【嵐よういち・海外裏ロード】インドネシア、ヌサ・トゥンガラ諸島旅行記 後編
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フローレス島の人は優しい

フローレス島は観光客が少なく、交通の便も悪く、観光名所も世界中の人を魅了するものがあるわけではない。俺がこの島にいて一番心に強く残っているのは“人が優しい”ということだ。これは観光客が少ない場所に共通している。世界でウザい奴が多いと言われるインドやモロッコも、観光客がほとんど来なかった時代はボッてきたり、騙してきたり、ウザいことする奴はわずかで、人が信じられないほど優しかったようだ。この島も観光客馴れしていないので騙そうとか、ボルという概念が一般の人には浸透していないのだ。モーガンのように英語を多少なりとも話せ、観光客ズレしてしまったら、うまく騙して少しでも多くの金を巻き上げようと考えるのは、ある程度自然の流れでもある。

ダウンロード (3)

ララントゥカという街はポルトガルの影響を受けたカトリックと共に栄えた港街である。

そこにレンタバ島から船でやって来たのだが、バイクタクシーでホテルにチェックインし、飲み物でも買おうかと外に出てみた。だがとんでもない酷暑で、さらに地理的にどこがどうなっているかも分からない。地図などもちろんない。俺はただ、飲み物を買って部屋に戻りたいだけだった。ホテルを出て右に出たが何もない道がただ続いているだけである。あまりの暑さにどうしようかなと考え、とりあえず反対方向に行こうとすると2人組のオジさんが声をかけてくる。観光客が多い場所だったら客引きや、詐欺師やチップ目的に違いないが、この島ではそれはない。

「どうした? 探しているものはあれだろ」と、つたない英語で話しかけてきて、指で少し奥まった所にある建物を指す。

お礼を言って建物内に入ると、そこはクーラーもないクソ暑いネットカフェである。どうやら外国人がキョロキョロと何か探しているということはネットカフェに違いないと、教えてくれたようである。俺がそこを出ると、またオジさんが寄ってきた。

「あれ? ネットカフェじゃないのか? 」

「違うよ、飲み物を買いたいだけなんだ」

「あ、そうか。ごめん。旅行者によく聞かれるからてっきりそこだと思った。飲み物は反対の道に進めばたくさん売っているよ」

それにしてもわざわざ、困っている人に声をかけてくるなんて親切な人だ。

そこから1分の場所に粗末な雑貨屋を見つける。50歳くらいの痩せた体のオジさんも親切である。

「君は日本人か、それともシンガポール人?」

「日本人だよ」

するとオジさんは嬉しそうな顔になっていろいろ日本の質問をしてくる。そして「日本人で、養殖とかやっている人がこの街に住んでいるよ」などと言い始め、俺が興味を示したものだから、そこから10分間、街の説明などが始まったが、暑くてほとんど何も聞いていなかった。

翌朝、俺は6時半にホテルを出る。この日はマウメレに戻る日なのだが、ホテルの人は言葉が通じないばかりか、バスターミナルの場所を聞いても全く分からない状況であった。俺はホテル前からバイクタクシーを捕まえようとしていたが、全く見つからない。そうすること10分が経ち、かなり焦ってきた。どうしよう……すると、地元の男性が話しかけてきた。

「どうした?」

言葉が通じないがジェスチャーを交え、バスターミナルの場所を聞くと、どうやら歩いても簡単に行けるらしい。方向を聞いて歩き始める。歩くこと3分、本当に歩いていけるのかと心配していると前方からバイクタクシーがやってきた。ボラれても使おうと思っていた。

「バスターミナルまでお願い」

すると、運転手は笑いながら言う。

「すぐそこだから、歩いて行きなよ」

そして大声で何か叫ぶとバス会社の人を呼んで、その人がやってきて荷物をバスまで運んでくれた。

まだ20代と思われる男はバス会社を経営しているようで、バリの大学を出ているらしくて英語も堪能であった。その男は優しくフレンドリーで、バスの運転手に俺がマウメレで泊まるホテルを教え、そこの前まで連れて行ってくれるように頼んでいる。バスは1時間半遅れで出発。つまり、7時発だったのに8時半になってしまった。バスの中は常時8人ぐらい乗っており、ジャワ島からビジネスで来ている小太りの男が英語を話せたのでその人に通訳を頼んでいた。

それにしてもみな優しかったが、上半身裸でガラの悪い、肌の色が黒いスタッフがムカついて仕方なかった。こいつだけは無愛想で気分を悪くさせる。そして到着15分前に他の客を降ろし、窓の外からこんなことを俺に言ってくる。言葉が通じないのでかなりジェスチャーを交えながら、

「今、金を払え」

「は? 乗車時に渡すんだろ?」

「違うよ、今10万ルピア(約770円)払えよ」

「何を言っているんだ?! 君のボスが5万って、ちゃんと俺に言っていたよ。ボスのところに電話しろよ」

「ダメだ。ちゃんと10万払え」

この野郎‼ こっちが大人しくしていると思えば付け上がりやがって。さらにこいつは怖い顔で睨みつけてくる。このような場合、どうすればいいのか。このようなバカの言っていることを分からないフリして無視しよう。降りる時に運転手に5万ルピア払えばいいだけだ。

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俺が無視すると今度は小太りのジャワの男の所に行く。そして何かモメだした。きっとこの人からもボルつもりなのだろう。俺は2人の間に入り、ジャワの人に言う。

「この男、10万払えって言っているんですよ。5万ですよね? 」

ジャワの人は顔を紅潮させながら男に文句を言う。そして俺に向かって、

「10万なんて払う必要ないですよ。5万でOKです」

男は引き下がった。

バスはマウメレの街中に入り、ジャワの男が先に降りた。どうやら俺が最後に降ろされそうだ。ホテルの前に到着し、荷物を降ろし、ドライバーの所に行って5万ルピアを渡す。リュックを背負って歩こうとすると例の男が俺の耳元で囁いた。

「あと1万ルピアくれ」

俺はその雑音を無視してホテルに入った。

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嵐 よういち
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旅行作家、旅行ジャーナリストをやっています。
代表作は、海外ブラックロード・シリーズ。
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