第14回 パタヤ初の伝説ゴーゴー「タヒチアンクイーン」【タイのビーチはおじさん天国】
世界で最も下品なビーチ……それはタイ東部のビーチリゾート地パタヤにとって、誇らしい二つ名であると思うのだ。こんな称号なかなかない。その名声通り、パタヤの街を歩いてみれば、昼間っからビーチロードにはタチの悪そうな淫売が立ち並び、まだ日も高いというのにディスコミュージックをとどろかせているバービアでは、ホットパンツの姉ちゃんたちが嬌声を上げている。
「カモ~ン!」
既に泥酔しているファラン(欧米人)のジジイども。粘着的な目つきで淫売を見定めている日本人のオッサン。でかい声で騒ぎながらバービア嬢にセクハラしまくっているロシア系。
世界各地から馳せ参じた変質者たちに混じり、俺も陽光を浴びながらビアシン(シンハービール)をあおった。喉が鳴る。炭酸が弾け、黄金の液体が胃に届く瞬間、感動すら覚える。ダメ人間の一人。周りはみんなゴミ。俺もゴミ。その圧倒的な開放感と安心感の中で決める、昼ビール。これぞパタヤであろう。
パタヤビーチも晴れている日は、遠目からはきれいに見える
この背徳の街で俺が投宿するのは、たいていセカンドロードだ。とくに定宿があるというわけではなく、ソイ・ハニーというイカした名前のソイ(小路)の周辺をなんとなく気に入っている。このあたりは24時間営業のバーも多く、早朝からオカマと遊ぶこともできるし、徒歩圏内にエロ按摩や風呂屋、ゴーゴーバーと一通りそろっているので便利なのだ。
メインのビーチロードよりはだいぶ格の落ちる中級ホテルが並んでいて、泊まるのはたいてい1000バーツ(約3400円)前後の物件だろうか。こうしたホテルに暮らしている腐れ外国人もけっこういるので、値段の割には朝飯ビュッフェが充実しているホテルが多いのがうれしい。
ほか近隣にはタイ飯や中華、ケバブ、ロシア、それにファランが経営するステーキハウスなどもあり、常にごちゃごちゃとにぎわっているこのソイ・ハニーのあたりで荷を下ろすと、「パタヤに来たな」と実感がわいてくる。
昔は大量のコンドームによって水質汚染されていたパタヤだが、近年は浄化が進む
パタヤで働くラオス娘
さて……昼飲みもいいが、やはり問題は夜であろう。パタヤではさまざまなアクティビティーがあるが、今夜はゴーゴーを中心に攻めてみるとするか。となると、まずはウォーキングストリート(WS)を軽く流してみよう。
ウォーキングストリートはいつもお祭り騒ぎだ
ウォーキングストリートを歩く時、俺はいつも勃起してしまうのだ
年々やかましくなっているこの通りには、いったい何十軒のゴーゴーがあるのだろうか。海鮮レストランや土産物屋、ホテルなどもひしめき、観光客が練り歩く。大道芸人が何やらショーをしていて、人だかりができている。とにかくすごい人出であるのだが、その大半は中国人ツアー。実に騒々しい。
最近は声も掛けずに写真を撮りまくる中国人が増えたせいで、撮影NGの店や嬢が増えてしまった
彼らが雪崩れ込んでいく店は遠慮しておこう。俺はこの通りではいつも、店名には流されない。日本人に人気の店もいくつかあるのだが、そうではなく、店頭でボードを掲げて客を引いている嬢たちの反応を見て決めるのだ。
ノリノリの淫売。パタヤは首都バンコクよりも愛想のいい娘が多いように思う
エッチなコスプレに身を包んだゴーゴーバーの客引き嬢ら
オヤジになると、女は容姿よりも愛嬌だということを本当に実感する。なるべくノリが良くてぺらぺら話すタイプがいい。この日も何軒目かでフィーリングの合いそうな嬢を見つけたので、同席を頼んだら快くOK。さあて飲むか。
「チョンゲーオ(かんぱーい)」
と声も高く、歯にハメた矯正器具もかわいらしいプラーちゃんは、聞けばラオスの首都ビエンチャンの出身という。素朴な山岳国の娘とは思えない、食い込みの激しいエッチな短パンとジャーブラだけという姿が悩ましい。
「ラオスには海がないでしょ。だからパタヤは好きよ。日に焼けるのが嫌だけど」
なんて言いながらしなだれかかってくる。当初はイサーン(東北部)のノンカイにあるバービアで働いていたのだが、友人のツテを頼ってパタヤに流れて2年目になる。恋人はいない。ラオス人の男もタイ人の男も、もううんざり。
「でも、日本人ならオジサンでもいいかな~」
定番のささやき。すかさず唇を奪う。差し込まれてくるラオス娘の甘い舌。矯正器具をなめ回すと、異様な興奮を覚えた。プラーちゃんもまんざらではないようで、夢中になってお互い唾液を交換する。たまんねえ。もうコイツでいいや、連れ帰ろう……と思うが、いかんいかん! まだまだパタヤを満喫しなくてはならない。すんでのところで思いとどまる。そして俺は、彼女がステージに立ったスキを見てチェックビン(会計)。よくやるセコい手である。
遠近両用メガネ着用のオバサン
WSクルージングを切り上げて、次はソイLKメトロをパトロール。いくぶん落ち着いた風情だ。観光客もグッと減る。ゴーゴーの数はそう多くはないし、在籍数もWSの店より少ないが、ゆったり飲める。この界隈でも1人とキッスを交わす。1ドリンク1キッス。
ビーチロードを根城にする立ちんぼ連中。タチの悪いオカマも混じっているので注意
そして街の中に点在する無数のバービア群に時々誘惑されながらも、ビーチロードにやって来た。パタヤに来るたびに巡礼のごとく訪れる伝説のゴーゴーバー「タヒチアン・クイーン」だ。
創業1978年で、40周年なのである。パタヤに開店した初めてのゴーゴーとして知られている。店の内装はなんだか西部劇に出てきそうな佇まいで、オープン当初の雰囲気を残す。最新のきらびやかな店ばかりのパタヤにあって、時代に取り残されてしまったかのようなレトロさだが、俺はそれが好きだった。
客はベトナム戦争のころからパタヤに入り浸っていそうなファランのじいさんたち。ほぼ在住者であろう(客同士でゴルフコンペを催すほど仲がいい)。嬢はくたびれたオバハンが中心で、たるんだ身体を黒いスケ下着に包んで踊っている。
が、時々ここでは若い上玉と出会えることがある。今夜がまさにその日だった。東北部ウドンタニから出てきてまだ2か月というノイ嬢は、
「親戚のお姉さんが働いてたから」
と、一人の女を指さす。お姉さんというより完全なオバサンであった。だがノイを口説くためにはサービスも必要だろうとオバサンも侍らせてみたら、あろうことか遠近両用メガネをかけて席に着いたのだった……。
が、これも何かの縁であろう。俺は両サイドのノイとオバサンの肩を抱いて殿様気分。するとウエイトレスが、「いっぱい買ってきちゃった!」とスルメの山を見せてくる。各テーブルへのサービスだ。オバサンが香ばしく焼いたスルメをほぐし、ノイはマヨネーズにたっぷり唐辛子を振りかける。
「これもおいしいよ」
焼いたつみれに甘辛ソースをかけたものも回ってくる。そう、この懐かしい感じのアットホームさが、通称「TQ」の良さなのだ。客とスタッフとがともに楽しく過ごせるこの空気感が好きだった。
とはいえ欲望を晴らすのも忘れてはいない。ノイと唇を重ね、オバサンとも舌を絡める。メガネがかちゃかちゃと顔に当たる。右とキッス、左とキッス。3人で顔を合わせて、ぺろぺろぺろ。これぞ男の夢の一つであろう。しかも女2人は親戚というから興奮はいや増す。
今夜は3Pとしゃれこもうか。それとも、もう少しパタヤを探検しようか……まだまだ夜は長い。
パタヤはいつまでもおじさんの夢を叶えてくれる街なのである
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