中をたゆたっていると、空を飛んでいるような錯覚すら覚える。汚れた中年の心が浄化されていく。
こんな海を見ちゃったら、もう日本の海では遊べません
どこで潜ってもタイの海は日本(沖縄除く)のドブ色をした汚い海よりはるかに澄みわたっているが、とりわけ俺のお気に入りは南部スラタニ県のタオ島である。タイ湾に浮かぶ小さな島で、かつては物好きなバックパッカーしか滞在していなかった秘島だが、今やリゾート開発が進み、小規模ながらも賑わいを見せている。
タオ島のリゾートホテル。リッチなコテージに泊まっても1泊1万円程度とコスパがいい
それでも南部サムイ島や同プーケット島に比べるとまだまだ辺ぴで、島の東半分は未開発のジャングルだ。シーサイドでビーチに面したホテルだって1000バーツ(約3300円)しないところもけっこうあって、気さくな雰囲気。おじさんが短パン、サンダルで過ごすにはもってこいの島だと言える。
小島が砂州でつながったナーンユアン島。タオ島北部にある最大の見どころだ
タオは白人経営の店が多い。こちらは本格バーガーショップ、いける!
シュノーケルツアーも豊富だ。島内には旅行会社やダイブショップが腐るほどあって(かわゆい日本人女子常駐の会社もいくつかある)、周囲の海域をボートでめぐり、とりわけサンゴ豊富な場所でシュノーケリングをするツアーが半日500バーツ(約1700円)からある。ボート、マスク&フィンのシュノーケルセットのレンタル、ホテルまでの送迎、ランチボックス付きでこの値段。当日は英語の分かるガイドだってやって来る。
白人ギャルの真っ白い太ももがまぶしい
醜く腹の突き出た汚い中年が一人で参加したってもちろん大歓迎、ツアー参加者のエッチなビキニの白人や中国人と笑顔であいさつを交わせば、込み上げてくるリア充の勝利感。図らずも勃起してしまうが、そこは海に飛び込んでごまかせばいい。
フィンを蹴って深く深く、サンゴの生い茂る底まで潜って、そしてツアーのメスどもがキャッキャとはしゃぐ海面までイッキ上昇していけば、眼前に迫ってくるケツやフトモモ、魅惑のヒモビキニ。さすがはタオ島の透明度である。
シュノーケリングに興じるビキニ娘は俺の格好の餌食である
こうしてたっぷりリゾートを満喫した俺は、大満足で夕暮れを迎えた。
バービア嬢はウボン出身
タオ島にはささやかな繁華街がある。島の北部サーイリーには、こじゃれたレストランやバー、それにビーチを見晴らすクラブなどもあって、酔っ払った観光客でさんざめいている。こんな田舎の島なのにニューハーフショーまであるのがすごい。
タオではビーチに面してこんなバーがあって、ファイヤーダンスも見られる
せっかくだからと150バーツ(約500円)のドリンク代を払って入店すれば、泥酔したファランでむちゃくちゃに盛り上がっているではないか。首都バンコクや東部パタヤのショーよりもステージが近いのもいい。
ニューハーフショーで、オカマと戯れる白人の青年
南の小島で毎晩頑張るオカマさんたち
オカマも嫌いではないが、今夜はやっぱりナオンが良い。ショーが終わると俺はバイクを島の南部へと走らせた。
船着場のあるメーハートから、薄暗い道をさらに南下していく。すると右手に、ぽつりぽつりとピンクの裸電球がさみしく灯っているのが見える。
タイのどんなへき地だって田舎だってある、トラディショナルな風俗施設バービア。秘島タオにも、わずかだが存在するのだ。しかも周囲は未開発のジャングルが残り、夜行性の南国の鳥が「ホーッ、ホーッ」とか鳴いている。トムソーヤーの小屋みたいな、開けっぴろげの木造おんぼろバーに入って、木の板が渡されたカウンターに腰かける。なかなかワイルドじゃないか。
「誰も来ないから今日は閉めちゃおうか、って話してたの」
と笑うママさんは40がらみか。さすがは観光地だけあって英語は堪能だ。潮焼けした肌と、目元の深いしわとに苦労がにじむ。傍らの娘に何ごとかささやくと、まだあどけない感じの彼女は俺の横にちょこんと座るのだった。
「そのコ、タオに来たばっかりで慣れてないの」
ママさんの姪だというが、タイの場合は近所の知り合いだって姉や姪と呼ばれたりするので本当のところは分からないが、2人ともやっぱりイサーン(東北部)出身。ウボンラチャタニで「タム・ナー(田んぼ仕事)してた」という不慣れなモジ子に名前を聞いてみると、アップルなんて答える。リンゴというよりダイコンみたいな感じだが、水商売自体が未経験というウブさにはそそられる。バービアでは時々こういう僥倖(ぎょうこう)がある。
「英語もろくに話せないけど、このコ、けっこう飲むんだよ」
ママさんがそんなことを言うので、「チョープ・テキーラァ・マイ?(テキーラ、好き?)」と水を向けてみれば、リンゴ娘の目が輝く。よしよし。ショットに入ったテキーラをクイッとひと息に飲み干すと、表情がゆるむ。まだハタチ前後だろうに、酔っ払いめ。
続けて2杯目、3杯目とおごれば、口数は相変わらず少ないが、だんだんと俺のセクハラを受け入れるようになる。肩を抱くふりをして首筋をなで、二の腕を愛撫し、脇の下から乳を揉む。どこを触っても抵抗はない。とろんとした、甘えた目つき。
タイではナオンが「テキーラ飲みたい」と言えば、それは「べろんべろんに酔っ払いたい」ということを意味する。好きなようにセクハラできる率は大幅に上昇する。必ずビシビシおごるべきである。
若メコの肢体をまさぐりながら、南の島の星空を見上げる。森を渡る風も心地よい。さてリンゴ娘を持ち帰るべきか否か、俺は今夜も酔いを楽しみながら思案する。
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