【タイの屋台飯と現実と俺が思うことと】第28回 主食にもデザートにもなる不思議な料理「ローティー」
パンのようなタイプのプレーンなローティー。

「ローティー」あるいはロティ、ロッティーと呼ばれる、インドなどが発祥とされる料理が東南アジアならどこでも食べられ、タイにも多くある。
ローティーは不思議な料理で、主食にもデザートにもなるし、中に総菜を入れておやつ的に食することも可能だ。こういった料理がほかにあるだろうか。

ぱっと思いつくところではパンがローティーと同じようなバリエーションがある。それもそのはずで、ローティーは無発酵のパンの一種で、インド料理店で食べられるナンやチャパティの仲間であると言える。
今回はそんなローティーについて紹介したい。

タイの屋台はデザート系が多い

タイにおいて「ローティー」はイスラム料理のひとつとされる。そのため、ローティーの店はだいたいイスラム教徒が経営しているが、実際的にはインド辺りから来たみたいで、必ずしもムスリムのものというわけではない。普通に中華系のタイ人が経営する店もあるし、インド系の人が売っているところもよく見かける。

ローティーを作るムスリム男性。

ローティーを作るムスリム男性。

ローティーの作り方は至って簡単で、小麦粉に水と塩と卵、それからマーガリンを混ぜて捏ねることから始まる。バターを使うこともあるのかもしれないが、屋台の場合採算が合わないためにマーガリンを使っているところが大半だと見る。

注文待ちのローティーの生地。

注文待ちのローティーの生地。

生地ができたらピンポン球くらいに分けておき、注文が入ったらピザの生地を広げるように、生地を回しながらテーブルなどに広げていく。薄く広げたら具材を包んだり、なにも入れずに四角に折りたたんで鉄板で焼く。焼くというよりは油とマーガリンを大量に投入して揚げるようなものだが。

生地を薄く広げていく。テーブルにほこりがないかいつも気になる。

生地を薄く広げていく。テーブルにほこりがないかいつも気になる。

街中の屋台ではこんな風に焼くというか揚げていく。

街中の屋台ではこんな風に焼くというか揚げていく。

バンコクなどの都市部で見かけるローティーはだいたいがおやつ的なもので、バナナを包んだり、上からコンデンスミルクやチョコレート、砂糖をかける。卵をトッピングすることも可能だ。

店によっては四角く切り分けて紙皿に載せてくれる場合もあるし、紙に包んで丸めてくれるところもある。いずれにしても、手がべたべたになるので食べにくいが、ときどき無性に食べたくなる料理である。

総菜的ローティーもおすすめ

ローティーはデザートだけでなく、主食としても食べられる。要するに、インド料理でのナンのようなもので、南部では「マッサマン」などのカレー料理につけながら食べるものもある。

プレーンのローティーはカレーと一緒に。

プレーンのローティーはカレーと一緒に。

プレーンタイプのローティー。カレーと一緒に食べる。

プレーンタイプのローティー。カレーと一緒に食べる。

その場合には2種類あり、カリカリになっているものや、ナンやチャパティーのように弾力がある厚めのものもある。後者はあまりバンコクでは見ないような気がする。

パンのようなタイプのプレーンなローティー。

パンのようなタイプのプレーンなローティー。

さらに「ローティー・マタバ」となるとまた違うタイプの料理になる。先のバナナを包んだデザートタイプも厳密にはローティー・マタバになるのだが、おかずを包んで焼いたものがタイではローティー・マタバになる。

ローティー・マタバ。カレーパンそのものの味わい。

ローティー・マタバ。カレーパンそのものの味わい。

マタバはイスラム料理の「ムルタバ」のことで、アラビア語で折りたたむという言葉が「ムタッバク」というらしく、それが語源だろう。ムルタバは地域によっては「マルタバ」と呼ばれ、タイはこれが訛ってマタバになっているのではないだろうか。

タイのローティー・マタバは主にカレー粉で味つけされた炒めものが包まれていると個人的に感じる。ジャガイモのカレー炒めなどで、店によってはローティーの生地にカレー粉が練り込まれていることもある。カレー粉のジャガイモ炒めなんかは日本のカレーパンのような総菜的な味わいがして、妙に親しみを感じるだろう。

トルティーヤ風になったローティー。

トルティーヤ風になったローティー。

最近ではこういった総菜系のローティーやローティー・マタバがさらに進化して、春巻きのように包んだものも登場している。メキシカンの「トルティーヤ」風とでも言おうか。

アユタヤのローティーは他ではあまり見ないもの

デザート系のローティーに話を戻すと、アユタヤには名物的なローティーが存在する。「ローティー・サーイマイ」だ。
全土的に有名でありながら、バンコクやほかの地方都市の物産展でもそうそう見かけない伝統菓子だ。タイ人はアユタヤに来ると必ず買って帰るほど有名。仏像の頭が木の幹に入っている寺院「ワット・マハータート」の前の道をチャオプラヤ河に向かって行き、突き当たりの辺り(ウートーン通り)がこのローティー・サーイマイの有名店がひしめき合うエリアだ。

ラノーン県(タイ南部)にあった、ローティー専門店。

ラノーン県(タイ南部)にあった、ローティー専門店。

ローティー・サーイマイはローティーの生地で、髪の毛のように細く作った砂糖菓子をくるんで食べる。砂糖菓子は綿あめが細く固くなったようなもので、ローティーの生地はやや半生な感じ。その食感のコントラストがいい。物産展など他県であまり見かけないのはおそらく砂糖菓子の製造の問題と、半生な生地が長期間保たないからと考える。

ローティー・サーイマイは諸説を総合するとインド人が持ち込んだというような話がある。一方で、タイ人は相変わらずローティーはイスラム料理だと言う。実際アユタヤは今もムスリムが多い地域でもある。

チェンマイで見かけたローティーやタイにはイスラム教のマーク。

チェンマイで見かけたローティーやタイにはイスラム教のマーク。

もうかれこれ19年前の話になるが、日本でオレがバイトしていたタイ料理店のコックがアユタヤ出身で、彼の実家に行った帰りのことだ。車で送ってもらったのだが、途中でガソリンスタンドに寄った。そのとき、オレはトイレに行ったのだが、トイレ前にあった倉庫の裏にムスリムと見られる若者たちがたむろしているのを見かけた。

トイレで用を足している間に外がザワザワし始め、出てみると、若者たちが倉庫の陰からスタンド中央を伺っている。見ると、コックの車の横に警察官が来て給油していた。ムスリムの若者たちの手にはM16などのマシンガンがあり、警察官を警戒している。麻薬の取引だったのかなんなのかわからない。ただ、オレはタイが外国であることをそのときに改めて痛感した。

ローティーを見るとオレの中ではマシンガンが結びついてしまい、食べるたびに変な気持ちになる。それでもたまに食べたくなるのだから、不思議なものである。

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この記事の作者

高田胤臣
高田胤臣
1977年東京都出身。98年に初訪タイ後、2002年から在住のライター。移住当初は死体へのタッチに執念を燃やしていたが、現在は心霊ライターになるべく、恐怖スポット探しに躍起。タイ語会話と読み書きも一応可。
ウェブサイト:http://nature-neneam.boo.jp/
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