【抱腹絶倒タイ人コック】 第15回 安ホテルのエレベーターは気を付けるべし

タイ首都バンコクに店の備品などを買いに行っていた時は、会社から3泊4日で4万円くらいの激安ツアーを予約されていたので、ホテルも都内ラチャダー周辺などにある安ホテルに滞在しておりました。
数年前に起こった、バンコクのあるホテルでの恐怖体験です。
一人早朝に目が覚め、バイキング形式の朝食を食べに1階のレストランに行くと、壁に設置されているテレビから、タイの朝のニュースが流れてきました。
「どんなニュースが流れているんだろう?」と、きれいなタイ人女性キャスターを見ながら朝食を食べていると、つかつかとホテルの若いボーイがテレビの前にやって来て、あろうことか、テレビ画面の中央に立ちニュースを見始めたのです。
すぐにどくものだと思っていたら、あくびをしながら一向にどく気配がないので、「お~いボーイくん、画面の横の方にどいてくれないと見えないよ~!」とジェスチャーを交えて声を掛けると、「オー、ソーリー、ソーリー」と言ってその場からどき、テーブルの片付けをしに行きました。
すると3分もしないうちに、さっきのボーイがつかつかと戻って来て、なんとまたテレビ画面の中央に立ち、バカ面してテレビを見始めたのです。
嘘だろ~? と思ってそいつの横顔をにらみつけると、実に見事なバカ面をしていて、つい吹き出してしまい、もういいや、勘弁してやるか、あんな見事なバカ面されちゃなぁ、タイ人ずるいよなぁ……などと一人言を言いながら席を立ち、5階の部屋に戻るため、エレベーターに一人で乗り込みました。
2階を越えたあたりで「ゴゴゴ、ガクン」と、エレベーターが突然急停止し、「あれ? なんだ、なんだ」と思ったら、間髪入れずに「ゴゴ、ズルズルズル、ゴゴ、ズルズルズル」とエレベーターがずり下がっていくではないですか!
これはヤバい、どうしよう! と慌てながらも、とっさに「地面にエレベーターが落ちた瞬間に飛び上がるしかない」とひらめき、ズルズル落ちていくエレベーターの中で、2分ほど脂汗をかきながら中腰で待ち構えていると、突然「ビビ~!」という音がした瞬間、ドアがスーッと開きました。
ドアが開いた先は1階で、僕の目の前には、さっきまでテレビ画面の中央に立っていたバカ面ホテルボーイが、同一人物とは思えないほど引きつった顔で立っていました。そしてそのボーイは、エレベーターの中で変な中腰スタイルをしている僕を見て、「ニヤッ」と笑ったのです。
「このクソガキが~!」と、思いっきり引っ叩いてやろうと思いましたが、極度の緊張状態で身体が硬直しており、すぐには動けませんでした。
落ち着いてから、ホテルの支配人らしき人に聞いたところによると、よくある故障みたいで、マイペンライ(大丈夫)と謝っていました。僕は「こんな状況でマイペンライとかぬかす口はこの口か~!」と下唇を思いっきりつかんでやりたかったですが、グッとこらえた次第です。
皆さんもタイの安ホテルのエレベーターには気を付けてください……。
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